ロケット・マン (エルトン・ジョンの曲)

エルトン・ジョンの楽曲

ロケット・マン」(Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time))は、エルトン・ジョンが1972年に発表した楽曲。全英シングルチャートで2位を記録した。

「ロケット・マン」
エルトン・ジョンシングル
初出アルバム『ホンキー・シャトー
B面 イギリスの旗 ホリデイ・インのやすらぎ、グッドバイ[1]
アメリカ合衆国の旗 スージィ[2]
リリース
規格 7インチシングル
録音 フランスエルヴィル城、ストロベリー・スタジオ(1972年1月)
ジャンル ソフト・ロック[3]
時間
レーベル イギリスの旗 DJMレコード
アメリカ合衆国の旗 Uniレコード
作詞・作曲 バーニー・トーピン(作詞)
エルトン・ジョン(作曲)
プロデュース ガス・ダッジョン
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
エルトン・ジョン シングル 年表
フレンズ
(1971年4月)
ロケット・マン
(1972年4月)
ホンキー・キャット
(1972年8月)
ミュージックビデオ
「Rocket Man (Official Music Video)」 - YouTube
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概要

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レイ・ブラッドベリの短編集『刺青の男』(1951年)に収録された短編「The Rocket Man」に影響を受けて書かれたと言われる。アメリカのサイケデリック・フォーク・グループ、パールズ・ビフォー・スワイン(Pearls Before Swine)が1970年に発表したアルバム『The Use of Ashes』に、ブラッドベリの短編を元にした「Rocket Man」という曲が収められており[6]バーニー・トーピンはこの曲からも直接的な影響を受けたとビルボード誌のインタビューで答えている。また詞の内容は、ガス・ダッジョンがプロデュースしたデヴィッド・ボウイの1969年のシングル「スペイス・オディティ」のテーマとも呼応している。

火星に向けて一人で旅立った宇宙飛行士の複雑な心境が吐露されており、「火星は子供を育てるようなところじゃない/実際すさまじく寒いところだし/子供を育てようなんて考える者はここにはいない/科学を全部分かっているわけじゃないが/これが僕の仕事なんだ/週に5日の仕事/僕はロケット・マンさ/たった一人、宇宙でいつか燃え尽きてしまう」と歌われている。

シングル盤は、1972年3月3日に発売され、7月15日付のBillboard Hot 100で最高6位を記録し[4]、同誌の1974年の年間チャート40位を記録した[7]。イギリスでは2位[5]、カナダでは8位、アイルランドでは6位[8]を記録した。

本作は、エルトンのライブの定番曲となっている。1974年11月28日ニューヨーク市マディソン・スクエア・ガーデンで開催されたライブ音源が、1976年に発売されたライブ・アルバム『ヒア・アンド・ゼア〜ライブ・イン・ロンドン&N.Y.』に収録されている。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」においては、2004年版で242位[9]、2010年版で245位[10]、2021年版で149位にランクされている[11]

米国盤のシングル収録曲

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本国盤と米国盤のB面は異なる。

全作詞: バーニー・トーピン、全作曲: エルトン・ジョン。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ロケット・マン」(Rocket Man)バーニー・トーピンエルトン・ジョン
2.「スージィ」(Suzie (Dramas))バーニー・トーピンエルトン・ジョン
合計時間:

2003年よりユニバーサル ミュージック グループより12インチシングル盤(プロモーション用)とマキシシングルがリリースされた。

  • A:「Rocket Man (KDME remix)」
  • B1:「Rocket Man 03」
  • B2:「Rocket Man (Royal Garden's Radio mix)」

パーソネル

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カバー版

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「ロケット・マン」は、多数のアーティストによってカバーされている。

メディアでの使用

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「ロケット・マン」は、多数の映画作品で使用されている。

脚注

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  1. ^ 45cat - Elton John - Rocket Man - DJM - UK
  2. ^ 45cat - Elton John - Rocket Man / Suzie (Dramas) - Uni - USA - 55328
  3. ^ The top 50 greatest covers as voted by you”. 2013年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月13日閲覧。. The Observer.
  4. ^ a b Elton John Chart History”. Billboard. 2019年10月13日閲覧。
  5. ^ a b c rocket man|full Official Chart History”. Official Charts Company. 2019年10月13日閲覧。
  6. ^ Rosenthal, Elizabeth. His Song: The Musical Journey of Elton John, Billboard Books, 2001. ISBN 0-8230-8892-8/
  7. ^ Top 100 Hits of 1972/Top 100 Songs of 1972”. Musicoutfitters.com. 2019年10月13日閲覧。
  8. ^ irishcharts.ie search results”. 2019年10月13日閲覧。
  9. ^ Rolling Stone Magazine's Top 500 Song (2004)
  10. ^ “Elton John, 'Rocket Man'|500 Greatest Songs of All Time”. Rolling Stone (Penske Media Corporation). (2011年4月7日). https://www.rollingstone.com/music/music-lists/500-greatest-songs-of-all-time-151127/elton-john-rocket-man-58327/ 2019年10月13日閲覧。 
  11. ^ Elton John, 'Rocket Man'”. Rolling Stone. The 500 Greatest Songs of All Time (2021). 2021年9月20日閲覧。
  12. ^ Daphne Rubin-Vega - Chart history”. Billboard (2003年10月7日). 2016年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月13日閲覧。
  13. ^ How the Young Thug and Elton John song "High" actually happened”. The FADER. The FADER Inc.. 2019年10月13日閲覧。