ヨベ州
ナイジェリアの州
地理
編集歴史
編集経済
編集農業が主な産業で、アラビアガム、ラッカセイ、マメ、綿花などが栽培される。ポティスクムでは西アフリカ最大とも言われるウシ市場が開かれる。石膏、カオリナイト、石英なども産出される。
住民
編集カヌリ族と南西部にカレカレ族が多く、最南部にマルギ族、ハウサ族が住む[1]。フラニ族、ボレワ族、ンギジム族、バデ族、シュワ族なども住む。
地方行政区
編集→詳細は「ナイジェリアの州」を参照
ヨベ州には17の地方行政区 (LGA) が置かれている。
ボコ・ハラムの活動
編集2002年にボルノ州マイドゥグリで組織されたイスラム過激派ボコ・ハラムが、2004年にニジェール国境のKanamma村に「アフガニスタン」と称するキャンプを設立した[2]。
2009年7月下旬に治安部隊によるボコ・ハラム拠点の制圧作戦が行われ、ヨベ州でも多くの死者が出た[3]。
2012年6月18日、ダマトゥルで警察当局などが襲撃され、市民20人など少なくとも25人が死亡した[4]。12月24日のクリスマス・イブには礼拝中のキリスト教教会が襲われ、神父など6人が殺害され、教会は放火された[5]。
2013年5月14日、グッドラック・ジョナサン大統領により、ボルノ州、アダマワ州とともに、非常事態宣言がなされた[6]。ナイジェリア軍により、ボコ・ハラムの拠点への空爆が行われた[7]。7月6日の未明、マムド(Mamudo)で寄宿学校がイスラム過激派「ボコ・ハラム」と見られる武装集団に襲われ生徒ら42人が死亡した[8]。
脚注
編集- ^ ethnic group map of yobe state by local government area, ナイジェリア国家統計局。2008年7月5日閲覧。
- ^ “ナイジェリア治安当局、原理主義組織の拠点を砲撃 死者250人超える”. AFP (2009年7月29日). 2013年7月8日閲覧。
- ^ “治安部隊が原理主義組織の拠点制圧、死者300人超 ナイジェリア”. AFP (2009年7月30日). 2013年7月8日閲覧。
- ^ “Nigeria's Boko Haram: Damaturu and Kaduna under curfew”. BBC (2012年6月19日). 2013年7月8日閲覧。
- ^ “礼拝中の教会を武装集団が襲撃、6人死亡 ナイジェリア”. AFP (2012年12月26日). 2013年7月8日閲覧。
- ^ “ナイジェリアに対する渡航情報(危険情報)の発出”. 外務省 (2013年5月23日). 2013年7月8日閲覧。
- ^ “ナイジェリア軍、イスラム過激派拠点を空爆 死者多数か”. AFP (2013年5月18日). 2013年7月8日閲覧。
- ^ “学校襲撃で生徒ら42人死亡、全中等学校に休校命令 ナイジェリア・ヨベ州”. AFP (2013年7月8日). 2013年7月8日閲覧。