ねじ (お笑いコンビ)

日本のお笑いコンビ
三日月シュガーから転送)

ねじは、フリー日本お笑いコンビ2021年2月1日までケイダッシュステージに所属していた。

ねじ
メンバー せじも
ササキユーキ
結成年 2010年
事務所 ケイダッシュステージ
フリー
活動時期 2010年7月 -
出会い 同じ高校の同級生
旧トリオ名 ノーザンライト
三日月シュガー
現在の活動状況 ライブ中心
芸種 コント漫才
現在の代表番組 ねじのとっぴんぱらりのぷー(GERA放送局)
公式サイト ケイダッシュステージ時代の公式プロフィール(アーカイブ)
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メンバー

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過去のメンバー

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略歴・芸風

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瀬下と佐々木は秋田県立金足農業高等学校での同級生同士[1][8]。高校生時代にコンビを組み、第1回のM-1グランプリ東北大会(2001年)に出場。M-1出場は高校の先生に勧められ、佐々木は相方を探して回ったが見付からず、本人曰く「仕方なく」で最初に断った瀬下と組んだ[4]

高校卒業後、佐々木だけ東京アナウンス学院に進学。一方で瀬下とのコンビは続けて活動していた。その後佐々木の「トリオでやりたい」との思い付きで、東京アナウンス学院で一緒だった、ゆだを誘ってトリオを結成。トリオ名は最初『ノーザンライト』で、その後『三日月シュガー』に改名。ちょうどお笑いトリオを探していたという、現在所属のケイダッシュステージから声をかけられ、所属が決まる[4]

2010年7月にゆだが脱退してコンビになり、翌8月にコンビ名を『ねじ』に変更。このコンビ名は、ねじがあらゆる物を作る時に必要であることから、これに因んで、自分たちは多くの人に必要とされたいという思いから名付けた[1]

ネタには、瀬下と佐々木の出身地の特性を生かした「秋田弁講座」、秋田弁での漫才などがある。2009年秋に、構成作家から秋田弁でネタをやるように勧められた時、佐々木は「何もない秋田が好きになれずに東京に出て来たはずなのに…」と思っていて最初は乗り気ではなかったが、いざライブで試してみたところ、観客のウケ具合が思っていた以上に良く、「秋田弁は武器になる」とこの時確信したという[8]

2013年、キングオブコントで準決勝進出。

2019年5月11日、YouTube「ねじチャンネル」にて、『秋田住みますプロジェクト[9]』を発表。同年9月〜10月の2ヶ月間、2人で秋田に住み込み、イベントやテレビ、ラジオに無料で出演。その集大成として11月1日秋田市文化会館大ホールにて、単独ライブ「出荷—令和元年あきた便—」 を開催。1008人を動員[10]するライブとなった。

2021年2月1日、それまで16年間所属していたケイダッシュステージを退所。フリーで活動を続ける[11]。フリー転身後、ササキは地元である秋田に単身移住。同年11月にせじもも秋田に移住。コンビとして活動の拠点を秋田に移した。

秋田移住後、ササキは秋田県のローカルエンタメにおける「席の少なさ」(活躍の場)や、「価値の低さ」を感じ[12] 、「秋田県民にお笑い・エンタメの素晴らしさを伝えることが必要だ」と訴えている。

実際に秋田移住後は毎月第3木曜日に「秋田730LIVE」、不定期で「あきた大喜利勉強会」などのライブを開いている。

2023年5月5日から5月7日までの3日間、秋田市エリアなかいち にぎわい交流館あうでオムニバスコントシアター「中通ヒルズ[13]」を開催。秋田を拠点に活動する俳優・ゴトウモエと結成した演劇ユニット「ササキとゴトウ[14]」が主催となり、ササキは脚本を担当した。公演のメンバーはオーディションで選ばれた。公演当日はXのトレンド入りも果たした。

翌年2024年にも第2弾「中通クルーズ[15]」が開催されている。

2024年8月25日秋田市エリアなかいち にぎわい広場にて、「ねじロックフェス2024」を開催。秋田で活動する芸人に加え、ヤーレンズアイデンティティ虹の黄昏ギフト☆矢野街裏ぴんくなど、東京時代に親交の深かった芸人が参加。約1000人の観客動員数となった。

出演歴

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テレビ

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ネットテレビ

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ラジオ

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配信

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出版

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電子書籍

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  • 革命は全国ネットに映らない ~秋田に移住した芸人~「売れてない芸人(金の卵)シリーズ」(2021年8月20日、代官山ブックス)※ねじ ササキユーキ名義[24]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 金足農OB、お笑いコンビ「ねじ」が明かす奇跡の裏側 選手飼育の豚が9匹出産→直後にサヨナラ”. スポーツ報知 (2018年8月20日). 2018年9月11日閲覧。
  2. ^ a b “快進撃の金足農に子豚9匹「カナノウナイン」が誕生”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2018年8月19日). https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201808190000488.html 2018年8月19日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f #外部リンク節掲載の「公式プロフィール」より。
  4. ^ a b c d 『お笑い男子校』2010 Vol.3(ワニブックス)より
  5. ^ ねじ・せじもtwitter 6:38 - 2019年11月1日
  6. ^ 畑めぐみtwitter 5:07 - 2019年11月1日
  7. ^ 【ビッくらぼんの365日・芸人日記(17)】運命的な友情で結ばれた高校の同級生コンビ、ねじ(1/2)”. サンケイスポーツ (2016年5月25日). 2016年5月25日閲覧。
  8. ^ a b 2010年05月13日 朝日新聞秋田版・記事『秋田弁で笑いつかめ』
  9. ^ ねじチャンネル (2019-05-11), 秋田県出身芸人ねじから重大発表!!!, https://www.youtube.com/watch?si=vaVBIF8Ord5_1Fpj&v=6cg_nwBMYKs&feature=youtu.be 2025年1月19日閲覧。 
  10. ^ 「秋田に帰るのではなく、行く」秋田行きは全国区への布石【ねじ インタビュー(前編)】 | ワラパー | 芸人が集まるWEBメディア” (2021年4月9日). 2025年1月19日閲覧。
  11. ^ ねじ・せじもtwitter 午後1:10 · 2021年2月1日
  12. ^ ABS秋田放送 (2021-04-25), 特別配信版『芸人、秋田さ帰る~ひじゃかぶがじゃめぐ2021 春~』, https://www.youtube.com/watch?si=cQgEe8vZY8AWHkZ2&v=nLhVthsLXUc&feature=youtu.be 2025年1月19日閲覧。 
  13. ^ Inc, Natasha. “秋田でも舞台を、ねじのササキユーキ&ゴトウモエが企画「中通ヒルズ」”. ステージナタリー. 2025年1月19日閲覧。
  14. ^ Instagram”. www.instagram.com. 2025年1月19日閲覧。
  15. ^ Inc, Natasha. “ねじやゴトウモエが秋田を盛り上げるコント公演再び、住みます芸人・ちぇす若松も”. お笑いナタリー. 2025年1月19日閲覧。
  16. ^ 2015年4月11日(土)”. TBSラジオ. 2020年6月14日閲覧。
  17. ^ 2015年7月18日放送”. TBSラジオ. 2020年6月14日閲覧。
  18. ^ 2015年08月08日放送”. TBSラジオ. 2020年6月14日閲覧。
  19. ^ 2015年10月10日放送”. TBSラジオ. 2020年6月14日閲覧。
  20. ^ 2016年02月13日放送”. TBSラジオ. 2020年6月14日閲覧。
  21. ^ 2016年08月13日放送”. TBSラジオ. 2020年6月14日閲覧。
  22. ^ 動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】 (2024-06-06), 【聞き取れたら天才】解読班、求む!なまり漫才GPでスリムクラブ・からし蓮根・モダンタイムス・ねじが大暴走!意味がわからなすぎる漫才にアルピー&いぎなり東北産 葉月結菜が逆に大爆笑! #まいにち賞レース, https://www.youtube.com/watch?si=j270uM-1sPrWrHd9&v=BCOCrWwkQ3Q&feature=youtu.be 2025年1月19日閲覧。 
  23. ^ 動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】 (2024-10-15), 【放送事故】スリムクラブ・トム・ブラウン・いぬ・ねじ・サービスエリアが日本最速お笑いバトル #まいにち賞レース #神速#方言#なまり, https://www.youtube.com/watch?si=2YXLjRBMFGddw5zg&v=lMdq37V8Wyk&feature=youtu.be 2025年1月19日閲覧。 
  24. ^ 「ウエストランド 河本」が初の自叙伝を出版! 真実か、創作か――?/『売れてない芸人(金の卵)シリーズ』新刊3冊を刊行!”. www.atpress.ne.jp (2021年8月24日). 2023年1月19日閲覧。

外部リンク

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