ラーズ・ロキット
ラーズ・ロキット(LÄÄZ ROCKIT)は、アメリカ合衆国出身のヘヴィメタル・バンド。
ラーズ・ロキット LÄÄZ ROCKIT | |
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別名 | GACK |
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州バークレー |
ジャンル |
ヘヴィメタル スラッシュメタル パワーメタル スピードメタル |
活動期間 |
1982年 - 1992年 2005年 - 現在 |
レーベル |
Target Entertainment SPV/Steamhammer Enigma Records ロードランナー・レコード PONY CANYON INTERNATIONAL マサカー・レコード |
メンバー |
マイケル・クーンズ(Vo) アーロン・ジェラム(G) フィル・ケトナー(G) スカイ・ハリス(Ds) |
旧メンバー |
ヴィクトル・アグネロ(Ds) ほか 別記参照 |
サンフランシスコ産スラッシュメタル「ベイエリア・スラッシュ」を代表するバンドの一つで、独自のパワーメタルを展開。一度解散したが、2005年に活動を再開した。
概要・略歴
編集結成から解散まで(1982年 - 1992年)
編集1982年、マイケル・クーンズ(Vo)とアーロン・ジェラム(G)らを中心に結成。バンド名の由来は、映画ダーティハリー・シリーズ『The Enforcer(邦題:ダーティハリー3)』に登場した兵器「M72 LAWロケット弾」の演出から。
メンバーの変遷を経てフィル・ケトナー(G)、ウィリー・ラング(B)、ヴィクトル・アグネロ(Ds)のラインナップで固まり、1984年に1stアルバム『City's Gonna Burn』でデビュー。翌1985年に2ndアルバム『No Stranger to Danger』と連続して作品を発表。
1987年、EMI傘下のレーベル「Enigma Records」から、3rdアルバム『Know Your Enemy』をリリースしメジャーデビュー[1]。
1989年、4thアルバム『Annihilation Principle』を発表の頃[2]、主要メンバーが脱退。以降、流動的なメンバー構成を繰り返す。
1991年、所属レーベル「Enigma」が倒産。紆余曲折を経て5thアルバム『Nothing'$ $acred』をリリースした後[3]、翌1992年の初来日公演などを最後にバンドは消滅[4]。グルーヴ・メタルバンド「GACK」(ガック)として再スタートを切り作品も制作するが、こちらも1990年代半ばに解散した。
再結成後(2005年 - 現在)
編集2005年、13年ぶりに「ラーズ・ロキット」名義でライブ活動を再開し、『THRASH DOMINATION 05』にて来日公演も果たす[5]。この頃の模様を翌年に映像作品としてリリースした。
2008年、17年ぶりの6thアルバム『Left for Dead』を発表[6]。
2011年 - 2012年、結成30周年を記念したライブ企画を大々的に行う。以降は、解散宣言が無い事実上の活動停止。
2014年、創立メンバー ヴィクトル・アグネロが白血病により死去。
スタイル
編集結成直後はグラムメタル的なスタイルでスタートし、デビューアルバムもスピードメタルの範疇だった。3rdアルバム以降から、アグレッシブな度合いが増したパワーメタルを展開。地元サンフランシスコ産のスラッシュメタル「ベイエリア・スラッシュ」影響下のサウンドに接近する。
大幅なメンバーチェンジを行った5thアルバムでは よりテクニカル化し、17年ぶりの6thアルバムでも同スタイルで洗練されていた。
メンバー
編集現ラインナップ
編集- マイケル・クーンズ Michael Coons - ボーカル(1982–)
- アーロン・ジェラム Aaron Jellum - ギター(1982–)
- フィル・ケトナー Phil Kettner - ギター(1983–1989、2005–)
- スカイ・ハリス Sky Harris - ドラムス(2007–)
旧メンバー
編集- ヴィクトル・アグネロ Victor Agnello - ドラムス(1983–1989、2005–2006)RIP.2014
- デイヴ・スター Dave Starr - ベース(1982–1983)
- ウィリー・ラング Willy Lange - ベース(1983–1989、2005–2018)RIP.2018
- ジェフ・ウェラー Jeff Weller - ギター(1989–1990)
- スヴェン・セダールンド Sven Soderlund - ドラムス(1989–1990)
- ケン・サヴィッチ Ken Savich - ギター(1990–1991)
- ジョン・トーレス Jon Torres - ベース(1990)
- スコット・リー・サージェント Scott Lee Sargeant - ギター(1991–1992)
- スコット・ドミンゲス Scott Dominguez - ベース(1991–1992)
- デイヴ・チャヴァッリ Dave Chavarri - ドラムス(1991–1992)
ディスコグラフィ
編集- オリジナル・アルバム
- City's Gonna Burn(1984)
- No Stranger to Danger(1985)
- Know Your Enemy(1987)
- Annihilation Principle(1989)
- Nothing'$ $acred(1991)
- Left for Dead(2008)
- ライブ・アルバム
- Taste of Rebellion: Live in Citta(1992)
脚注
編集- ^ ミニレビュー / ノウ・ユア・エネミー - CDjournal
- ^ ミニレビュー / アナイアレイション・プリンシプル - CDjournal
- ^ ミニレビュー / ナッシングス・セイクレッド - CDjournal
- ^ ミニレビュー / テイスト・オブ・リベリオン~ライヴ・イン・チッタ - CDjournal
- ^ テスタメント雪辱! THRASH DOMINATION 05 開催 - CDjournal
- ^ ベイエリア・スラッシャーお待ちかね!ラーズ・ロキットのニュー・アルバム登場! - CDjournal
- ^ LÄÄZ ROCKIT And DUBLIN DEATH PATROL Bassist WILLY LANGE Dies At 57 Blabbermouth.net 2018年10月24日 2018年10月29日閲覧