ドラマ映画
映画のジャンル
ドラマ映画(ドラマえいが、drama film, drama movie[1])とは、劇映画のジャンルの一つで[2]、雰囲気がユーモラスよりはシリアス寄りなものを指す[3][4]。具体的には、登場人物たちの人間関係の発展、ドラマティックなテーマ、心の葛藤などを扱う[5]。日本語でいう「ヒューマンドラマ」も英語でいうとdrama filmになる[6]。
そもそも、映画誕生以前の演劇でいう「ドラマ」とは悲劇のみならず喜劇も含んでいた[要出典]。しかし、こと映画・テレビ界、および映画学においては「ドラマ」を上記のような狭く限定した意味で使っている。なお、演劇学では「ドラマ」を劇のジャンルとして喜劇にも悲劇にも属さないものとしている[7]。
ドラマ映画のサブジャンル
編集「犯罪ドラマ」「政治ドラマ」「法廷ドラマ」「歴史ドラマ」「ホームドラマ」「青春ドラマ」のように舞台背景やテーマを示す語を頭につけて、サブジャンルを形成する。「コメディドラマ」とした場合は雰囲気の幅が広がりシリアスではなくなる。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “drama movieとは”. weblio. ウェブリオ. 2020年2月3日閲覧。
- ^ “Popular TV Show and Movie Genres”. IMDb. 2020年2月3日閲覧。
- ^ “Drama”. Merriam-Webster, Incorporated (2015年). 2020年2月2日閲覧。 “a play, movie, television show, that is about a serious subject and is not meant to make the audience laugh”
- ^ “DRAMA FILMS ”. AMC. 2020年2月2日閲覧。
- ^ Noelle Buffam (2011年3月4日). “Drama”. the script lab. 2020年2月4日閲覧。
- ^ “ヒューマンドラマの英語”. weblio. ウェブリオ. 2020年2月4日閲覧。
- ^ 「https://kotobank.jp/word/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E-106241#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8 ドラマ]」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』、コトバンク。2021年3月22日閲覧。
文献
編集- Banham, Martin, ed. 1998. The Cambridge Guide to Theatre. Cambridge: Cambridge University Press. ISBN 0-521-43437-8.
- Cook, Pam, and Mieke Bernink, eds. 1999. The Cinema Book. 2nd ed. London: British Film Institute. ISBN 0-851-70726-2.
- Elam, Keir. 1980. The Semiotics of Theatre and Drama. New Accents ser. London and New York: Methuen. ISBN 0-416-72060-9.
- Hayward, Susan. 1996. Key Concepts in Cinema Studies. Key Concepts ser. London: Routledge. ISBN 0-415-10719-9.
- Neale, Steve. 2000. Genre and Hollywood. London: Routledge. ISBN 0-415-02606-7.
- Sheehan, Helena. 1987. Irish Television Drama: A Society and Its Stories ISBN 0-86029-011-5