ローリン・ヒル
ローリン・ヒル（Lauryn Hill、1975年5月26日 - ）は、アメリカ合衆国の女性R&B歌手、ラッパー、女優。フージーズのボーカル。ソロ名義でのスタジオ・アルバムは1998年に発表した『ミスエデュケーション』1作のみ[1]。「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第84位[2]。
| ローリン・ヒル | |
|---|---|
_(cropped).jpg) 2019年 | |
| 基本情報 | |
| 出生名 | Lauryn Noel Hill |
| 出身地 |
 アメリカ合衆国 ニュージャージー州 |
| ジャンル | R&B、ヒップホップ、レゲエ |
| 職業 | シンガーソングライター |
| 担当楽器 | ボーカル、ギター |
| 活動期間 | 1988年 - 現在 |
| レーベル | Ruffhouse/Columbia |
| 公式サイト | Sony Music Online Japan/ |
経歴
編集コンピュータ・アナリストの父と英語教師の母との間にニュージャージー州サウスオレンジで生まれる。幼いころから教会で歌い、俳優としてテレビドラマなどに出演。コロンビア大学に入学したが1年で中退した。
1988年、コロンビア・ハイスクールでワイクリフ・ジョンとジョンの従兄弟であるプラズとともにフージーズを結成。アポロ・シアターアマチュアコンテストのテレビ番組『It's Showtime at the Apollo』に出演。その後フージーズは1992年にRuffhouse Recordsと契約し、1994年にアルバム『ブランテッド・オン・リアリティ』でデビュー。1996年に2作目のアルバム『ザ・スコア』を発売し、全世界で1700万枚を売り上げる。
俳優として1993年に映画『天使にラブ・ソングを2』、『わが街 セントルイス』に出演。同年12月にはテレビドラマ『アズ・ザ・ワールド・ターンズ』に出演。
ミスエデュケーション
編集1998年にソロアルバム『ミスエデュケーション』を発売。全世界で累計1,500万枚以上を売り上げ、第41回グラミー賞で最優秀アルバム、最優秀新人賞、最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス、最優秀R&Bソング（「ドゥー・ワップ」）、最優秀R&Bアルバムを受賞し、女性アーティスト史上最多の5部門で受賞した（11部門にノミネート）。
1999年に発売されたサンタナのアルバム『スーパーナチュラル』収録曲「ドゥ・ユー・ライク・ザ・ウェイ」にゲスト参加。
2002年5月7日にライブアルバム『MTV Unplugged No. 2.0』を発売し、200万枚を売り上げた。
2003年12月13日、バチカン市国で開催されたクリスマス慈善コンサートに出演。
フージーズ再結成
編集2004年9月18日、ニューヨーク州ブルックリン区で開催された「Dave Chappelle's Block Party」でフージーズを再結成。2005年9月27日に楽曲「Take It Easy」をインターネットリリースし、11月30日から12月20日にかけて計12ヶ国をまわるヨーロッパーツアーを行う。2006年2月6日にハリウッドで無料招待の再結成コンサートを行い、8月29日に楽曲「Foxy」、「Wannabe」を発表。
ソロでは2004年12月28日に発売されたジョン・レジェンドのアルバム『Get Lifted』に収録の「So High」に参加し、2007年には映画『サーフズ・アップ』にサウンドトラック収録曲「Lose Myself」で参加。
1998年に発表した『ミスエデュケーション』以降、ソロ名義の新作を発表しておらず、その理由としてサポートが必要なときに得られず、逆に利用されるようになったからと話している[1]。
私生活
編集1997年にボブ・マーリーの息子であるローアン・マーリーと交際し、妊娠。マーリーとの間に5人の子供をもうけ、それぞれ1997年、1998年、2002年、2003年、2008年に出産した。2011年に夫と別の男性との間に男児を出産。
2013年7月、3年間に及ぶ脱税と税の滞納を問われ、3か月の実刑判決を受け、服役。
ディスコグラフィー
編集アルバム
編集| 年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| US [3] |
AUS [4] |
CAN [5] |
FRA [6] |
NOR [7] |
NZ [8] |
SWE [9] |
SWI [10] |
UK [11] | ||||
| 1998 | The Miseducation of Lauryn Hill | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 5 | 3 | 11 | 2 | ||
日本公演
編集- 1999年
- 2002年『FIFAワールドカップ・オフィシャルコンサート』KOREA/JAPAN Day
- 2007年
- 3月28日 横浜BLITZ、30日 Zepp Osaka(Springroove 07)、31日 幕張メッセ(Springroove 07)
脚注
編集- ^ a b “ローリン・ヒル、アルバムを作らないのは「連絡、支援がないから」”. BARKS (2021年1月7日). 2025年1月8日閲覧。
- ^ “Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
- ^ “Lauryn Hill Album & Song Chart History - Billboard 200”. Billboard. September 3, 2010閲覧。
- ^ “australian-charts.com - Australian charts portal: Albums”. australian-charts.com. September 3, 2010閲覧。
- ^ “Lauryn Hill Album & Song Chart History - Canadian Albums”. Billboard. September 3, 2010閲覧。
- ^ “lescharts.com - Les charts portal: Albums”. leschahrts.com. September 3, 2010閲覧。
- ^ “norwegiancharts.com - Norwegian charts portal: Albums”. norwegiancharts.com. September 3, 2010閲覧。
- ^ “charts.org.nz - New Zealand charts portal: Albums”. charts.org.nz. September 3, 2010閲覧。
- ^ “swedishchars.com - Swedish charts portal: Albums”. swedishcharts.com. September 3, 2010閲覧。
- ^ “Die Offizielle Schweizer Hitparade und Music Communuity”. hitparade.ch. September 3, 2010閲覧。
- ^ “Lauryn Hill”. Official Charts Company. September 3, 2010閲覧。
- ^ “RIAA - Gold & Platinum - September 3, 2010: Lauryn Hill certified albums”. Recording Industry Association of America. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月3日閲覧。
- ^ “ARIA Charts - Accreditations - 1999 Albums”. ARIA Charts. September 3, 2010閲覧。
- ^ “Music Canada: Gold & Platinum”. Canadian Recording Industry Association. 2012年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月7日閲覧。
- ^ “InfoDisc : Les Certifications (Albums) du SNEP (Bilan par Artiste)”. Infodisc.fr. 2012年1月10日閲覧。
- ^ “The Official New Zealand Music Chart”. Rianz.org.nz. 2006年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月10日閲覧。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2012年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月21日閲覧。
- ^ Steffen Hung. “The Official Swiss Charts and Music Community”. Swisscharts.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ “British Phonographic Industry Certified Awards”. British Phonographic Industry. September 3, 2010閲覧。
