三菱化学エムケーブイ
(三菱化成ビニルから転送)
三菱化学エムケーブイ株式会社(みつびしかがく-、Mitsubishi Chemical MKV Company)は、かつて存在した日本の化学会社である。
1952年(昭和27年)に設立されたモンサント化成工業に源を発し、三菱化成工業(現・三菱ケミカル)の関連会社として、塩化ビニル関連事業(ポリ塩化ビニル・可塑剤・コンパウンド・フィルム)、スチレン関連事業(ポリスチレン・AS樹脂・ABS樹脂)などを手がける。 幾度かの分離再編を経て、2008年に三菱化学グループ再編に伴い、三菱樹脂へ統合された。
沿革
編集- 1952年 - 三菱化成工業とモンサントとの合弁でモンサント化成工業設立。三菱化成工業の塩化ビニル関連事業を承継。
- 1953年 - 可塑剤の生産を開始。
- 1957年 - ポリスチレンの生産を開始。
- 1958年 - 三菱モンサント化成へ改称。
- 1959年 - 四日市ぜんそくが確認される。
- 1961年 - AS樹脂の生産を開始。
- 1966年 - ABS樹脂の生産開始。
塩化ビニル関連事業
- 1983年 - 三菱モンサント化成から塩化ビニル関連事業を分離独立させ、三菱モンサント化成ビニル発足。
- 1985年 - 三菱化成ビニルに改称。(略称:MKV)
- 1994年 - 三菱化学エムケーブイへ改称、ポリ塩化ビニルと可塑剤を三菱化学へ移管。
- 1999年 - 住友ベークライトと合併でアプコを設立し、コンパウンド事業を分離。
- 2004年 - 三井化学プラテック(現・三井化学ファブロ)と合併でMKVプラテック設立し、農業用フィルムを分離。
- 2007年 - 住友ベークライト資本撤退により、アプコを三菱化学へ統合。
- 2008年 - 三菱化学エムケーブイを三菱樹脂へ統合。
スチレン関連事業