ロパートカ岬(ロパートカみさき、ロシア語: Мыс Лопатка英語: Cape Lopatka)は、カムチャツカ半島最南端のロパトカ岬[1]ロパッカ岬とも表記されることがある。ロパートカ岬の西側の海がオホーツク海、東側の海が太平洋である。占守海峡を挟んで千島列島最東端の占守島と対峙している。行政区画ではロシア連邦極東連邦管区に属するカムチャツカ地方内となる。

歴史

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17世紀にロシア帝国がカムチャツカ半島の領有を宣言して以来、ロパートカ岬はロシア帝国、及びその後継国家であるソビエト連邦(ソ連)やロシア連邦が領有している。樺太・千島交換条約1875年)において、本岬と占守島との間の占守海峡に日本大日本帝国)とロシアとの国境線が引かれ、1945年第二次世界大戦で日本がソ連に降伏するまで維持された。降伏に先立つ同年8月には、第二次世界大戦の末期の戦闘として占守島の戦いが行われ、本岬に設置された赤軍(後のソ連軍)の砲台から占守島の日本軍守備隊に向けて海峡越え砲撃が実行された。

気候

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ケッペンの気候区分では亜寒帯気候(Dfc)に属する。

ロパートカ岬の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 4.3
(39.7)
9.2
(48.6)
5.0
(41)
10.5
(50.9)
13.5
(56.3)
16.6
(61.9)
18.5
(65.3)
17.8
(64)
17.8
(64)
16.1
(61)
10.4
(50.7)
7.2
(45)
18.5
(65.3)
平均最高気温 °C°F −2.4
(27.7)
−3.2
(26.2)
−1.8
(28.8)
0.2
(32.4)
3.3
(37.9)
7.0
(44.6)
10.2
(50.4)
11.9
(53.4)
11.1
(52)
7.5
(45.5)
2.5
(36.5)
−1.1
(30)
3.77
(38.78)
日平均気温 °C°F −3.9
(25)
−4.7
(23.5)
−3.3
(26.1)
−0.9
(30.4)
2.0
(35.6)
5.4
(41.7)
8.6
(47.5)
10.2
(50.4)
9.4
(48.9)
5.9
(42.6)
0.8
(33.4)
−2.7
(27.1)
2.23
(36.02)
平均最低気温 °C°F −5.5
(22.1)
−6.1
(21)
−4.7
(23.5)
−2.1
(28.2)
0.5
(32.9)
3.7
(38.7)
6.9
(44.4)
8.6
(47.5)
7.7
(45.9)
4.2
(39.6)
−0.8
(30.6)
−4.1
(24.6)
0.69
(33.25)
最低気温記録 °C°F −21.0
(−5.8)
−18.7
(−1.7)
−17.3
(0.9)
−10.0
(14)
−5.0
(23)
−1.3
(29.7)
1.0
(33.8)
3.5
(38.3)
2.3
(36.1)
−2.8
(27)
−8.9
(16)
−13.2
(8.2)
−21
(−5.8)
降水量 mm (inch) 48.8
(1.921)
41.2
(1.622)
49.6
(1.953)
37.5
(1.476)
43.7
(1.72)
53.5
(2.106)
80.7
(3.177)
94.7
(3.728)
93.7
(3.689)
101.6
(4)
82.8
(3.26)
58.7
(2.311)
780.6
(30.732)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 10.41 8.08 9.83 8.39 7.66 7.79 9.42 9.68 10.05 13.08 12.74 12.12 119.00
平均月間日照時間 65 83 122 112 87 72 61 86 131 115 66 52 1,052
出典1:Météo climat stats[2]
出典2:Météo Climat [3]

脚注

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  1. ^ 大泰司紀之、本間浩昭『知床・北方四島 カラー版 流氷が育む自然遺産』岩波書店、2008年、76頁。ISBN 978-4-00-431135-5 
  2. ^ Moyennes 1981-2010 Russie (Asie)” (フランス語). 1 November 2019閲覧。
  3. ^ Météo Climat stats for Cape Lopatka”. Météo Climat. 8 November 2019閲覧。

関連項目

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外部リンク

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