任天堂情報開発本部
任天堂の事業部
任天堂情報開発本部(にんてんどうじょうほうかいはつほんぶ、英: Nintendo Entertainment Analysis & Development、EAD)は、かつて任天堂に存在したゲームソフト開発部門の1つである。
Nintendo Entertainment Analysis & Development | |
略称 | EAD |
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合併先 | 任天堂企画制作本部 |
設立 | 1983年9月30日 |
解散 | 2015年9月16日 |
種類 | 任天堂の開発部門 |
目的 | 家庭用ゲーム機器向けソフトウェアの開発 |
所在地 | 京都府京都市南区東九条南松田町2-1 |
座標 | 北緯34度58分11.0秒 東経135度45分22.3秒 / 北緯34.969722度 東経135.756194度座標: 北緯34度58分11.0秒 東経135度45分22.3秒 / 北緯34.969722度 東経135.756194度 |
本部長 | 宮本茂 |
重要人物 | 統括 手塚卓志 |
職員数 | 500人以上 |
ウェブサイト |
www |
概要
編集宮本茂が本部長を務め、『スーパーマリオシリーズ』や『ゼルダの伝説シリーズ』など、任天堂の主要タイトルが、ここで製作されていた。もともとは宮本や手塚卓志らが所属していたデザイナー集団「クリエイティブ課」を前身としている[1][2]。スーパーマリオシリーズは現在では世界規模の売り上げになっている。
情報開発本部は大きく分けて制作部、東京制作部、情報開発管理部、技術制作部から構成されており、ゲームソフトは制作部の5つのグループと東京制作部の2つのグループによって作られていた[3][4]。
2015年9月16日、もう1つのゲームソフト開発部門である企画開発本部と統合されて、新たに企画制作本部が設立された[5][6]。
制作部組織構成
編集包括的な開発グループ
編集宮本茂らを筆頭としたグループを横断した開発が行われることもある。そうでないグループごとの開発であっても宮本らの関与はある。
制作部第1グループ
編集主な担当作品 : マリオカートシリーズ、nintendogsシリーズ
- 紺野秀樹(第1グループマネージャー)
制作部第2グループ
編集主な担当作品 : どうぶつの森シリーズ、Touch! Generationsの「Wii○○」シリーズ
- 野上恒(第2グループマネージャー)
- 和田誠
制作部第3グループ
編集主な担当作品 : ゼルダの伝説シリーズ
制作部第4グループ
編集主な担当作品:ピクミンシリーズ、New スーパーマリオブラザーズシリーズ、古いタイトルのリメイクや移植など
制作部第5グループ
編集主な担当作品:Wii Fitシリーズなど
東京制作部第1グループ
編集主な担当作品:ゼルダの伝説シリーズのリメイクなど
- 清水隆雄(第1グループマネージャー)
東京制作部第2グループ
編集主な担当作品:3Dマリオシリーズなど
- 小泉歓晃(第2グループマネージャー)
- 林田宏一
制作部サウンドグループ
編集その他の関連人物
編集現在の所属者
編集出身者
編集脚注
編集- ^ 社長が訊く『New スーパーマリオブラザーズ Wii』
- ^ 社長が訊く「スーパーマリオ25周年」
- ^ “Nintendo Revolution FAQ”. N-Sider. 2012年3月17日閲覧。
- ^ “EAD Division - Personnel”. Kyoto Report. 2015年9月18日閲覧。
- ^ “情報開発本部や統合開発本部は廃止 若返る任天堂の新体制が明らかに”. インサイド (2015年9月15日). 2015年9月18日閲覧。
- ^ “情報開発本部と企画開発本部の統合や配置転換など、若返りを図る任天堂の組織再編”. t011.org (2015年9月15日). 2015年9月18日閲覧。
- ^ 「人事、任天堂」 日本経済新聞(2015年9月15日)
- ^ 「招きネコが人招くインタビュー」『Nintendo DREAM』2014年2月号、徳間書店、2013年12月21日、p.26。