上内町

秋田県横手市の町名
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上内町(かみうちまち)は、秋田県横手市郵便番号は013-0014[2]

上内町
上内町の位置(秋田県内)
上内町
上内町
上内町の位置
北緯39度18分42.25秒 東経140度34分25.39秒 / 北緯39.3117361度 東経140.5737194度 / 39.3117361; 140.5737194
日本の旗 日本
都道府県 秋田県
市町村 横手市
地域 横手地域
人口
2020年(令和2年)10月1日現在)[1]
 • 合計 244人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
013-0014[2]
市外局番 0182[3]
ナンバープレート 秋田

地理

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横手地域の中央部に位置し[4]、東で睦成前郷清川町、南で旭川、北で羽黒町と隣接する。

住宅街が広がっており[4]、東には愛宕山[5]、西南境を横手川が西流し、それに並行して都市計画横手環状線(秋田県道272号御所野安田線)が通る[4]。羽黒町などとともに、横手の産地でもある[4]

歴史

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近世

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横手川右岸の朝倉山(通称・お城山)に位置した横手城[6]城下町として栄えた地域で、現在も横手市の中心市街地の一角を成している[7]。現在の上内町は横手川の左岸、武士が住む「内町」に当たる地域の南部(通称・上内町[8])に位置しており[4]江戸時代頃から城下町として形成されていった[9]。本来、上内町とは先に触れたように内町のうち南半分の全体を指す地域名であり[8]、現在の羽黒町なども「上内町」に該当する地域だった。また、上内町の内、島崎町を除いた範囲を「羽黒」とも称した[5]

寛文9年(1669年)の横手絵図(以下、寛文図)に漆原町小路(後の明治14年の「郡区町村一覧」では野御扶持町)、その北には羽黒御足軽町小路(同山ノ手新町)、その西にまた羽黒足軽町(同沼田町)、さらに西に羽黒御免町小路(同御免町)、羽黒御足軽町の北に羽黒小路(同羽黒上丁・中丁・末丁)、この西に並行して羽黒新町小路(同羽黒上丁)とある[5]

近現代

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住居表示

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住居表示に関する法律が施行された1962年5月10日以降、旧横手市内においても住居表示が進み、1965年より第一次から第五次にかけて実施された[10]。本地域は第一次地区として1965年4月1日に実施され、現行の上内町はここで誕生した[11]

実施後 実施年月日 実施前 備考
上内町 昭和40年4月1日 野御扶持町
のごふちまち
御免町
ごめんまち
沼田町
ぬまたまち
山ノ手新町
やまのてしんまち
羽黒新町
はぐろしんまち
羽黒上丁
はぐろかみまち
前郷字諸ヶ沢
まえごう あざ もろこざわ

世帯数と人口

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2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
上内町 103世帯 244人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[12]

番地 小学校 中学校
全域 横手市立横手南小学校 横手市立横手南中学校

交通

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鉄道

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町内に駅はない。最寄り駅は駅前町にあるJR東日本奥羽本線北上線横手駅

道路

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施設

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  • 羽黒の小公園
  • 桃雲寺

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典5 秋田県』角川書店、1980年。 
  • 平凡社 編『秋田県の地名 日本歴史地名大系5』平凡社、1980年。 
  • 横手市史編さん委員会『横手市史 昭和編』横手市、1981年。 
  • 横手市 編『横手市史 通史編 近世』横手市、2010年。 

脚注

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  1. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年3月22日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月23日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月21日閲覧。
  4. ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 790.
  5. ^ a b c 平凡社 1980, p. 232.
  6. ^ 平凡社 1980, p. 229.
  7. ^ 平凡社 1980, p. 227.
  8. ^ a b 横手市 2010, p. 654.
  9. ^ 横手市 2010, p. 116.
  10. ^ 横手市史編さん 1981, p. 789.
  11. ^ 横手市史編さん 1981, p. 797.
  12. ^ 横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年3月24日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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