ルーシャス・バンダ
ルーシャス・バンダ(Lucius Banda、1970年6月30日[1][2] - 2024年6月)は、マラウイの歌手、政治家である。
概要
編集政治家として
編集2006年8月までバンダはバラカ県北部選出の国民議会議員であったが、学歴詐称により有罪判決を受け、議員を失職した。さらに判決では、ゾンバの刑務所で21箇月の重労働刑を宣告されたが[3]、これは2006年11月に免除された[2]。なお、バンダはこの経験に触発され、アルバムCell 51 Maximum を製作した。
歌手として
編集バンダは当初、Alleluya Band のメンバーとして音楽活動を始めた後、自身のバンドであるZembani を創った。そして歌によってヘイスティングズ・カムズ・バンダ大統領の政治体制に対して異論を訴えた。この行動によりバンダは、マラウイで30年近く続いた一党制時代において、政治的弾圧に対し公式に反対した初めての音楽家となり、後進の音楽スタイルに影響を与えた。それから現在までにバンダは多くの音楽家を育て、Mlaka Maliro、Paul Chaphuka、Anthony Makondetsaなどのデビュー時代には彼らに援助を行ったことで知られる。
死去
編集2024年6月30日に訃報が発表された[4]。
アルバム
編集2009年4月時点で、バンダは14枚のアルバムをリリースしている。なお、他のアーティストを監修した作品はカウントしていない。
アルバム名 | 発行年度 |
---|---|
Son of Poor Man | 1994 |
Down Babylon | 1995 |
Cease Fire | 1996 |
Take Over | 1997 |
Yahweh | 1998 |
Unity | 1999 |
Following Jah | 2000 |
How Long | 2001 |
Not Easy Road | 2002 |
Money and Power | 2003 |
---- | 2004 |
Enemy | 2005 |
Survivor | 2006 |
Cell 51 Maximum | 2007 |
Freedom | 2008 |
脚注
編集- ^ “Malawi's pop star opposition lawmaker jailed for forgery”. Agence France Presse. (2006年8月31日)
- ^ a b Raphael Tenthani (2006年11月7日). “Malawi High Court frees jailed musician”. Associated Press Worldstream
- ^ “Malawi musician jailed on forgery”. BBC News. BBC (2006年8月31日). 2009年3月9日閲覧。
- ^ “Breaking: Malawi Music Icon Lucius Banda Passes Away Malawi 24 | Latest News from Malawi” (英語). Malawi 24 (2024年6月30日). 2024年7月1日閲覧。