モダンチョキチョキズ
モダンチョキチョキズ(Modern Choki Chokies)は、モダチョキと略される、1989年から1997年に活動していた日本・大阪のエンターテインメントバンド。2020年からは不定期で活動している。
モダンチョキチョキズ | |
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別名 | モダチョキ |
出身地 | 日本・大阪府 |
ジャンル | |
活動期間 |
1989年 - 1997年 2020年 - |
レーベル | Ki/oon Sony Records |
公式サイト | Sony Music Online Japan |
メンバー | |
旧メンバー | 岸本基 |
主なメンバー
編集公式YouTubeチャンネル及び公式Instagram等のメンバーによる呼称を活用し、1990年代に活動していたメンバーは「平成モダチョキ」、2020年からのメンバーを「令和モダチョキ」として記述する。なお「平成モダチョキ」についてはベストアルバム「レディメイドのモダン・チョキチョキズ」に付録の「モダチョキ唄本」の氏名掲載順及び担当(カッコ内)も含め参照している。
平成モダチョキ(1989年 - 1997年)
編集- 矢倉邦晃(リーダー/店長)
- 濱田マリ(ボーカル、おしゃべり):「マリちゃん」名義でも活動
- 保山宗明王(のちの保山宗明玉、保山ひャン/おどり、朗読、おしゃべり)
- ヌルピョン(飛び道具、旅人)
- 岸本基(別名:吉田、ガンポンギ、ハンホンヒー/ボーカル、ヴァイオリン、振り付け)
- 芳垣安洋(ドラムス、パーカッション)
- 長谷部信子(のちのハセベノヴコ/ボーカル、コーラス、おどり、キーボード)
- 繪野有司(のちのYuzi Brian 絵野/ベース、コーラス)
- 梶野秀樹(ベース、おしゃべり、執筆)
- フィリップ君(ダジャレ、エレキソロバン、おどり、おしゃべり)
- 渡辺渡(ギター、うた、おしゃべり)
- 磯田収(ギター、おしゃべり)
- 内橋和久(ギター)
- 今中規子(キーボード、ピアノ)
- Taffy(キーボード)
- 吉森信(キーボード、ピアノ)
- 中島徹(ピアノ、トロンボーン)
- 広兼剛(トロンボーン)
- 祖父江慎(ジェネラルアートディレクション):のちに「くまちゃん」への分身説
- 真城めぐみ(ボーカル、コーラス、おどり、パーカッション)
- 中村岳(パーカッション)
- 是方博邦(ギター)
- 内門洋(ベース)
- 安田謙一(ブレーン)
- 吉村智樹(ブレーン)
- 仲谷暢之(ブレーン)
- ザ・ゴールデンホーンズ
- 河村光司(チューバ、バリトンサックス)
- 武井努(サクソフォーン)
- 山崎圭巳(別名:山さん/サクソフォーン)
- 和久治彦(サクソフォーン)
- 井上智士(サクソフォーン、唐揚げ)
- 川西聡(サクソフォーン)
- 長井稔(サクソフォーン)
- 河村勇(サクソフォーン)
- 森敦功(トロンボーン)
- 早田稔(別名:パヤツ/トランペット、うた、おどり)
- 永田有広(トランペット)
- 岩田英司(トランペット)
- 佐久間勲(トランペット)
令和モダチョキ(2020年以降)
編集- フロントメンバー
- ザ・ゴールデンホーンズ
- 武井努(サクソフォーン)
- 山崎よしみ(別名:山さん/サクソフォーン、山崎自撮り)
- 井上智士(サクソフォーン、唐揚げ)
- Kawakubone 龍(トロンボーン)
- 岩田英司(トランペット)
- 永田有広(別名:モダチョキのハイスペ/トランペット)
- 早田稔(別名:パヤツ/トランペット)
- 河村光司(ホーンアレンジ、コーラス、ちんどん通信社)
- リズム隊
- Yuzi Brian 絵野(リーダー/二代目店長、ベース、ボーカル、ギロ)
- Taffy(キーボード)
- 磯田収(別名:サミー/ギター)
- 中村岳(別名:ガクさん/パーカッション)
- 中家諒(ドラムス)
- Lyuichi "Lyu"Yamamoto(ギター)
- 大澤信三(ベイビーベース)
- 宮川真由美(ピアノ)
- ヌルピョン(ボーカル、パフォーマンス:本業優先のため激レアキャラ)
- 矢倉邦晃(2021年復活祭のクレジット表記のみ)
- ガンポンギ(別名:ハンギョンギー/ボーカル、ヴァイオリン):2024年3月退団[1]
概要
編集1989年3月に前身であるもんもんクラブの矢倉邦晃を中心に結成され[2]、1990年頃にソニー・ミュージックの小山にスカウトされる。1992年にメジャー・デビュー[2]。キャッチコピーは「アジア一の娯楽バンド」[2]。メンバーは不定であり、その時々(ライブなどの構成)に応じて変動する。メインボーカルの濱田マリは「一番多いときで200人くらい」と発言していたが、活動初期はライブの前列で一体となって踊っていたファンがいつの間にかメンバーになっていた(ヌルピョンが代表格)ということもあり、正確な人数は「メンバー自身誰も知らない」という。その形態から、自ら「音楽性アメーバ集団」と称していた。テレビ東京系深夜番組「モグラネグラ」で視聴者から新メンバーを募るオーディションを行ったが、その際に応募者全員を合格にしたという逸話がある。また、就職により公務員になった者も一部いるが、公務員には副業禁止規定が存在する手前、バンドとしての活動はタダ働きであったという。
『音の百貨店』を自称。ボーイズ(音楽漫談)の要素を取り入れたコミックソング中心の楽曲であるが、ロック・ファンクから歌謡曲・ドドンパまで多岐に及ぶジャンルを難なくこなす。ライブでは関西風のコテコテの色合いが強いコントやパフォーマンス(詩の朗読・駄洒落など)なども披露していた。本人らが出演した深夜番組やカルビーのCMソングで注目を浴び、ドラマやバラエティ番組などの主題歌を数多く手がける。
1997年、小西康陽編集による『レディメイドのモダンチョキチョキズ』のリリースを以て活動休止。その前からライブ活動も行われていないが、解散は宣言していない。濱田をはじめ、メンバーはそれぞれの活動を続けている。活動停止後も、ヒット曲「ジャングル日和」がはなまるマーケット(TBS系列)に使用されるなど、楽曲は多くのTV番組で現在もBGMに使われている。
2001年3月23日、濱田マリがレギュラー出演していた朝日放送テレビ「ミナミ極楽堂」にてMCの極楽とんぼから番組イベント出演のため半ば強制的に再結成を促された。濱田マリをはじめ、矢倉邦晃、長谷部信子、保山宗明玉、ヌルピョン、フィリップ君、岸本基、磯田収、梶野秀樹が集結、バンドメンバーも中村岳(パ-カッション)、吉森信(キーボード)、吉田タダス(ドラム)その他ホーンセクションが集まった。
2011年6月5日、青山月見ル君想フにて開催されたヌルピョン率いるクラブアロエのライブで、濱田マリ、ハセベノヴコが飛び入りし「新・オバケのQ太郎」を披露。[3][4]
2020年9月25日に、神戸チキンジョージで、「近代鋏団 featuring 濱田マリ(from モダンチョキチョキズ)」として一夜限りの復活ライブを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して中止となった[5]。代わりに10月31日までの期間限定の動画[6]が公開された[7]。
2021年9月25日に、神戸チキンジョージで「モダンチョキチョキズ1夜限りの?!復活祭」で昨年から延期されたライブが1年越しで開催された。参加メンバーは、濱田マリ、ハセベノヴコ、保山宗明玉、岸本基、Yuzi Brian 絵野 (ベース)、ヌルピョンなど[8][9][注釈 1]。
2022年5月29日に、大阪難波ベアーズでプライベートライブ[11]、8月7日に梅田クラブクアトロで「モダチョキ復活祭の逆襲」が開催[12][13]。参加メンバーは、濱田マリ、ハセベノヴコ、保山宗明玉、岸本基、Yuzi Brian 絵野(ベース)ほか、8月7日のライブは真城めぐみなども参加した。
2023年3月19日に大阪心斎橋JANUSで対バンに餃子大王を迎え「よせばいいのに〜モダチョキvs餃子大王〜」[14]が開催された。モダンチョキチョキズのゲストには前回も参加した真城めぐみのほか、宍戸留美も出演。2022年のライブで短時間、オンライン参加したフィリップ君のほか、中村岳(パ-カッション)も参加。岸本基は2022年の年末に公表した通り体調不良で活動を休止しているため不参加となった[15]。同日ライブで次回公演の告知が行われ2023年9月10日にShibuya O-WESTで開催された。
2023年9月1日、27年ぶりの新曲「きんかん」(作詞曲:ハセベノヴコ)を配信リリース[16]。
2023年10月31日、第1回モダチョキインスタライブ開催。以降毎月インスタライブを開催。主な出演メンバーは濱田マリ、ハセベノヴコ、真城めぐみ、磯田収、フィリップ君。
2024年3月8日、岸本基(ガンポンギ)の退団を発表。
2024年8月12日、神戸チキンジョージにて「ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説ツアーの伝説 神戸編」[17]が開催された。新曲「天辺の嘘」を初演奏。出演メンバーは濱田マリ、ハセベノヴコ、真城めぐみ、保山宗明玉、フィリップ君、ぬるぴょん、河村光司、武井努、井上智士、山崎よしみ、早田稔、永田有広、岩田英司、川久保琉聖、Taffy、磯田収、山本Lyu隆一、Yuzi Brian絵野、中家諒、中村岳、大澤信三(ゲスト)、宮川真由美(ゲスト)。同日、次回公演「大阪編」(2024年12月15日心斎橋BIGCAT)の開催が告知された。
2024年9月3日、荻窪ルースターにて開催された真城めぐみの定期イベント「居酒屋・真城」にて濱田マリ、ハセベノヴコが飛び入りし3人で「自転車に乗って、」を披露した。[18]
2024年12月15日、大阪ビッグキャットにて「ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説ツアーの伝説 大阪偏」[19]が開催され、「ドロンゲーム」が本公演で初披露した。
音楽作品
編集シングル
編集枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | 備考 |
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1st | 1992年6月21日 | 新・オバケのQ太郎 |
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2nd | 1993年5月10日 | ジャングル日和 |
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3rd | 1993年11月21日 | 自転車に乗って、 |
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4th | 1994年2月21日 | THE絶望行進曲 |
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5th | 1994年5月21日 | 天体観測 |
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6th | 1994年10月21日 | エケセテネ |
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7th | 1994年11月21日 | 素敵なマーナ |
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8th | 1996年2月21日 | 渚のエンジェル |
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9th | 1997年2月1日 | ピピカソ |
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配信限定シングル
編集枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | 備考 |
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1st | 2023年9月1日 | きんかん |
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アルバム
編集枚 | 発売日 | タイトル | 収録曲 | 備考 |
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1st | 1992年7月22日 | ローリング・ドドイツ | ||
2nd | 1993年6月21日 | ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説 | ||
3rd | 1994年6月22日 | 別冊モダチョキ臨時増刊号 |
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「これまでタイアップが付いてめでたく世にバーンと出た曲の中に、まだ形になっていないものがあるから、それを一度まとめてみないかということだったんですよ。だったら、バンド内オムニバス形式にして、新曲も織りまぜつつ、今までリリースされている曲たちは、アレンジやミックスを変えたりしようということになったんですね」(濱田マリ)[20] |
4th | 1994年11月2日 | くまちゃん |
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ベスト | 1997年2月21日 | レディメイドのモダンチョキチョキズ |
DISK 1
DISK 2(8cmCD/ボーナストラック野郎)
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映像作品
編集- ヒデオ
- 1995年4月21日にVHS、2004年12月22日にDVDがリリースされた。
ラジオ番組
編集- 「スーパーFMマガジン」(SING LIKE TALKINGがアルバムレコーディングのため渡英していた間のピンチヒッターとして登場:TOKYO FM)
- 「モダンチョキチョキズのスマイルハリケーン」(1994年4月 - 1996年3月:bayfm)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “モダンチョキチョキズ、メンバー脱退を発表 「関係者の信頼を著しく損ねる行動」 女優の濱田マリらが所属:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2024年12月16日閲覧。
- ^ a b c 「西方黄金浄土通信 / 木原勝也」『Latina = ラティーナ : 世界の音楽情報誌』第464号、中南米音楽、1992年10月1日、42頁、NDLJP:7957383/22。(要登録)
- ^ “新・オバケのQ太郎:Club Aloe”. 2024年9月4日閲覧。
- ^ “ヌル→モダ”. 2024年9月4日閲覧。
- ^ Chicken George - チキンジョージ | 2020年09月25日公演 「Embrace presents LIVE DEVOTEDLY」
- ^ 近代鋏団(a.k.a.モダンチョキチョキズ)2020/09/25 - YouTube
- ^ 保山ひャン 2020年9月11日のツイート
- ^ 保山ひャン 2021年7月25日のツイート
- ^ 保山ひャン 2021年9月25日のツイート
- ^ 保山ひャン 2021年10月9日のツイート
- ^ モダンチョキチョキズ 2022年6月1日のツイート
- ^ モダンチョキチョキズ 2022年4月17日のツイート
- ^ モダンチョキチョキズ 2022年5月20日のツイート
- ^ モダンチョキチョキズ 2023年3月19日のツイート
- ^ ガンポンギ 2022年12月5日のツイート
- ^ 「モダンチョキチョキズ、27年ぶりの新曲リリース決定」『音楽ナタリー』2023年8月15日。2023年8月27日閲覧。
- ^ “ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説ツアーの伝説”. 2024年9月4日閲覧。
- ^ “居酒屋真城”. 2024年9月4日閲覧。
- ^ “ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説ツアーの伝説”. 2024年12月15日閲覧。
- ^ 『ギターブックGB』ソニー・マガジンズ。
外部リンク
編集- Sony Music Online Japan
- モダンチョキチョキズ(公式)オフィシャルアカウント - 公式ホームページ
- モダンチョキチョキズ(公式) (@mc2_info) - X(旧Twitter)
- モダンチョキチョキズ(公式) (@mc2_info) - Instagram
- モダンチョキチョキズ - YouTubeチャンネル
- NOP WORLD(メンバーの長谷部信子[現:ハセベノヴコ]のサイト)
- ハセベノヴコ (@nopman) - X(旧Twitter)
- Novko Hasebe (@nopman8) - Instagram
- 半営利団体 isoda.org(メンバーの磯田収のサイト)
- フィリップ君 (@neophilipkun) - X(旧Twitter)(メンバーのフィリップ君)
- philipkun (@philipkun1017) - Instagram
- ライター/放送作家 吉村智樹 - 吉村智樹事務所だより(元メンバーの吉村智樹の公式サイト)
- ネオ秘密結社 保山のお宿 - ウェイバックマシン(2010年8月30日アーカイブ分)(メンバーの保山宗明玉のサイト)
- 保山ひャン (@hozanhyan) - X(旧Twitter)
- ブライアン絵野 (@yuzi1104) - X(旧Twitter)
- Yuji Brian Eno (@yuzi1104) - Instagram
- ガンポンギ (@ganpongui) - X(旧Twitter)