リュ・ジョンハン
リュ・ジョンハン(柳延翰、1971年1月10日 - )は、大韓民国のミュージカル俳優。ソウル特別市出身、ソウル大学声楽科卒業。第4回韓国ミュージカル大賞新人男優賞(1997年)、第13回韓国ミュージカル大賞主演男優賞(2007年)[1] 、第11回&第12回韓国ゴールデンチケットアワードのミュージカル男性俳優賞(2016年)[2]。配偶者は女優のファン・イニョン。
りゅ・じょんはん リュ・ジョンハン(류정한)[1]。 | |||||
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生年月日 | 1971年1月10日(54歳) | ||||
出生地 | 韓国ソウル特別市 | ||||
身長 | 176cm | ||||
血液型 | O型 | ||||
職業 | ミュージカル俳優、プロデューサー | ||||
ジャンル | 舞台、テレビドラマ | ||||
活動期間 | 1997年 - | ||||
活動内容 | 1997年:ミュージカル「ウェストサイドストーリー」でデビュー。ミュージカル舞台やドラマを中心に活動 | ||||
配偶者 | ファン・イニョン(女優) | ||||
公式サイト | http://www.tonyryu.net/ | ||||
主な作品 | |||||
舞台 『スリル・ミー』 『モンテ・クリスト伯』 『フランケンシュタイン』 『ジキルとハイド』 『ラ・マンチャの男』 『ドラキュラ』 テレビドラマ 『ラブ・アゲイン症候群』 | |||||
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リュ・ジョンハン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 류정한 |
漢字: | 柳延翰 |
発音: | リュ・ジョンハン |
日本語読み: | りゅ・じょんはん |
ローマ字: | Ryu jung han |
来歴・人物
編集1997年にミュージカル『ウエストサイドストーリー』で韓国でデビュー。その後は、『オペラ座の怪人』のラウル、『エリザベート』のトート、『スリル・ミー』の私、『モンテ・クリスト伯』のエドモンド/モンテクリスト伯、『フランケンシュタイン (ミュージカル)』のビクター/ジャック他、数々のミュージカル舞台で主役級の役を演じている。リュ・ジョンハンの成長が韓国ミュージカル界の成長を意味すると言われるような影響を与えており、彼の挑戦でミュージカル界は数多くの作品を上演できるようになった[3]。韓国ミュージカル界で最高の実力とチケットパワーがあると言われる一人であり、“ミュージカルの皇帝”と呼ばれている[4]。後輩のシン・ソンロクやチョン・ドンソクとの親交も深く慕われている[5]。
2004年には『ジキルとハイド』、2005年には『ラ・マンチャの男』の韓国初演の主演を務めて大成功を収める[6][7]。
2010年、韓国でのヨーロッパミュージカルの扉を開いたといわれるミュージカル『モンテ・クリスト伯』で主役を演じた[8][9]。
2012年、テレビ朝日ドラマ『同窓会~ラブ・アゲイン症候群』に、韓国の世情を映す新しい要素を加えたリメイク版『ラブ・アゲイン症候群』[4] で高橋克典が演じた役に相当するソ・ヨンウク役でテレビドラマ初出演。
2014年、韓国創作ミュージカル『フランケンシュタイン』(3月-5月、忠武アートホール)でビクター/ジャックの2役を演じた。この作品は第8回ザ・ミュージカルアワーズの今年のミュージカル賞(作品賞)を受賞した。フランク・ワイルドホーン作曲の韓国初演のミュージカル『ドラキュラ』(7月-9月、芸術の殿堂)ではJYJのジュンス、パク・ウンソクのトリプルキャストによるドラキュラ役で出演。また、同年11月には『ジキルとハイド』の韓国上演10周年を記念公演が行われ、10年の間にジキルとハイドを演じた一人としてチョ・スンウらとともに主演を務めた[1][10]。韓国ミュージカル界の皇帝と異名を持つ歌唱力に加えて真面目で誠実なジキルと狂気を漂わせながらセクシーさもあるハイドを対比して熱演したと評された[11]。
2015年2月、ミュージカル『レベッカ』に電撃追加キャスティングされる[12]。また、世界初演から24年を経過して韓国初演となるミュージカル『ファントム』(4月-7月、忠武アートホール大劇場)にて主人公であるファントム(エリック)役を、パク・ヒョシン、KAIとともに演じた[13]。同年7月、『ラ・マンチャの男』韓国上演10周年記念公演(7月-11月、ディーキューブアートセンター)の主演をチョ・スンウとともに務めた[14]。
2016年3月、オク・ジュヒョンとキム・ソヒャンが主役のマタ・ハリを演じるミュージカル『マタ・ハリ』の男性主人公ラドゥ大佐役を、キム・ジュンヒョン、シン・ソンロクとともに演じた[15]。 同年5月、『ジャック・ザ・リッパー』(ディーキューブアートセンター)が3年ぶりに韓国で再演となり、主役である外科医ダニエルを、オム・ギジュン、KAIとともに務めた[16]。同年8月、日本公式サイトがオープン[17]。
2017年はデビュー20周年となり、今後プロデューサーとしても舞台に関わっていくとして、制作と主演を行うワイルドホーン作品の『シラノ』とオリジナル作品となる『Devil’s Advocate』の2作品を制作者として準備中であることが2016年4月に発表された[18]。また、3月13日には1年の交際を経て女優のファン・イニョンと結婚[19]。翌2018年1月には第一子となる長女が誕生している[20]。
舞台出演
編集- ウエストサイド・ストーリー(トニー役)1997年、2002年
- フォーティセカンド・ストリート(ビリー役) 1999年、2000年
- オペラ座の怪人(ラウル役) 2001年
- 王様と私 (ルンタ役) 2003年
- ナンセンス・ジャンポリー(バジル神父役)2003年
- ゴッドスペル(ジーザス役) 2005年
- ガイズ&ドールズ(スカイ役) 2005年
- クローサー・ザン・エヴァー(ジュニ役) 2006年
- スリル・ミー(私役)2007年、2008年
- スウィニー・トッド(スウィニー・トッド役)2007年
- EVILDEAD(アッシュ役) 2008年
- 英雄(安重根役) 2009年【韓国創作ミュージカル】
- ストーリー・オブ・マイ・ライフ(トーマス役) 2010年
- エリザベート (トート役) 2012年
- 二都物語(シドニー・カートン役) 2012年、2013年
- カルメン(ホセ役) 2013年【フランク・ワイルドホーン版】
- ドラキュラ (ドラキュラ役) 2014年
- ジキルとハイド(ジキル/ハイド役) 2004年、2006年、2008年、2010年、2014年~2015年
- ファントム (ファントム(エリック)役) 2015年
- ラ・マンチャの男 (セルバンデス/ドン・キホーテ役) 2005年、2008年、2010年、2012年、2015年
- レベッカ (マキシム役) 2013年、2015年
- マタ・ハリ(ラドゥ大佐役)2016年
- ジャック・ザ・リッパー(ダニエル役)2016年 【Vaso Patejdl作曲、Ivan Hejna脚本、イ・ソンジュン音楽監督】
- モンテ・クリスト伯(エドモン・ダンテス/モンテ・クリスト伯爵役)2010年、2011年、2013年、2016年
- シラノ (シラノ役)2017年7月7日~10月8日【フランク・ワイルドホーン作曲作品】
- ドクトル・ジバゴ (ジバゴ役)2018年
- フランケンシュタイン (ミュージカル)(ビクター/ジャック役) 2014年、2018年【韓国創作ミュージカル(キム・ヒチョル統括プロデューサー、ワン・ヨンボム脚本/演出家、イ・ソンジュン作曲/音楽監督)】
ミュージカル:出演作品(日本)
編集主なテレビ出演
編集ドラマ
編集- ラブ・アゲイン症候群(2012年韓国ケーブルTV_JTBC、衛星劇場・BS朝日他)ソ・ヨンウク役
バラエティ (日本)
編集- 韓流スタージャックS:リュジョンハン前編・後編(2013年、衛星劇場他)
- POP POP SEOUL#58:ミュージカル『ドラキュラ』記者会見(2014年、衛星劇場・ホームドラマチャンネル他)
- 韓流アワー:「田代親世と行く!2泊3日どっぷり“韓国ミュージカル”の旅」(2015年、衛星劇場)
CD
編集- ミュージカル 韓国版『モンテ・クリスト伯』OST(エドモンド/モンテクリスト伯)
- ミュージカル 韓国版『エリザベート』OST(トート)
- ミュージカル 韓国版『レベッカ』OST(マキシム)
- ミュージカル 韓国創作『英雄』OST(安重根)
- 映画『八月のクリスマス』OST
DVD
編集- 映画『Story of my life』
DVD(日本)
編集- ドラマ『ラブ・アゲイン症候群』(ポニーキャニオン)
書物
編集- 雑誌 「Scene PLAYBILL」 2016年1月号
書物(日本)
編集- 韓国ミュージカル俳優名鑑 (ぴあMOOK)
製作
編集- 2017年7月7日~10月8日 ミュージカル「シラノ」
- <韓国初演> @LGアートセンター
- キャスト・・・(シラノ役)リュ・ジョンハン、ホン・グアンホ、キム・ドンワン(ロクサーヌ役)チェ・ヒョンジュ、リナ (クリスチャン役)イム・ビョングン、ソ・ギョンス
- スタッフ・・・(プロデューサー)リュ・ジョンハン (演出)グスタヴォ・ザジャック (音楽監督)ピョン・ヒソク (振り付け協力)キム・ギョンヨプ
- <韓国初演> @LGアートセンター
- 2017年予定 ミュージカル「Devil’s Advocate」
脚注
編集- ^ a b c d リュ・ジョンハン(류정한)プロフィール PLAYDB
- ^ 11th GOLDEN TICKETS AWARDS 2016年3月6日閲覧。
- ^ リュ・ジョンハン、ミュージカルと15年間熱愛中, Kstyle 2011年12月25日閲覧。
- ^ a b ラブアゲイン症候群, BS朝日 2014年7月5日閲覧。
- ^ How to live SMART LESSON - 신성록 & 류정한 편, Samsung 2014年10月14日閲覧。
- ^ “#1「ジキル&ハイド」ソウルからミュージカルラブレター”. matisowa (2022年5月6日). 2025年1月19日閲覧。
- ^ “[MUSICAL]10周年記念公演開幕!『ラ・マンチャの男』稽古場写真・映像を公開”. SPICE (2015年8月1日). 2025年1月19日閲覧。
- ^ ミュージカル<モンテクリスト> 11月開幕, PLAYDB 2016年8月26日閲覧。
- ^ ミュージカル『モンテクリスト』、キャスティングの完結版, リュ・ジョンハン日本公式サイト 2016年8月26日閲覧。
- ^ “2014/12/31 冬のソウルで熱狂の感激観劇!ソウル観劇レポ”. おけぴネット (2015年1月14日). 2025年1月18日閲覧。
- ^ ソウルから直送!最新ミュージカルレポ, BUTAKOME 2015年1月13日閲覧。
- ^ <韓劇.com・・・韓国ミュージカル&演劇を中心に、韓国エンタメの最新情報をソウルから発信するWebマガジン〉, 韓劇.com 2015年10月3日閲覧。
- ^ リュ·ジョンハン、パク·ヒョシン、カイ - 3人3色<ファントム>が来る, PLAYDB 2015年2月16日閲覧。
- ^ <ラ・マンチャの男> 10周年, PLAYDB 2015年9月11日閲覧。
- ^ [MUSICAL]リュ・ジョンハン、キム・ジュンヒョン、シン・ソンロク…『マタ・ハリ』究極の男性主人公発表!, 観劇.com 2015年12月27日閲覧。
- ^ [MUSICAL リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、KAI主演『ジャック・ザ・リッパー』3年ぶりの帰還], 観劇.com 2016年5月29日閲覧。
- ^ リュ・ジョンハン 日本公式サイトオープン, [田代親世の恋する韓流LIFE] 2016年8月11日閲覧。
- ^ [MUSICAL]韓国ミュージカル界の“皇帝”リュ・ジョンハン、プロデュースに挑戦!, 観劇.com 2016年8月11日閲覧。
- ^ “俳優カップル”リュ・ジョンハン&ファン・イニョン、本日(13日)非公開結婚式…素朴かつ静かに開催, Kstyle 2017年3月23日閲覧。
- ^ “リュ・ジョンハン&ファン・イニョン夫妻に第一子が誕生…「母子共に健康」”. Kstyle (2018年1月2日). 2025年1月19日閲覧。
- ^ チョ・スンウ&リュ・ジョンハン主演、韓国ミュージカル史上最高のミュージカル!「ジキル&ハイド」, ソウルナビ 2006年2月20日閲覧。
外部リンク
編集- Tony ryu.net 公式サイト(韓国)
- Tony ryu.net twitter 公式twitter(韓国)
- リュ・ジョンハン 日本公式サイト
- リュ・ジョンハンプロジェクト公式Twitter(日本)
- PLAYDB
- BS朝日 ラブアゲイン症候群 公式サイト
- od_musical Twitter
- 韓国版 ファントム 公式サイト
- 韓国版 レベッカ 公式サイト
- 韓国版 マタハリ 公式サイト
- 韓国版 ジャックザリッパー 公式サイト
- 韓国版 モンテクリスト伯 公式サイト
- 韓国版 シラノ 公式twitter(韓国)
- 韓国版 シラノ 公式YouTube(韓国)