丸笹山

徳島県三好市、美馬市および美馬郡つるぎ町に位置する山

丸笹山(まるささやま)は、徳島県三好市美馬市美馬郡つるぎ町の境界に位置するである。標高1,711.9m花の百名山四国百名山指定。

丸笹山
剣山から北に丸笹山を望む
標高 1,711.9 m
所在地 徳島県三好市美馬市美馬郡つるぎ町
位置 北緯33度52分27秒 東経134度05分24秒 / 北緯33.87417度 東経134.09000度 / 33.87417; 134.09000
山系 四国山地 剣山
丸笹山の位置(徳島県内)
丸笹山
丸笹山 (徳島県)
プロジェクト 山
テンプレートを表示

地理

編集

三好郡東祖谷山村と旧美馬郡木屋平村一宇村の境界に位置する。剣山の北方2.5kmの地点に位置する。山容は整った丸みを帯び、特に西島神社から眺望が親しまれている。剣山国定公園に含まれる。

県民の森ブナを中心に、ミズナラダケモミの純林があり、広葉樹が多いので小鳥も多い。春にはウグイスシジュウカラミソサザイオオルリキビタキ、夏にはホトトギスツツドリコマドリアオバトトラツグミアオゲラなどがいる。

頂上付近は名のごとく、一面にササに覆われている。登山道夫婦池からプロムナード道がつけられ、所要時間は約1時間。赤帽子山からの縦走路があり、木屋平村大森池のキャンプ地からは約3時間かかる。

歴史

編集

幕末の「灯下録」に「丸笹が池あり。峰嶺四方よりこみあひて池となる」とあるのは夫婦池のことである。

明治13年の「阿波国地誌略」では丸篠山(まるしのやま)、大正9年の「一宇村誌」は丸笹山としてある。「美馬郡郷土誌」(大正4年刊)でも丸篠山としており、大正期まで丸笹山・丸篠山と併用していた。

剣山国定公園に含まれるが、昭和42年に丸笹山を含む国有林108.90ha、県有林7.43haなどが県民の森に指定された。小鳥の巣箱・樹名の標示などが行われている。

昭和44年には、丸笹山西中腹の夫婦池に建築面積285.34m2、2階建の資料館が建築された。動物約1,400点、植物約300点、鉱物約50点、その他道具類など120点が展示されている。並んで国民宿舎剣山荘がある。また売店・キャンプ地もある。

参考文献

編集