一塩化アルミニウム
一塩化アルミニウム(Aluminium monochloride)は、化学式AlClのハロゲン化金属である。この化合物は、アルミニウム含量の多い合金からアルミニウムを精練する過程で精算される。合金を1,300℃以上に加熱した反応槽に入れ、塩化アルミニウムを混合すると、一塩化アルミニウムのガスが生産される[2]。
一塩化アルミニウム | |
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別称 Aluminium(I) chloride[要出典] | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 13595-81-8 |
PubChem | 5359282 |
ChemSpider | 4514257 |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | AlCl |
モル質量 | 62.43 g mol−1 |
精密質量 | 61.950391148 g mol-1 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-51.46 kJ mol-1 |
標準モルエントロピー S |
227.95 J K-1 mol-1 |
関連する物質 | |
関連物質 | 一フッ化アルミニウム 一フッ化ガリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
これを900℃に冷やすと、融解アルミニウムと塩化アルミニウムに不均化する。
出典
編集- ^ “chloridoaluminium (CHEBI:30131)”. Chemical Entities of Biological Interest (ChEBI). UK: European Bioinformatics Institute. 2014年11月8日閲覧。
- ^ Totten, George E.; MacKenzie, D. Scott (2003). Handbook of Aluminum. CRC Press. ISBN 0-8247-0896-2
- ^ J. Cernicharo, M. Guelin (1987). “Metals in IRC+10216 - Detection of NaCl, AlCl, and KCl, and tentative detection of AlF”. Astronomy and Astrophysics 183 (1): L10–L12. Bibcode: 1987A&A...183L..10C.