グッバイフジヤマ
グッバイフジヤマは、日本のロックバンドである。2019年の活動終了まで、東京を中心に全国のライブハウスで活動していた。本稿では、グッバイフジヤマの後継バンドである「愛しておくれ」についても記述する。
グッバイフジヤマ | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | |
活動期間 | 2011年 - 2019年 |
レーベル |
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公式サイト | goodbyefujiyama |
メンバー |
概要
編集大学卒業後就職したものの「バンドをやりたい」と数ヶ月で退職した中山が、高校の同級生だった中澤と中澤の幼馴染である冬木を誘ってスタジオに入ったことから始まった。[1]
結成当初は「ルンペンフジヤマ」というバンド名で活動していたが、2013年から現在の「グッバイフジヤマ」というバンド名になった。[2] バンドの名付け親はGEEKSTREEKSのカワノヤスユキとイツエの馬場義也である。[2]
その音楽性は、GOING STEADYや銀杏BOYZ、andymoriといった邦楽ロックをルーツにしつつ、小沢健二の渋谷系ポップスの要素も取り入れるなど、ロックとポップスを融合したものとなっている。初期においては「平成の渋谷系」を自称するなど、よりポップス色の強いサウンドであったが、バンド末期においてはむしろパンクロック色を強めていた。 [3] [4]
ほぼ全てのアーティスト写真を、andymoriや神聖かまってちゃんなどの撮影で知られる佐藤哲郎が担当している。
メンバー
編集現メンバー
編集中山卓哉(なかやま たくや、1987年12月15日 - )ボーカル、ギター
- 山梨県出身。
小島”lue”秀和(こじま“るー”ひでかず、1987年6月24日 - )ギター
- 神奈川県川崎市出身。
- 愛称の「ルー」は、ルー大柴並に顔が濃いということで学生時代に付けられたあだ名。
- 実兄も元ギタリストで、奥井雅美・加藤ミリヤ・水樹奈々などのライブサポートを経験したスタジオ・ミュージシャンであった。
- かなりの「天然」である。
中澤健介(なかざわ けんすけ、1987年2月13日 - )ベース
高原星美(たかはら ほしみ、1987年12月5日 - )ドラムス
- 神奈川県横浜市出身。
- 2014年7月までTHE楽団マーキュリーに在籍していた。
- 東京ヤクルトスワローズの大ファン。
- 実家で飼っている黒猫の「ココ」を溺愛している。
元メンバー
編集冬木涼太(ふゆき りょうた)ドラムス
- 中澤の幼馴染であり、小島とは専門学校の同級生。
宮元ナナ(みやもと なな)キーボード
- 愛称は「ちゃんなな」
元サポートメンバー
編集稲荷直史(いなり なおふみ)キーボード
- サポート期間は2014年1月~2014年12月。[6]
- リコチェットマイガールのボーカル&キーボードとして活動中。
略歴
編集- 2010年
- 年末、中山・中澤・冬木の3名でスタジオに入る。
- 2011年
- 2012年
- 8月、グッバイフジヤマに改名する。
- 2013年
- 11月、冬木及び宮元が脱退する。後にメンバーになる高原がDrumsでサポートにつく。
- 2014年
- 12月、高原が正式加入。
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 1月28日、BAYCAMP201701に出演。
- 3月4日、見放題東京2017に出演。関西以外のバンドがトリを飾るという、見放題歴史上初となる大役を任された。[7]
- 4月1日、下北沢GARDENで開催された1stアルバム「この胸いっぱいの愛を」リリースツアー“ALL WE NEED IS LOVE”において、テイチクエンタテインメント内レーベルであるインペリアルレコードよりメジャーデビューすることを発表。[8]
- 2019年
作品
編集インディーズ
編集会場限定盤
編集※1st・2nd・3rd Demoはルンペンフジヤマ名義
リリース | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | その他 | |
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1st Demo | 2011年 | サブカル大先生 | 全2曲
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— | 200枚限定/廃盤 |
2nd Demo | 2011年12月2日 | 大日本奴隷帝國 | 全3曲
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— | 100枚限定/廃盤 |
3rd Demo | 2012年5月5日 | SUBCULTURE-SHOCK!! | 全4曲
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— | 500枚限定/廃盤 |
4th Demo | 2013年7月15日 | はっぴいえんど | 全1曲
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— | 廃盤 |
1st 会場限定 single |
2016年2月6日 | BOYS IN THE BAND | 全4曲
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LADR-003 | 廃盤 |
2nd 会場限定 single |
2016年6月22日 | Summer of Lovers | 全4曲
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LADR-006 | |
3rd 会場限定 single |
2016年6月23日 | ですとらくしょん! | 全4曲
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LADR-007 | |
会場限定 Mini Album |
2017年1月12日 | ALL YOU NEED IS LOVE | 全7曲
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全国流通盤
編集リリース | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | その他 | |
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1st Single | 2013年5月22日 | いつも飛んでる♪ | 全4曲
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FGK001 | diskunion タワーレコード 限定発売 |
1st Mini Album | 2014年1月15日 | 5人はアイドル | 全7曲
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PTA-0008 | |
1st Ep. | 2014年9月10日 | ひばりくんの憂鬱ep. | 全4曲
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DDCZ-1974 | |
2nd Mini Album | 2015年9月9日 | スイートセブンティーン | 全6曲
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LADR-001 | |
1st Full Album | 2016年11月2日 | この胸いっぱいの愛を | 全10曲
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LADR-009 |
参加作品
編集リリース | タイトル | バンド名/収録曲 | 規格品番 | その他 |
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2015年7月1日 | JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.11-赤盤- RO69JACK 2014 |
全13曲
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ROJR-0043 |
メジャー
編集リリース | タイトル | 収録曲 | 規格品番 | その他 | |
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1st Single | 2017年6月28日 | チェリー | 全6曲
-Disc1-
-Disc2-
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TECI-566 | 期間限定生産盤CD2枚組 |
1st Album | 2019年4月17日 | キャッチャー・イン・ザ・ヘル | 全10曲
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TECI-1633 |
ミュージックビデオ
編集監督 | 作品名 | その他 |
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タンザワユウキ | 「戦争しましょう」 | |
??? | 「ひばりくんの憂鬱」 | |
カワノヤスユキ(GEEKSTREEKS) | 「きるみべいび」 | |
佐藤哲郎 | 「やまぐちみかこに騙された」 | 見放題2015のライブ会場などで撮影された |
??? | 「はっぴいえんど」 | ゆるめるモ!のあのが出演 |
加藤マニ | 「ですとらくしょん!/Summer of Lovers」 | 1つの動画を逆再生することで2曲分の動画にした画期的な手法が話題を呼んだ |
加藤マニ | 「星めぐりのこどもたち」 | メンバーの地元・実家等で撮影された |
「All You Need Is Love」 | ファンから画像・動画を募り作成した | |
加藤マニ | 「チェリー」 | 禁断の多数決のほげちゃんが出演 |
加藤マニ | 「ぼーいふれんど」 | ゆるめるモ!のあのが出演 |
加藤マニ | 「ダーリン!」 | ゆるめるモ!のあのが出演 |
愛しておくれ
編集愛しておくれ | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | |
活動期間 | 2019年 - |
レーベル | ふがくRecords |
公式サイト | ふがくRecords |
メンバー |
愛しておくれ(あいしておくれ)は、日本のロックバンドである。略称は「おくれ」。レーベルは自主レーベルのふがくRecords。グッバイフジヤマの活動終了後に、別のバンドとして新たに結成されたが、ライブのレパートリーには一部グッバイフジヤマ時代の楽曲が引き継がれるなど、一定の連続性を有する。
概要
編集グッバイフジヤマは2019年6月30日をもって活動を終了した。同日、グッバイフジヤマのメンバーである中山卓哉、仲沢犬助(中澤健介)、高原星美及びサポートギタリストであった小畑哲平が、新たなバンドとして、愛しておくれを結成した[10]。
バンド名は、中山が影響を受けたという峯田和伸のロックバンド、GOING STEADYの代表曲、「愛しておくれ」に由来する。バンド名として同曲名を使用するにあたって、中山が峯田に許可を願い出たところ、峯田は「好き勝手に使っていいよ。お互いがんばろうね」と快諾した。(中山本人のブログによれば「いい名前ですね、どうぞ使ってください」との返信を受けたという)[11][12]
その音楽性は、GOING STEADY及び銀杏BOYZに強い影響を受けた青春パンクである。前身のグッバイフジヤマにおいてはパンクロックとポップスが混在する音楽性であったが、愛しておくれにおいてはよりパンクロックの傾向を強めている[10]。
来歴
編集2019年6月30日、グッバイフジヤマの活動終了と同時に結成。同日、1stシングルとなる「こんな地獄のような世界で」を発売。
2019年12月24日、高円寺HIGHで初のワンマンライブ「地獄のクリスマス・イブ」を行う。
2020年2月22日から4月25日にかけて全国5都市を巡る初の全国ツアー「地獄からの救出ツアー2020」を開始したが、新型コロナウイルス感染症の流行により、仙台、名古屋、大阪心斎橋での公演が中止となり、また渋谷での公演が延期となった。 [13] [14]
2021年2月23日、1stアルバムとなる「夢みる頃がおわっても」を発売。
2021年12月25日、新代田FEVERでのライブ「地獄からのハネムーンツアー"-コウノトリ編-」をもって一旦活動休止となる。これは、ドラマーの高原に第一子が誕生するため「育休」を実施するものとされ、祝福の中での活動休止となった。
2022年12月24日、下北沢SHELTERでのライブ「地獄のクリスマス・イヴ2022」にて活動を再開する。
メンバー
編集名前 | プロフィール | 担当楽器 | 備考 |
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中山 卓哉 (なかやま たくや) |
1987年12月15日(36歳) 日本 山梨県 |
ボーカル ギター |
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小畑 哲平 (おばた てっぺい) |
1987年11月26日(36歳) 日本 |
ギター |
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仲沢 犬助 (なかざわ けんすけ) |
1987年2月13日(37歳) 日本 山梨県 |
ベース |
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高原 星美 (たかはら ほしみ) |
1987年12月5日(36歳) 日本 神奈川県横浜市 |
ドラムス |
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ディスコグラフィ
編集アルバム
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1stアルバム | 2021年2月23日 | 夢みる頃がおわっても | FGK-009 |
1.ユー・アー・ノット・アローン |
作詞・作曲・編曲:中山卓哉 |
シングル
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st single | 2019年6月30日 | こんな地獄のような世界で | FGK-002 | 1.キャッチャー・イン・ザ・ヘル 2.アイ・スタンド・ヒア |
作詞・作曲・編曲:中山卓哉 |
2nd single | 2019年??月??日 | 退屈はぶっとばせ | FGK-005 | 退屈はぶっとばせ | 作詞・作曲・編曲:中山卓哉 |
1st digital single | 2021年12月24日 | 永遠処女 | 永遠処女 | 作詞・作曲・編曲:中山卓哉
曲名の読みは「えいえんめいでん」 | |
2nd digital single | 2023年1月14日 | 愛しておくれ | 愛しておくれ | 作詞・作曲・編曲:中山卓哉 | |
3rd digital single | 2023年5月3日 | サラウンド | サラウンド | 作詞・作曲・編曲:中山卓哉 |
出典
編集- ^ “グッバイフジヤマ 入賞インタヴュー”. jack.ro69. 2017年1月31日閲覧。
- ^ a b “グッバイフジヤマ”. diggity (2014年9月8日). 2017年1月31日閲覧。
- ^ “グッバイフジヤマ 洗練と風情が巡りあうサウンドと青春の憂いーー磨き抜かれたポップネスでバンドの成長を見せつける2ndミニ・アルバム ”. skream!. 2023年12月16日閲覧。
- ^ “「グッバイフジヤマ」インタビュー 日常を捨て掴んだメジャーデビュー。後悔しない人生を送るために必要なこと。【前編】”. ドーモプラス. 2023年12月16日閲覧。
- ^ 2ndミニアルバム「スイートセブンティーン」購入特典映像「ダウンロードフジヤマ」最終回。
- ^ “リコチェットマイガール『ランドリー』インタビュー”. diggity . 2017年2月13日閲覧。
- ^ “「見放題東京」タイムテーブル発表、ヘッドライナーはグッバイフジヤマ ”. natalie (2017年2月22日). 2017年4月26日閲覧。
- ^ “グッバイフジヤマがメジャーへ、デビュー曲はスピッツ「チェリー」カバー”. natalie (2017年4月1日). 2017年4月26日閲覧。
- ^ 公式サイトより「NEWS!!:大切なお知らせ」2019-02-23更新|url=https://lumpennk.wixsite.com/goodbyefujiyama |
- ^ a b “愛しておくれ ほとばしる汗とむき出しの感情。まっすぐに心を描く青春パンクサウンド”. muevo voice (2019年11月22日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ “銀杏BOYZとBiSHがガチンコツーマン、レア曲披露やセッションにファン熱狂”. ナタリー (2019年9月20日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ “グッバイ、フジヤマ”. 「人生最大の敵 めんどくさいと闘う日々」(中山本人のブログ) (2019年6月30日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ “4人組ロック・バンド 愛しておくれ、初の全国ツアー開催決定。バレンタインに東京初期衝動との対バン企画も”. skream (2019年12月24日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ “地獄からの救出ツアー東京公演の延期日程と払い戻しに関してのお知らせ”. ふがくRecords(バンド自主レーベル公式ホームページ) (2020年7月1日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ “愛しておくれっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!”. ヴィレッジ・ヴァンガード (2022年1月6日). 2023年12月15日閲覧。
外部リンク
編集- goodbyefujiyama - 公式ウェブサイト
- グッバイフジヤマ - スマートフォン専用モバイルサイト
- グッバイフジヤマ / IMPERIAL RECORDS - テイチクエンタテインメント内サイト
- Ladder Recordsチャンネル - インディーズ時所属レーベルYouTubeチャンネル
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- 中山卓哉 (@tkcsn) - X(旧Twitter)
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- 高原星美 (@hoshi_starr1) - X(旧Twitter)