二朮湯
二朮湯(にじゅつとう)は、漢方薬の一つ。水毒による腕や肩の痛み、しびれを和らげる効果があり[1]、主に五十肩に用いられる[2]。白朮と蒼朮の両方を含むことからこの名がある。明の時代に著された『万病回春』を出典とする[1]。
構成生薬
編集副作用
編集甘草が含まれていることから、まれに偽性アルドステロン症が生じることがある。ほかに間質性肺炎と肝障害が報告されている。
脚注
編集参考文献
編集- 『欽定古今圖書集成』博物彙編 第四百六十八巻 s:zh:欽定古今圖書集成/博物彙編/藝術典/第468卷
- 田中耕一郎『生薬と漢方薬の事典』日本文芸社、2020年、230頁。ISBN 978-4-537-21780-3。