ヴォイツェク (1979年の映画)
『ヴォイツェク』(Woyzeck)は、1979年の西ドイツのドラマ映画。監督はヴェルナー・ヘルツォーク、出演はクラウス・キンスキーとエーファ・マッテスなど。19世紀初頭にドイツ・ライプツィヒで実際に起きた殺人事件をもとに劇作家ゲオルク・ビューヒナーが草稿を執筆した未完の戯曲『ヴォイツェック』を映画化した作品である。主人公の情婦マリーを演じたエーファ・マッテスが第32回カンヌ国際映画祭で助演女優賞を受賞している[2]。
ヴォイツェク | |
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Woyzeck | |
監督 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
脚本 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
原作 |
ゲオルク・ビューヒナー 『ヴォイツェック』 |
出演者 |
クラウス・キンスキー エーファ・マッテス |
音楽 |
テルシュ&アントニオ・ヴィヴァルディ ベネデット・マルチェッロ |
撮影 | イェルク・シュミット=ライトヴァイン |
編集 | ベアテ・マインカ=イェリングハウス |
製作会社 |
ヴェルナー・ヘルツォーク・フィルムプロダクション Zweites Deutsches Fernsehen (ZDF) |
公開 |
1979年5月25日 1983年9月[1] |
上映時間 | 80分 |
製作国 | 西ドイツ |
言語 | ドイツ語 |
ストーリー
編集ほぼ原作通りの内容であるが、阿呆のカールが登場しないなどの違いがある。また、主人公ヴォイツェクが殺人に使用した短刀を泉に投げ捨てて自らも水の中に入った後の消息が描かれないまま、警官らが殺人現場を検証する場面で映画は終了する。
→「ヴォイツェック § 場面」も参照
キャスト
編集- フランツ・ヴォイツェク: クラウス・キンスキー
- マリー: エーファ・マッテス
- アンドレス: ポール・ブリアン
- 大尉: ヴォルフガング・ライヒマン
- 医師: ヴィリー・ゼンメルロッゲ
- 鼓手長: ヨーゼフ・ビアビヒラー
→「ヴォイツェック § 主な登場人物」も参照
作品の評価
編集Rotten Tomatoesによれば、13件の評論のうち高評価は85%にあたる11件で、平均点は10点満点中7.29点となっている[3]。
出典
編集- ^ “ヴォイツェク”. allcinema. 2013年12月4日閲覧。
- ^ “ヴォイツェク”. WOWOW. 2013年12月4日閲覧。
- ^ “Woyzeck (1979)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月7日閲覧。
関連項目
編集- ヨハン・クリスティアン・ヴォイツェック:主人公ヴォイツェクのモデル。