中村義洋
1970-, 映画監督、脚本家、ナレーター。
中村 義洋(なかむら よしひろ、1970年8月25日[1] - )は、日本の映画監督、脚本家、ナレーター。
なかむら よしひろ 中村 義洋 | |||||
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2015年、第28回東京国際映画祭にて | |||||
生年月日 | 1970年8月25日(54歳) | ||||
出生地 | 日本・茨城県 | ||||
ジャンル |
映画監督 脚本家 ナレーター | ||||
主な作品 | |||||
映画 『アヒルと鴨のコインロッカー』 『チーム・バチスタの栄光』 『ゴールデンスランバー』 『殿、利息でござる!』 『決算!忠臣蔵』 | |||||
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来歴
編集茨城県つくば市出身[2]。茨城県立土浦第一高等学校、成城大学文芸学部芸術学科卒業。映画の仕事に惹かれたキッカケは高校3年のときに観た『マルサの女』である[3]。大学在学中より映画研究部に所属し、8mm映画製作を始める。1993年に『五月雨厨房』が「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」で準グランプリを受賞した。大学卒業後、崔洋一、平山秀幸、伊丹十三らの作品に助監督として参加する。
1999年、自主製作作品『ローカルニュース』で監督デビューする。同年、『ほんとにあった! 呪いのビデオ』に企画立ち上げから関わる。その後シリーズ化された同作においては、その多くで監修、構成、演出を務め、また現在に至るまでナレーションを務めている。その冷静で落ち着いた声色と、「おわかりいただけただろうか」「○○とでも言うのだろうか」などの特徴的な言い回しは視聴者に強い印象を与えており、地上波での心霊特番などにも度々ナレーターとして呼ばれることがある。
2004年、脚本家の鈴木謙一[注 1]と構成作家の細川徹と共に映像コントユニット「小鳩の会」を結成する。
2007年、日本映画製作者協会 (協同組合)による、もっとも将来性のある新人監督に与える「新藤兼人賞・金賞」を受賞する。
2018年、茨城県表彰(新しいいばらきづくり表彰)を受賞[4]。
監督作品
編集映画
編集太字は脚本も担当している。
- ローカルニュース(1999年)[5]
- 日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場「わたしの赤ちゃん」(2004年)
- 絶対恐怖 Booth ブース(2005年)
- @ベイビーメール(2005年)
- あそこの席(2005年)
- ルート225(2006年)
- アヒルと鴨のコインロッカー(2006年)
- チーム・バチスタの栄光(2008年)
- ジャージの二人(2008年)
- フィッシュストーリー(2009年)
- ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年)
- ゴールデンスランバー(2010年)
- ちょんまげぷりん(2010年)
- 映画 怪物くん(2011年)
- ポテチ(2012年)
- みなさん、さようなら(2013年)
- 奇跡のリンゴ(2013年)
- ナゾトキネマ マダム・マーマレードの異常な謎 出題編/解答編(2013年)
- 白ゆき姫殺人事件(2014年)
- 予告犯(2015年)
- 残穢 -住んではいけない部屋-(2016年)
- 殿、利息でござる!(2016年)[6]
- 忍びの国(2017年)[7]
- 決算! 忠臣蔵(2019年)[8]
- リアクション・マスター(短編連作「稽古場」の1編 2021年公開予定)※[9]
- 劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年)- 構成・演出・ナレーション・出演
テレビ
編集- 日本の怖い夜「くも女」(2004年、TBSテレビ)
- イロドリヒムラ「張り込み」(2012年、TBSテレビ)
- 予告犯 -THE PAIN-(2015年、WOWOW)※シリーズ構成・監督
参加作品
編集脚本・脚色
編集- 人間の屑(2000年)
- 世にも奇妙な物語 SMAPの特別編(2001年)※脚本協力
- ラストシーン(2001年)
- 仄暗い水の底から(2002年)
- 恋に唄えば♪(2002年)
- 刑務所の中(2002年)
- クイール(2003年)
演出・構成
編集- ほんとにあった! 呪いのビデオ(1999年 - 2001年, 2023年)※パート1 - 7・Special・パート100
ナレーション
編集- ほんとにあった! 呪いのビデオ(1999年 - )※パート3 - [注 2]・Special1 - 5
- 世界の恐怖映像 2008,2010,2012
- 世界の怖い夜!(2012年 - 不定期)
- 格闘家PRIDEDVDナレーション
- ダークギャザリング (2023年)
出演
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “中村義洋監督&濱田岳が語る伊坂幸太郎の世界 - 「フツーにいる人の感情描写がうまい」”. マイナビニュース. マイナビ (2013年3月10日). 2015年8月8日閲覧。
- ^ 株式会社日宣メディックス. “つくば市出身の映画監督 中村義洋監督インタビュー”. いばナビ. 2020年9月22日閲覧。
- ^ “卒業生100人メッセージ”. seijo100th.info. 2020年9月22日閲覧。
- ^ 茨城県. “平成30年度茨城県表彰”. 茨城県. 2020年9月22日閲覧。
- ^ “公式ホームページ”. 有限会社オムロ 2022年3月12日閲覧。
- ^ “時代劇・初主演の阿部サダヲ×瑛太×妻夫木聡で江戸中期の実話を映画化”. シネマトゥデイ (2015年7月4日). 2015年7月6日閲覧。
- ^ “大野智「忍びの国」主演で本格アクション初挑戦!中村義洋監督と再タッグ”. 映画.com. (2016年5月31日) 2016年5月31日閲覧。
- ^ “堤真一が大石内蔵助、岡村隆史が矢頭長助に 中村義洋監督最新作『決算!忠臣蔵』2019年冬公開”. Real Sound. (2018年12月14日) 2019年4月3日閲覧。
- ^ 中村義洋×足立紳×窪田将治×16人の俳優部! 短編連作集「稽古場」クラウドファンディング始動