井上真
日本の林学者
井上 真(いのうえ まこと、1960年 - )は、日本の林学者。早稲田大学人間科学学術院教授。専門は、森林社会学、森林政策学、カリマンタン地域研究。
空手道を趣味とし、今は所属道場で師範代を務めている。全日本空手道連盟和道会5段、和道会指導員(2級)、全日本空手道連盟公認4段、日本体育協会公認空手道指導員。
略歴
編集- 1960年 山梨県生まれ
- 1976年3月 敷島中学校卒業
- 1979年3月 山梨県立甲府第一高等学校卒業
- 1983年3月 東京大学農学部林学科卒業
- 1983年4月 農林水産省・林野庁・林業試験場林業経営部研究員
- 1987年4月 インドネシア教育文化省・熱帯降雨林研究センター研究員(JICA長期派遣専門家)
- 1990年1月 農林水産省・林野庁・森林総合研究所林業経営部研究員
- 1990年12月 東京大学農学博士。論文の題は「焼畑システムの変容メカニズム -クニャ-・ダヤク族を例にして- 」[1]。
- 1991年4月 東京大学農学部助手
- 1995年11月 東京大学農学部助教授
- 1996年4月 東京大学大学院農学生命科学研究科助教授
- 2004年8月 東京大学大学院農学生命科学研究科教授
- 2017年4月 早稲田大学人間科学学術院教授
受賞歴
編集著作
編集単著
編集- 『熱帯雨林の生活:ボルネオの焼畑民とともに』築地書館、1991年
- 『焼畑と熱帯林:カリマンタンの伝統的焼畑システムの変容』弘文堂、1995年
- 『コモンズの思想を求めて:カリマンタンの森で考える』岩波書店、2004年
共著
編集ほか
編著/共編著
編集- 『コモンズの社会学:森・川・海の資源共同管理を考える』宮内泰介共編 新曜社、2001年
- People and Forest: Policy and Local Reality in Southeast Asia, the Russian Far East, and Japan. Kluwer Academic Publishers, 2003.
- 『アジアにおける森林の消失と保全』(編)地球環境戦略研究機関監修 中央法規出版、2003年
- 『森林の百科』桜井尚武,鈴木和夫,富田文一郎,中静透共編集 朝倉書店、2003年
- The State of the Environment in Asia 2005/2006. Springer-Verlaq, 2005.
- 『アジア環境白書2006/07』東洋経済新報社、2006年
- 『世界の森林はいま:苦悩と希望の緑(森林環境2006)』鷲谷いづみ共編 朝日新聞社、2006年
- 『躍動するフィールドワーク:研究と実践をつなぐ』(編)世界思想社、2006年
- 『地球環境保全への途:アジアからのメッセージ』寺西俊一,大島堅一共編 有斐閣選書、2006年
- 『コモンズ論の挑戦:新たな資源管理を求めて』(編)新曜社、2008年
- 『フィールドワークからの国際協力』荒木徹也共編 昭和堂、2009年
- 『ローカル・コモンズの可能性:自治と環境の新たな関係』三俣学,菅豊共編著 ミネルヴァ書房、2010年
- 『教養としての森林学』井出雄二,大河内勇,井上真共編著 文永堂出版、2014年
- 『自立と連携の農村再生論』寺西俊一,井上真,山下英俊共編著 東京大学出版会、2014年
ほか
脚注
編集- ^ 博士論文書誌データベース