ラージプート英語: INS Rajput)は、インド海軍の保有する駆逐艦Destroyer)である。艦番号はD51。 ラージプートは、インド海軍からの発注に基づきソ連で建造されたラージプート級駆逐艦1番艦であった。

ラージプート
インド海軍ラージプート駆逐艦
艦歴
ラージプート
INS Rajput
起工 1976年9月11日[1]
進水 1977年9月17日
竣工 1979年11月30日
除籍 1980年5月4日
編入 1980年5月4日
所属 インド海軍
要目
艦種 大型対潜艦
ミサイル駆逐艦
設計 61-ME 設計
工場番号 2201
排水量 基準排水量 4,025 t
満載排水量 4,905 t
全長 146.11 m
全幅 15.81 m
喫水 6.83 m
機関 COGAG機関M-3 2 基 72000 馬力
52900 kWt
ガスタービン機関M-8E 4 基
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機BTU-63 2 基 52900 kWt
速力 最大速度 30 kn
巡航速度 18 kn
航続距離 3800 /18 kn
行動期間 10 日間
乗員 士官 33 名
水兵 279 名
武装 艦対艦ミサイルP-20「テルミート」単装発射機 3 基(弾数3 発)
艦対艦ミサイルPJ-10「ブラモス」連装発射機 1 基(弾数2 発)
76.2 mm連装両用AK-726 1 基
30 mm連装機関砲AK-230 4 基
個艦防空用艦対空ミサイルZIF-101 M-1「ヴォルナーP」連装発射機 2 基(V-601ミサイル32 発)
5連装魚雷発射管PTA-53-61 1 基
12連装対潜ロケット弾発射機RBU-6000「スメールチ2」 2 基(RGB-60ロケット弾192 発)
指揮 戦闘情報統禦装置「プランシェート61」
レーダー 水上・対空捜索レーダーMR-310U「アンガラーM」 1 基
対空レーダーMR-500 1 基
射撃管制レーダー4R-90「ヤタガーン」(「ヴォルナー」用) 2 基
射撃管制レーダーMR-105「トゥレーリ」(主砲用) 1 基
射撃管制レーダーMR-104「ルィーシ」(高角機銃用) 2 基
水上捜索照準レーダー「ヴォールガ」 1 基
ソナー 「プラーチナ」
電子戦装備 電子戦対抗装置「ザリーフ」 1 基
電子戦対抗装置「クラープ11」 2 基
電子戦対抗装置「クラープ12」 2 基
チャフフレア発射機PK-16 2 基
通信装置 装備一式
搭載機 Ka-25PLOまたはKa-28 1 機

概要

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工場番号2201艦は、1976年4月14日ソ連海軍に登録された。艦は、ナジョージュヌイと命名された。これは、「頼りになる」といった意味を持つロシア語形容詞である。同年9月11日ウクライナ・ソビエト社会主義共和国ニコラーエフ61人のコミューン参加者記念工場で起工、1977年9月17日進水1980年5月4日に竣工すると、ローフキイは赤旗受賞黒海艦隊に配備された。その後、海上公試などを実施した。

1980年5月4日にはソ連海軍を除籍となり、インド海軍へ引き渡された。インドにおいては、ラージプートと改称された。1993年から1994年にかけて電子機器の更新を受け、イタリアセレニア社製の新しい戦闘システムIPN-10を装備した。

その後、ラージプートはインドとロシアで開発を進めている新型の巡航ミサイルの発射実験の試験艦に選ばれている。2003年2月12日11月23日2004年11月3日2005年4月15日の4度に亙って実施された発射実験では、ラージプート艦上より標的艦目掛けてPJ-10「ブラモス」ミサイルが発射された。標的艦は微塵となり、実験は成功裏に終了したと報告された。この試験のため、ラージプートはP-20用の円筒形の単装発射機1 基を下ろし、代わりに箱型の連装発射機1 基を搭載した。

その後、2007年3月にはさらに改修が施されたラージプート艦上よりプリットヴィーIIIミサイルの発射実験が成功裏に実施されている。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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