伊爾根覚羅氏
家族
伊爾根覚羅氏(イルゲンギョロし[1][2][3]、いじこんかくらし[4]、満洲語:ᡳᡵᡤᡝᠨ
ᡤᡳᠣᡵᠣ
ᡥᠠᠯᠠ、メレンドルフ式転写: irgen gioro hala)は、満洲(現在の中国東北部)に存在した満洲族の豪族で、満洲八大姓の一つ。清朝滅亡後、多くが漢語に音訳した「趙」姓に取り替えた。
著名人
編集- 后妃
- 貴族、大臣と武将
- ガガイ(ᡬᠠᡬᠠᡳ g'ag'ai[5]、噶蓋):満州文字(無圏点文字)の制定者
- フィヤング(ᡶ᠋ᡳᠶᠠᠩᡤᡡ fiyanggū、費揚古):内大臣、金と清の建国元勲
- アルタシ(artasi、阿爾塔什):ヌルハチの族姉の夫、額駙
- アサン(asan、阿山):アルタシの実子、世襲三等男爵
- アダハイ(adahai、阿達海):アルタシの実子、ホンタイジ十六大臣の一つ
- アルジン(arjin、阿爾津):崇徳と順治年間の武将、寧南靖寇大将軍、世襲三等子爵
- イサンガ(isangga、伊桑阿):順治年間の内閣大学士
- フラタ(fulata、傅拉塔):康熙年間の両江総督
- フセンゲ(ᡶ᠋ᡠᠰᡝᠩᡤᡝ fusengge、福僧格):怡親王胤祥の婿、和碩額駙
- アルタイ(ᠠᠯᡨ᠋ᠠᡳ altai、阿爾泰):乾隆年間の内閣大学士
- カルギシャン(kargišan、喀爾吉善):乾隆年間の閩浙総督、『八旗通志』の編集者の一つ
- 隆文:道光年間の兵部尚書、軍機大臣
- 耆齢:清末内閣学士
- 金順(ギンシュウェン、ginšuwen):光緒年間の武将、イリ将軍
- 連順(リャンシュウェン、liyanšuwen):光緒年間の武将、金順の弟、金州副都統、ウリヤスタイ将軍
その他
脚注
編集- ^ “史峯, Issue 9”. 筑波大学東洋史談話会 (2003年). 2019年3月31日閲覧。
- ^ 鈴木 真 (2006年). “葉赫那拉氏家族史研究”. 書評. 2019年3月31日閲覧。
- ^ 鈴木 真 (2005年). “康熙末~雍正初年の長産塩課未納問題”. 一橋大學. 2019年3月31日閲覧。
- ^ ““双覚羅”——全世界人類環境対話展”. 人民日報 (2014年). 2019年3月31日閲覧。
- ^ 『清朝開国説話再考』松村潤