井口良香
日本の実業家
井口 良香(いぐち よしか、1887年(明治20年)7月1日[1] - 没年不明)は、日本の実業家。蛟河商工公会理事[1]。満州国協和会蛟河県(旧・額穆県)本部委員[1][2]。
族籍は佐賀県士族[3]。弟は日東製粉元社長の井口良二[3]。衆議院議員で第27代自由民主党総裁かつ第100代内閣総理大臣岸田文雄の母方の大伯父。
経歴
編集佐賀県唐津市大字唐津出身。佐賀県士族・井口兆之助の長男として生まれる[3]。
1906年(明治39年)下関商業学校を卒業後、特産貿易商・岩城商会に入社[4]。その後、唐津・上海・芝罘・青島・大連各支店を歴任[1]。1919年(大正8年)(または1920年(大正9年)とも)、同商会の合資会社への改組とともに代表社員に就任[4]。
1934年(昭和9年)独立創業。糧桟(中国東北部の特産物である大豆や高粱の集荷・保管・販売に携わる業者)として、蛟河県糧桟や岩城糧桟を創立した[4]。また蛟河日本人会副会長も務めた[4]。宗教は禅宗[1]。
家族
編集井口家
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
- ^ “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
- ^ a b c “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
- ^ a b c d “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年5月25日閲覧。
- ^ “<自民総裁選>岸田次期首相と遠縁、唐津神社の戸川家 | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース”. 佐賀新聞 (2023年5月25日). 2023年5月25日閲覧。
参考文献
編集- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年。
- 人事興信所編『人事興信録 6版』人事興信所、1921年。
- 満蒙資料協会『満州紳士録』1943年。