ワット・サシー
ワット・サシー(ワット・サー・シー[1]、ワット・スラシー[2]、Wat Sa Si、Wat Sra Sri、タイ語: วัดสระศรี)は、タイの北部、スコータイの旧市街となるスコータイ歴史公園にある仏教寺院遺跡の1つである。
ワット・サシー วัดสระศรี Wat Sa Si | |
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基本情報 | |
所在地 | スコータイ歴史公園 |
座標 | 北緯17度1分11秒 東経99度42分5秒 / 北緯17.01972度 東経99.70139度座標: 北緯17度1分11秒 東経99度42分5秒 / 北緯17.01972度 東経99.70139度 |
宗教 | 仏教 |
地区 | ムアンスコータイ郡 |
州 | スコータイ県 |
国 | タイ |
建設 | |
様式 | スコータイ様式 |
完成 | 14世紀末 |
建築物 | |
正面 | 東 |
資材 | ラテライト |
位置
編集ワット・サシーはラームカムヘーン像の近くにある小寺院であり、ワット・マハータートの北西の優美な池「トラパン・トラクアン」 (Traphang-Trakuan) の中心に位置している[3]。その場所にあることから、ワット・サシーはスコータイで最も美しい寺院遺跡の1つとされる[4]。
創建
編集寺院の構造物の類似性とともに境界石(バイセーマ、bai sema)の結界の類似により、今日、ワット・サシーはワット・トラクワンやワット・チャナソンクラームと同時代に建立されたと考えられる[4]。また、碑文からは14世紀末に創設されたことが認められる[5]。
構成
編集寺院にはスリランカ式の仏塔(チェーディー、chedi)がある[4][6]。この正方形の基壇上にある仏塔は、碑文によれば王リタイ(在位1347-1368/74年)の遺灰を納めるために建立された[5][7]。その仏塔の東側にワット・サシーの礼拝堂(ウィハーン、wihan)の基壇と支柱の遺構があり、その奥に1体の仏坐像が安置されている[4][6]。さらに東には本堂(ウボーソット、ubosot)が小島としてある[4][5]。また、今日では基壇だけが認められるいくつかの小さな仏塔がある。
脚注
編集- ^ “ワット・サー・シー”. タイ国政府観光庁. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “ワットスラシー”. コトバンク. 2022年10月16日閲覧。
- ^ 中村浩『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、92-93頁。ISBN 978-4-8295-0701-8。
- ^ a b c d e 金子民雄『スコータイ美術の旅』星雲社、1985年、61-65頁。ISBN 4-7952-8957-3。
- ^ a b c “Wat Sa Si”. Renown Travel. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、198-200頁。ISBN 4-8396-0144-5。
- ^ “Wat Sa Si, Sukhothai, Thailand”. Asian Historical Architecture. orientalarchitecture.com. 2022年10月16日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- Wat Sa Si, Sukhothai Historical Park, thaiwebsites.com