パペッティア (職業)
パペットという操作できる様々な形状の人形を生きているように操作する人間
(人形遣いから転送)
パペッティア(英語:puppeteer)は、パペットという操作できる動物など様々な形状の人形を生きているように操作する人間のことである。操り人形師、人形使い、puppet operator ということもある。
パペットは、ひもで操作できるマリオネットや腹話術人形など操作可能な人形の総称である。パペッティアがひも、棒、ワイヤー、電子機器を使用して、間接的に人形を操作するか、自分の手を直接操り人形に入れて操作する。人形によっては複数人で操作する。
著名なパペッティア
編集- 日本
- 平安時代に人形を使った芸を行う集団傀儡子(くぐつし、くぐつ、かいらいし、くぐつまわし)が誕生した。16世紀にえびす神社の総本社西宮神社を本拠地とする夷舁き(えびすかき[1])、夷舞(えびすまわし)がえびす神の普及として宮廷などで人形劇を行った。夷舁きが三味線などを取り入れ披露するようになり、これが人形浄瑠璃文楽の源流になったとされる[2][3]。
- 外国
- ドン・オーステン - 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』、『ラビリンス/魔王の迷宮』に関わる。
- エドガー・バーゲン - アメリカの腹話術師
- ケビン・クラッシュ - 『セサミストリート』のエルモ役などがある。2011年には彼を追ったドキュメンタリー映画『セサミ・ストリートへ愛を込めて ~エルモに命を吹き込んだ人形師』が製作された。2013年からは Ryan Dillon にエルモ役を譲った。
- ポール・フスコ (人形師) - テレビドラマ『アルフ』の声と動きを担当した。
- ジム・ヘンソン - アメリカテレビ史の重鎮人形師。『セサミストリート』などに登場するカエルのカーミットなどを担当した。
- リチャード・ハント (人形使い)
- マックス・ジャコブ
- エリック・ジェイコブソン - 『セサミストリート』(バート、グローバー、オスカー、クッキーモンスター他)『マペット』(ミス・ピギー、フォジー、アニマル、サム、他)
- イギリス
- ジェリー・アンダーソン - スーパーマリオネーションという人間側の声に合わせて人形の口と表情が動くような電子制御技術を確立させた。『サンダーバード』、『宇宙船XL-5』などの製作に関わる。
- John Michael Blundall - 日本の文楽やロシアの人形劇から人形制作と操作技法を学び、数多くの人形劇団体の会長職を務めた。『サンダーバード』のパーカーが有名[4]。
- アジア
関連団体
編集- UNIMA(Union Internationale de la Marionnette ) - 人形劇関係者の国際団体。国際人形劇連盟。
- International Ventriloquist Society - 国際腹話術師協会
- JVA(日本腹話術師協会)
- 日本パペットセラピー学会
出典
編集- ^ かきは部曲 (かきべ)の意で、えびす神に仕える雑用神人であることの意である。
- ^ 文楽 文化デジタルライブラリー
- ^ 西宮神社史話
- ^ John Michael Blundall 出版:UNIMA
- ^ 伝統人形劇ポテヒの人形遣い・陳錫煌さん、台湾文化界の最高栄誉「行政院文化賞」を受賞 台湾行政院文化部 更新日:2020-08-21
- ^ 木偶大師黃奕缺回憶錄 isbn9787104046165
- ^ 《巡猴》雕塑致敬木偶大師黃奕缺!許潤明講述師徒少為人知的往事 出版:毎日頭條 更新日:2019-08-23