モノメチルヒドラジン
ヒドラジン誘導体の有機化合物
モノメチルヒドラジン(英: Monomethylhydrazine, MMH)は、ヒドラジン誘導体の有機化合物である。単にメチルヒドラジンとも。
モノメチルヒドラジン | |
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Methylhydrazine | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 60-34-4 |
EC番号 | 200-471-4 |
RTECS番号 | MV5600000 |
特性 | |
化学式 | CH3(NH)NH2 |
モル質量 | 46.07 g/mol |
示性式 | CH3-NH-NH2 |
密度 | 0.88 g/cm3 |
融点 |
−52 °C |
沸点 |
87 °C |
水への溶解度 | 非常に溶けやすい |
アルコール、エーテルへの溶解度 | 可溶性 |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ICSC 0180 |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
EU Index | 列挙無し |
NFPA 704 | |
引火点 | −8.3 °C |
発火点 | 196 °C |
爆発限界 | 2.5–97% |
関連する物質 | |
関連物質 | ヒドラジン ジメチルヒドラジン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
キノコの一種シャグマアミガサタケの成分ギロミトリン(Gyromitrin)が加水分解して生成することでも知られる。
ロケットエンジンの推進剤に燃料として使われる。適当な酸化剤(四酸化二窒素など)とともに用いると自己着火性を有しており、燃料バルブの開閉だけで推力の制御ができるため、人工衛星や宇宙船の姿勢制御用エンジン(スラスター)用に用いられる。
引火性、発火性があり、日本では消防法により危険物第5類(自己反応性物質)に指定されている。また肝臓・腎臓・腸・膀胱に障害を起こす。発癌性を持つことでも知られている。