東向島駅
東向島駅(ひがしむこうじまえき)は、東京都墨田区東向島四丁目にある東武鉄道伊勢崎線の駅である。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号はTS 05。
東向島駅* | |
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![]() 出入口(2024年4月) | |
ひがしむこうじま Higashi-mukojima (旧 玉ノ井 [東武博物館 下車駅]) | |
◄TS 04 曳舟 (0.8 km) (1.0 km) 鐘ヶ淵 TS 06► | |
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所在地 | 東京都墨田区東向島4-29-7 |
駅番号 | TS05 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■伊勢崎線(東武スカイツリーライン) |
キロ程 | 3.2 km(浅草起点) |
電報略号 | ヒム |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東武 1]18,155人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1902年(明治35年)4月1日[1] |
東向島駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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開設当初は白鬚駅(しらひげえき)、そして1924年(大正13年)に営業を再開した際には玉ノ井駅(たまのいえき)の名称であったが、1987年(昭和62年)に現行の駅名に改称された。改称後も駅名標には「旧玉ノ井」と表示されている[注釈 1]。
年表
編集- 1902年(明治35年)4月1日:吾妻橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅) - 北千住駅間開業と同時にに白鬚駅として開業[1][2]。
- 1905年(明治38年)7月15日:亀戸線の開業に伴い休止[3][2][4]。
- 1908年(明治41年)4月4日:廃止[5][2]。
- 1924年(大正13年)10月1日 - 玉ノ井駅として営業再開[6][2]。
- 1945年(昭和20年)3月10日 - 東京大空襲で被災したため、営業休止[2]。
- 1949年(昭和24年)10月1日 - 営業再開[2]。
- 1967年(昭和42年)2月21日 - 高架化[7][8]。
- 1987年(昭和62年)12月21日 - 東向島駅に改称。
- 1989年(平成元年)5月20日 - 高架下に東武博物館が開館。
- 2012年(平成24年)
なお、1928年(昭和3年)から1936年(昭和11年)にかけては京成電気軌道の白鬚線が接続していた(京成玉ノ井駅)。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。ホーム有効長は10両編成に対応するが、東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通列車は通過する。
バリアフリー対応施設として、2007年春に各ホームと1階改札内コンコースを連絡するエレベーターが整備された。浅草方面ホームのエレベーターは踊り場部分(中2階)での乗り換えとなっている。
トイレは改札内にあり、男性用と女性用は中2階に、エレベーターと同時に設置された多機能トイレは1階にある。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 東武スカイツリーライン | 下り | 北千住・新越谷・東武動物公園・ 伊勢崎線 久喜・ 日光線 南栗橋方面 |
2 | 上り | 曳舟・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
利用状況
編集2023年度の一日平均乗降人員は18,155人である[東武 1]。
近年の一日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
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1992年(平成 | 4年)7,671 | ||
1993年(平成 | 5年)7,781 | ||
1994年(平成 | 6年)7,948 | ||
1995年(平成 | 7年)8,109 | ||
1996年(平成 | 8年)7,942 | ||
1997年(平成 | 9年)7,926 | ||
1998年(平成10年) | 15,607 | 7,803 | |
1999年(平成11年) | 14,934 | 7,459 | |
2000年(平成12年) | 14,977 | 7,521 | |
2001年(平成13年) | 14,583 | 7,414 | |
2002年(平成14年) | 14,515 | 7,408 | |
2003年(平成15年) | 14,830 | 7,525 | |
2004年(平成16年) | 14,739 | 7,436 | |
2005年(平成17年) | 14,832 | 7,474 | |
2006年(平成18年) | 15,413 | 7,784 | |
2007年(平成19年) | 16,867 | 8,533 | |
2008年(平成20年) | 17,035 | 8,562 | |
2009年(平成21年) | 16,913 | 8,501 | |
2010年(平成22年) | 16,795 | 8,408 | |
2011年(平成23年) | 16,226 | 8,180 | |
2012年(平成24年) | 17,304 | 8,603 | |
2013年(平成25年) | 17,730 | ||
2014年(平成26年) | 17,726 | ||
2015年(平成27年) | 18,090 | ||
2016年(平成28年) | 18,797 | ||
2017年(平成29年) | 19,107 | ||
2018年(平成30年) | 19,558 | [東武 3] | |
2019年(令和元年) | 20,442 | [東武 4] | |
2020年(令和 | 2年)15,171 | [東武 5] | |
2021年(令和 | 3年)15,608 | 7,791 | [東武 6] |
2022年(令和 | 4年)16,860 | 8,403 | [東武 7] |
2023年(令和 | 5年)18,155 | 9,031 | [東武 1] |
京成電気軌道 京成玉ノ井駅
編集京成玉ノ井 | |
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けいせいたまのい | |
◄長浦 白鬚► | |
所在地 | 東京府東京市向島区(現・東京都墨田区)寺島町 |
所属事業者 | 京成電気軌道 |
所属路線 | 白鬚線 |
キロ程 | (向島起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)4月7日 |
廃止年月日 | 1936年(昭和11年)2月28日 |
京成玉ノ井駅(けいせいたまのいえき)は、かつてあった京成電気軌道(現、京成電鉄)白鬚線の駅である。
東武鉄道の玉ノ井駅の北側、交差部の東に位置し、立体交差で地平の東武線を跨いでいた。
歴史
編集廃止翌年に発表された永井荷風の小説『濹東綺譚』では、当駅の廃止直後の様子が描かれており、雑草に覆われた停車場跡の盛土が残され「城址のような趣」と評している。
駅周辺
編集バス路線
編集最寄りバス停留所は、水戸街道上の「向島消防署前」であり、以下の路線が都営バスにより運行されている。
また、明治通り上の都営バス「東向島広小路」停留所も利用できるが、若干距離がある。
その他
編集隣の駅
編集かつて存在した路線
編集関連項目
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 「運輸開始」『官報』第5622号、1902年4月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d e f 。当初は現在よりやや東側の旧線上にあった東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、204頁。全国書誌番号:64010839。
- ^ 「停車場閉鎖」第6603号、『官報』1905年7月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、50頁。全国書誌番号:64010839。
- ^ 第7437号、「停車場廃止」『官報』1908年4月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道駅設置」第3640号、『官報』1924年10月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「伊勢崎線曳舟-鐘ヶ淵間を高架運転」『交通新聞』交通協力会、1967年2月21日、1面。
- ^ 「2月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第17巻第4号、電気車研究会、1967年4月1日、82頁。
- ^ 『伊勢崎線 浅草・押上 ⇔ 東武動物公園間に路線愛称名を導入 「東武スカイツリーライン」誕生 ! 〜 あわせて駅ナンバリングを導入し、よりわかりやすくご案内します 〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2012年2月9日。オリジナルの2012年8月6日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 東京都統計年鑑
- ^ 関東交通広告協議会レポート
- ^ 1月27日軌道運輸営業廃止許可 「軌道運輸営業廃止実施」『官報』第2824号、1936年6月3日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 石本祐吉『京成の駅今昔・昭和の面影 : 100年の歴史を支えた全駅を紹介』JTBパブリッシング、2014年。。
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、1頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年7月30日閲覧。
- ^ “駅情報(乗降人員)|東武鉄道公式サイト”. 東武鉄道. 2019年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月13日閲覧。
- ^ 「駅一覧」『東武会社要覧2020』(PDF)(レポート)東武鉄道、66頁。オリジナルの2021年1月21日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 「駅一覧」『東武会社要覧2021』(PDF)(レポート)東武鉄道、66頁。オリジナルの2022年4月19日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、1頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、1頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
外部リンク
編集- 東向島駅(駅情報) - 東武鉄道