ヴィッレッセ
ヴィッレッセ(伊: Villesse)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィア県にある、人口約1,600人の基礎自治体(コムーネ)。
ヴィッレッセ Villesse | |
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行政 | |
国 | イタリア |
州 | フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア |
県/大都市 | ゴリツィア |
CAP(郵便番号) | 34070 |
市外局番 | 0481 |
ISTATコード | 031025 |
識別コード | M043 |
分離集落 | なし [1] |
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 |
公式サイト | リンク |
人口 | |
人口 | 1617 人 (2023-01-01 [2]) |
人口密度 | 137.6 人/km2 |
文化 | |
住民の呼称 | villessini |
守護聖人 |
聖ロッコ (San Rocco) |
祝祭日 | 8月16日 |
地理 | |
座標 | 北緯45度52分 東経13度26分 / 北緯45.867度 東経13.433度座標: 北緯45度52分 東経13度26分 / 北緯45.867度 東経13.433度 |
標高 | 18 (12 - 20) [3] m |
面積 | 11.75 [4] km2 |
| |
ポータル イタリア |
名称
編集標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。
地理
編集位置・広がり
編集ゴリツィア県西部に位置し、モンファルコーネから西北へ約9km、県都ゴリツィアから西南へ約17km、ウーディネから南東へ約28kmの距離にある。
イゾンツォ川とトッレ川 (Torre (river)) の合流点の上流に当たり、両河川に挟まれた形になっている。コムーネの西を蛇行しながら流れるトッレ川はおおむねゴリツィア県とウーディネ県との境界になっているが、コムーネの領域の一部はトッレ川左岸(西岸)にも広がる。
隣接コムーネ
編集隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のUDはウーディネ県所属を示す。
- ロマンス・ディゾンツォ - 北
- グラディスカ・ディゾンツォ - 北東
- フォリアーノ・レディプーリア - 東
- サン・ピエール・ディゾンツォ - 南東
- ルーダ (UD) - 南西
- カンポロンゴ・タポリアーノ (UD) - 西
川に囲まれたコムーネであるため、コムーネ主要部と陸上で隣接するのは、北のロマンス・ディゾンツォと、北東のグラディスカ・ディゾンツォのみである。コムーネを貫く高速道路 A4 は、北西にトッレ川を越えてタポリアーノ、南東にイゾンツォ川を越えてサン・ピエール・ディゾンツォとを結んでいる。トッレ川を越える橋はもうひとつあり、SS351 が南西にルーダとを結んでいる。
地勢
編集イゾンツォ川がコムーネの東南を、トッレ川がコムーネの西を流れる。下流のトゥッリアーコ付近で合流する両河川に挟まれ、地形は平坦である。
気候分類・地震分類
編集ヴィッレッセにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona E, 2232 GGである[6]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 3 (sismicità bassa) に分類される[7]。
社会
編集産業・経済
編集農業に加え、交通の要衝という立地を生かし、高速道路の利用者を顧客とする商業や、それに関連する手工業が盛んである。
国際的な家具小売り店イケアの店舗もヴィッレッセにある。
人口
編集人口推移
編集人口推移 | ||
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年 | 人口 | ±% |
1921 | 1,339 | — |
1931 | 1,321 | −1.3% |
1936 | 1,271 | −3.8% |
1951 | 1,428 | +12.4% |
1961 | 1,419 | −0.6% |
1971 | 1,465 | +3.2% |
1981 | 1,604 | +9.5% |
1991 | 1,626 | +1.4% |
2001 | 1,577 | −3.0% |
2011 | 1,717 | +8.9% |
居住地区別人口
編集国立統計研究所(ISTAT)は居住地区(Località abitata)別の人口として以下を掲げている[3]。統計は2001年時点。
地区名 | 標高 | 人口 | 備考 |
---|---|---|---|
VILLESSE | 12/20 | 1,577 | |
VILLESSE * | 18 | 1,557 | |
Via Aquileia | 18 | 20 | |
Case Sparse | - | - |
ISTATは人口統計上、家屋密度の高い centro abitato (居住の中心地区)、密度の低い nucleo abitato (居住の核となる地区)、まとまった居住地区を形成していない case sparse (散在家屋)の区分を用いている。上の表で地名がすべて大文字で示されているものが centro abitato である。「*」印が付されているのは、コムーネの役場・役所 la casa comunale の置かれている地区である。
文化・観光
編集現在の聖ロッコ教会は、1828年に建立された。守護聖人である聖ロッコの祝祭日である8月16日には、行列が行われ屋台が立つ。
また、10月の最終日曜日は感謝祭が行われる。
交通
編集道路
編集- 国道
ヴィッレッセには、北イタリアを横断する高速道路 A4 が西北から東南方向に走っており、ヴィッレッセで東北方向に RA17 が分岐している。RA17 はゴリツィアを経てスロベニアの高速道路に接続し、リュブリャナに向かう高速道路である。
脚注
編集- ^ Provincia di Gorizia. “Villesse” (イタリア語). 2011年7月31日閲覧。
- ^ “Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2023” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年2月9日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Ripartizione:Nord-est, Regione:Friuli-Venezia Giulia, Provincia:Gorizia, Comune:Villesse を選択
- ^ a b 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Gorizia (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月4日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Gorizia (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月4日閲覧。
- ^ “Toponomastica: denominazioni ufficiali in lingua friulana” (PDF). ARLeF - Agenzia regionale per la lingua friulana. p. 17. 2013年3月4日閲覧。
- ^ “Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
- ^ “classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). https://rischi.protezionecivile.gov.it/it/sismico/attivita/classificazione-sismica/. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。