ヤナバスキー場前駅

日本の長野県大町市にあった東日本旅客鉄道の駅

ヤナバスキー場前駅(ヤナバスキーじょうまええき)は、長野県大町市平簗場にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線臨時駅廃駅)である[1]駅番号は「17[3]

ヤナバスキー場前駅
駅舎(2010年3月)
やなばすきーじょうまえ
Yanaba Skiing Ground
18 簗場 (1.6 km)
(4.8 km) 南神城 16
地図
所在地 長野県大町市平簗場[1]
北緯36度36分19.55秒 東経137度51分16.14秒 / 北緯36.6054306度 東経137.8544833度 / 36.6054306; 137.8544833
駅番号  17 
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 大糸線
キロ程 47.9 km(松本起点)
電報略号 ヤス[1]
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
3人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1985年昭和60年)12月24日[1]
廃止年月日 2019年平成31年)3月16日[2]
備考 臨時駅[1]
標高:828.4m[1]
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名前のとおりヤナバスキー場の前にあり、スキーシーズンのみ列車が停車していた[1]。2013年(平成25年)度シーズンについては同スキー場は営業休止しながらも、当駅の臨時停車は実施された。しかし、2016年(平成28年)度シーズンで再度営業休止となった際には当駅への停車自体が行われず、翌シーズン以降もスキー場の営業再開の目処が立たないことから、当駅も事実上休止の状態が続いていたが[注釈 1]2019年3月16日のダイヤ改正をもって廃止された[2]

歴史

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スキー場会社が建設費を期成同盟会に寄付して建設された施設を国鉄に譲渡して開業した[1]

年表

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駅構造

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駅全景(2012年9月)

単式ホーム1面1線の地上駅[1]。廃止時点では信濃大町駅が管理していた。

営業当時は概ね12月 - 翌年3月に限り営業しており、常備券による乗車券の委託発売があった[6][注釈 2]

利用状況

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「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

  • 2007年(平成19年)度 - 4人[1]
  • 2009年(平成21年)度 - 3人[1]
  • 2010年(平成22年)度 - 3人[7]
  • 2011年(平成23年)度 - 3人

駅周辺

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廃止後

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駅名板以外の駅設備は暫く残されていたが、ホームが撤去され残った駅舎も撤去され遺構はほとんど残っていない。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
大糸線
簗場駅 (18) - ヤナバスキー場前駅 (17) - 南神城駅 (16)

脚注

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注釈

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  1. ^ 休止届は出されていなかったため名目上は休止駅ではなかった。
  2. ^ 乗客の少ない時期や時間帯には窓口営業を行わない場合もあった[6]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、112頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c 2019年3月ダイヤ改正について” (PDF). 東日本旅客鉄道 長野支社 (2018年12月14日). 2018年12月15日閲覧。
  3. ^ 大糸線に「駅ナンバー」を導入します” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2016年12月7日). 2016年12月8日閲覧。
  4. ^ 「通報 ●大糸線ヤナバスキー場前臨時乗降場の開業について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1985年12月10日、2面。
  5. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、210頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 36号 松本駅・穂高駅・姨捨駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年4月21日、25頁。 
  7. ^ 長野県統計書(平成22年度版) - 長野県

関連項目

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いずれもスキー場に隣接している駅である。

外部リンク

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