ロバート・ベンチリー
ロバート・ベンチリー(英: Robert Benchley、1889年9月15日 - 1945年11月21日)は、アメリカ合衆国のユーモア作家。コラムニスト、映画俳優としても知られ、「アメリカで最も多才なユーモリスト」、「ナンセンスのためのナンセンスの比類なき書き手」と評された[1]。
ヴァニティ・フェア誌で編集者として働いていたが、同僚ドロシー・パーカーの解雇に抗議して退職し、フリーの作家業をはじめた[2]。その後、『ワールド』紙のコラムニストとなり、まだユーモア雑誌だった時代の『ライフ』誌で劇評欄を担当したのち、『ニューヨーカー』誌の常連作家となった[1]。1921年の『オブ・オール・シングス』(Of All Things)以降、多くの著書を刊行した。また、話術にも長け、舞台や映画などでも活躍。自作自演したMGM映画『いかに眠るか』(How to Sleep, 1935年)は第8回アカデミー賞の短編映画賞を受賞した[1]。
息子のナサニエル・ベンチリー、孫のピーター・ベンチリーはいずれも作家で[1]、ピーターは映画化された『ジョーズ』・『ザ・ディープ』の原作を書いたベストセラー作家。
脚注
編集参考文献
編集- 『ユーモア・スケッチ傑作展』 1巻、浅倉久志 編訳、国書刊行会〈ユーモア・スケッチ大全〉、2021年。ISBN 978-4-336-07308-2。