リッチモンド杯
リッチモンド杯(英語: Richmond Trophy)は、イギリス、ロンドンで行われていたフィギュアスケートの国際競技会。
概要
編集1949年から1980年まで毎年、女子シングルのみに限って開催され、ロンドン郊外のリッチモンドアイスリンクで行われた。戦後、招待選手のみで開催された国際大会で、国際スケート連盟の主催する大会とは違っていた。スポンサーはイギリスのナショナルスケート協会で、アーノルド・ゲルシュヴィラーが大きく関与していた。ゲルシュヴィラーはフィギュアスケートのコーチで、リッチモンドアイスリンクから沢山の優勝者を輩出していた。
最後の開催となった1980年11月の大会は僅か11人に参加者が減ってしまった。その理由はスケートカナダのように増えていく国際大会と開催予定がぶつかってしまうことによる。さらにイギリスのナショナルスケート協会が1978年から9月下旬から10月初旬にロータリーウォッチ国際大会(のちにセントアイベル国際大会に改名)を開催してしまった。
ロータリーウォッチ国際大会は男女シングル、ペア、アイスダンスの4部門を全て開催し1980年には主要な国際大会のうちのひとつになっていった。ゆえに、リッチモンド杯は1980年で終了した。