伊藤 明子(いとう あきこ、1962年昭和37年〉2月28日[1] - )は、日本建設国土交通技官国土交通省住宅局長を経て、消費者庁長官を務めた。

伊藤明子
いとう あきこ
生年月日 (1962-02-28) 1962年2月28日(62歳)
出生地 島根県
出身校 和歌山県立桐蔭高等学校
京都大学工学部建築学科
前職 消費者庁長官
現職 伊藤忠商事取締役・キヤノン取締役

在任期間 2019年7月9日 - 2022年7月1日

在任期間 2017年7月7日 - 2018年7月27日
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経歴

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島根県出身[2]和歌山県立桐蔭高等学校(第32期)を経て[3][4]京都大学工学部建築学科を卒業[5]。国家公務員採用上級甲種試験(建築)に合格し、1984年建設省に入省[1]

国土交通省初の女性の局長として住宅局長を務めた。その後和泉洋人内閣総理大臣補佐官から引っ張られ[6]稲山博司内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官に総括官補として仕え、稲山の退官に合わせ三代連続の女性での消費者庁長官に着任。

消費者庁長官在任中の2020年5月、同居する父が新型コロナウイルスに感染したため、2週間に渡り中央省庁トップとして初めて在宅勤務を行った[7][8]。 2022年公益財団法人住宅リフォーム·紛争処理支援センター顧問。2023年まち·ひと·しごと研究所代表取締役、伊藤忠商事取締役。2024年キヤノン取締役就任[9] (同社初の女性取締役) 。

年譜

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基本的な出典[1]

脚注

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  1. ^ a b c "伊藤明子 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)の略歴書(令和元年7月2日現在)" (PDF). 2020年9月15日閲覧
  2. ^ 消費者庁/長官に伊藤明子氏就任/前任の岡村長官は退職 日本ネット経済新聞 EC
  3. ^ 毎日フォーラム・霞が関ふるさと記島根県 毎日新聞2016年8月10日 09時51分
  4. ^ "本校のキャリア教育・キャリア教育講演会を行いました。(H28年11月19日)". 和歌山県立桐蔭高等学校. 2020年9月15日閲覧
  5. ^ 5年目を迎えた「まち・ひと・しごと創生」『地方創生』の現在の到達点と第2期テーマ別検討 〜2019年度の施策と予算〜 JPI(日本計画研究所)
  6. ^ 「【コラム】国交省人事、サプライズは技監と住宅局長?!(2018-7-30)」未来計画新聞
  7. ^ 消費者庁の伊藤長官が在宅勤務に 親族が新型コロナ感染:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年5月17日閲覧。
  8. ^ 伊藤消費者庁長官が復帰 父が新型コロナ感染”. 時事ドットコム. 2020年5月30日閲覧。
  9. ^ キヤノン、初の女性取締役を起用へ 前消費者庁長官の伊藤明子氏”. 毎日新聞. 2023年9月8日閲覧。
  10. ^ "国交省人事異動(第51号)平成28年6月21日付,2ページ目" (PDF). 国土交通省. 2020年12月3日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年7月17日閲覧
  11. ^ ひと:伊藤明子さん=国土交通省初の女性局長に就任した」『デジタル毎日』2017年9月13日。2019年2月20日閲覧。
  12. ^ 国交省幹部人事---事務次官に毛利信二審議官、初の女性局長登用も”. Response.jp (2017年7月5日). 2019年2月20日閲覧。
  13. ^ "国交省人事異動(第63号)平成29年7月7日付" (PDF). 国土交通省. 2020年12月3日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年7月16日閲覧
  14. ^ 内閣官房内閣審議官に中川、伊藤両氏」『日本経済新聞 電子版』2018年7月27日。2019年2月20日閲覧。
  15. ^ a b 「<消費者庁>新長官に伊藤明子氏 新次長に高田氏 9日付けで」ニッポン消費者新聞
  16. ^ "国交省人事異動(第76号)平成30年7月27日付" (PDF). 国土交通省. 2022年6月4日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年3月10日閲覧
官職
先代
岡村和美
  消費者庁長官
2019年 - 2022年
次代
新井ゆたか
先代
由木文彦
  国土交通省住宅局
2017年 - 2018年
次代
石田優