中里 智美(なかざと ともみ、1959年9月10日 - )は、日本裁判官神奈川県出身。東京家庭裁判所所長を経て、福岡高等裁判所長官。

略歴

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担当訴訟

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  • 2008年3月、大阪府高槻市の路上で女性に背後から抱きつき、仰向けに倒れたところを馬乗りになって胸を触るなどし、ひざにけがをさせたとして強制わいせつ致傷の罪で被告起訴された事件(2009年2月判決 大阪地方裁判所裁判長)
    • 犯行が被告によるものという確固たる証拠はないとして、まったく身に覚えがないと一貫して無罪を主張してきた被告に無罪求刑懲役4年)の判決。被害女性について事件当時多量に飲酒していたことなどから観察能力に問題があったとした。女性が人物写真9枚の中から被告を容疑者として選んだ「面割り捜査」をめぐっては、被告の写真だけが全身写真でないなど均質性に問題があり女性が暗示を受けた可能性が否定できないと述べた。また被告人の自宅に犯人が逃げ込んだとする目撃証言についても信用性を否定した。さらに、被告人が事件当日祖母の法事を控えていたことを挙げ、男性を犯人とするには合理的な疑いが残ると結論づけた。

外部リンク

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先代
後藤博
福岡高等裁判所長官
2022年 - 2024年予定
次代
矢尾和子