ヴェネツィアの潟(ヴェネツィアのかた、イタリア語: Laguna di Venezia)またはヴェネタ潟(ヴェネタがた、イタリア語: Laguna Veneta)は、アドリア海北部の(ラグーナ)のひとつで、ヴェネト州の海岸沿いにある。いまから6、7千年前に氷河が融け、アドリア海岸に海が広がったが、現在は南方にあるポー川からの土砂が堆積し、砂州や潟が出来てきた。15、16世紀から人々により干潟にする努力がなされてきた。元々、沼地であった島々は灌漑により人が住めるようになったのである。

ヴェネタ潟の衛星画像
 
ヴェネタ潟に浮かぶ島々
 
上空から見たヴェネタ潟の島々。中央奥にはヴェネツィアと本土を繋ぐリベルタ橋が見える。

大きな島々を面積順に並べる(海岸線や海岸から離れた部分を除く):

その他の島々:

自然保護区

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ヴェネツィア県カンパーニャ・ルーピアヴァッレ・アヴェルトイタリア語版(Valle Averto)にある養魚池として改造された潟湖など 500 ha が、ラムサール条約の定める「国際的に重要な湿地」に登録されている[1]

脚注

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  1. ^ LLaguna di Venezia: Valle Averto” (英語). Ramsar Sites Information Service. Ramsar Convention Secretariat. 2016年12月5日閲覧。

関連項目

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  • MOSEプロジェクト - 海水面上昇対策として、ヴェネツィアの潟の入り口に水門を建設する計画

外部リンク

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