中津川 (埼玉県)
埼玉県秩父市を流れる河川
中津川(なかつがわ)は、埼玉県秩父市を流れる荒川水系の一級河川。流域にある中津峡は渓谷美に優れた紅葉の名所として知られる[4]。
中津川 | |
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中津峡 | |
水系 | 一級水系 荒川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 28.0[1][3] km |
水源 | 秩父市 |
河口・合流先 | 荒川 |
流域 | 秩父市 |
概要
編集秩父市大滝北部の長野県との県境を成す十文字峠北側に源を発し東に流れる[1]。
三国山方面からの流れを集め、蛇行しながら中津川集落、中双里・塩沢集落を経て字落合地区で荒川に合流する。流域は秩父多摩甲斐国立公園に位置し深いV字谷を刻み込んでいる[1]。流域の地質はチャートや砂岩からなる秩父古生層である[1]。 上流部には中津川林道、下流部に埼玉県道210号中津川三峰口停車場線や国道140号が流域に沿って整備されている。下流部の中津峡には滝沢ダムが建設され、奥秩父もみじ湖が造られた。 神流川との合流点付近には「くぐり穴」という伝承が残されている[1]。
かつて流域では林業が盛んであり、昭和初期までに大井川から鉄砲堰の技術が伝わり、木材の流送が盛んにおこなわれていた[5]。
橋梁
編集支流
編集脚注
編集- ^ a b c d e f 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』621頁。
- ^ a b “荒川水系荒川上流ブロック河川整備計画(県管理区間)”. 埼玉県. p. 15 (2006年2月). 2017年10月22日閲覧。
- ^ 内、県管理区間は14.25 m[2]
- ^ 中津峡(秩父市)
- ^ ““鉄砲堰ってなんだ” その後”. 埼玉県立川の博物館. 2018年10月19日閲覧。
- ^ 【橋りょう】 中津川大橋・新遊仙橋〔秩父市〕 - 埼玉県(2015年3月17日). 2017年10月22日閲覧。
- ^ 【橋りょう】 雷電廿六木橋〔秩父市〕 - 埼玉県(2017年2月2日). 2017年10月22日閲覧。
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日、621頁。ISBN 4040011104。