モダンゲームズ
モダンゲームズ（Modern Games、2019年4月17日 - ）は、アイルランド生産、イギリス調教の競走馬。
| モダンゲームズ | |||||||||||||||||||||
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 ゴドルフィンの勝負服 | |||||||||||||||||||||
| 欧字表記 | Modern Games | ||||||||||||||||||||
| 品種 | サラブレッド | ||||||||||||||||||||
| 性別 | 牡 | ||||||||||||||||||||
| 毛色 | 栗毛 | ||||||||||||||||||||
| 生誕 | 2019年4月17日（5歳） | ||||||||||||||||||||
| 父 | Dubawi | ||||||||||||||||||||
| 母 | Modern Ideals | ||||||||||||||||||||
| 母の父 | New Approach | ||||||||||||||||||||
| 生国 |
 アイルランド | ||||||||||||||||||||
| 生産者 | Godolphin | ||||||||||||||||||||
| 馬主 | Godolphin | ||||||||||||||||||||
| 調教師 |
Charlie Appleby（.svg){kind=small} イギリス） | ||||||||||||||||||||
| 競走成績 | |||||||||||||||||||||
| 生涯成績 | 16戦8勝 | ||||||||||||||||||||
| 獲得賞金 | 2,461,265ポンド | ||||||||||||||||||||
| WBRR | M121 / 2022年[1] | ||||||||||||||||||||
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主な勝ち鞍は2021年のブリーダーズカップジュベナイルターフ、2022年のプールデッセデプーラン、ウッドバインマイル、ブリーダーズカップマイル、2023年のロッキンジステークス。
戦績
編集2歳（2021年）
編集7月1日ヘイドックパーク競馬場の一般戦でデビューし5着。2戦目で勝ち上がると、その後一般戦2着を挟み、ナーサリーハンデキャップに続いてタタソールズステークス（G3）も制し重賞を初制覇した。
米国に遠征し11月5日のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフに出走。しかし、レース直前に同厩舎・同馬主である2番枠のアルバーがゲート内で暴れたために出走取消となり、隣の1番枠に入っていたモダンゲームズもそのトラブルの際にゲートから出され、一旦競走除外となったが直後に賞金のためだけの出走が認められる珍事が起きた。好位の6番手でレースを進め、直線で外から鋭く脚を伸ばすと最後はティズザボムの追撃を1馬身半差振り切りG1初制覇を飾った[2]。
3歳（2022年）
編集5月15日のプール・デッセ・デ・プーランに1番人気で出走。道中は先行集団の4番手で追走し、直線で先頭に立つと最後は内から脚を伸ばしたトライバリストに1馬身1/4差をつけG1・2勝目をマークした[3]。
続いて6月5日のジョッケクルブ賞に出走し、フランス二冠を狙うも瞬く間にヴァデニに交わされ、エルボデゴンとの2着争いにも負けて3着[4]。その後は7月10日のジャンプラ賞ではテナブリズムの5着[5]。27日のサセックスステークスではバーイードの2着に敗れている[6]。
カナダに遠征して9月17日のウッドバインマイルに1番人気で出走。中団後ろの8番手付近に控えて、直線では馬群の中から持ち出されて5馬身1/4差つける圧勝劇でG1・3勝目を飾った[7]。
その後はイギリスの戻って10月15日のクイーンエリザベス2世ステークスに出走するもベイサイドボーイの2着に敗れた[8]。
アメリカに遠征して11月5日のブリーダーズカップ・マイルに1番人気で出走。前肢を上げるような発馬となった結果、行き脚がつかずに次々と前に入られしまい中団馬群を追走。第3コーナーからペースが上がっていくと鞍上の動きが大きくなり厳しいかに見えたが、直線に入ると外から強烈な末脚を発揮。先行く馬たちを一掃して、1番人気の伏兵シャールズスパイトに3/4差を付けて優勝。G1・4勝目、ブリーダーズカップで2年連続の勝利となった[9]。
4歳（2023年）
編集4月14日のメーカーズマークマイルステークスで圧倒的な1番人気に支持されるも前を行くシェピエールとの差を詰めることができずに3馬身半差の2着と完敗した[10]。
5月20日のロッキンジステークスに1番人気で出走。外埒側で末脚を貯めながら進み、残り3ハロンを切ると各馬が動きを見せ始め、残り1ハロンの標識前でチンディットが先頭に立つ。モダンゲームズも鞭を受けて末脚を点火させ、噛みつきにきたチンディットを寄せ付けずに差し切って1馬身半差で優勝。G1・5勝目、4ヵ国でのG1制覇、3年連続のG1制覇を果たした[11]。
その後は6月20日ロイヤルアスコット開催のクイーンアンステークスに1番人気で出走するもの伸び切れず4着に敗れた[12]。8月15日に所有するゴドルフィンにより現役を引退して種牡馬入りすることが発表された[13]。
競走成績
編集| 出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着（2着）馬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.7.1 | ヘイドック | 条件戦 | 芝7f | 5着 | J.ドイル | 11馬身 | Mr McCann | |
| 7.24 | ニューマーケット | 未勝利 | 芝7f | 1着 | J.ドイル | 2馬身 | （Saga） | |
| 8.8 | レスター | 条件戦 | 芝7f | 2着 | W.ビュイック | 3/4馬身 | Cresta | |
| 9.8 | ドンカスター | 条件戦 | 芝7f | 1着 | W.ビュイック | 3馬身1/2 | （Sed Maarib） | |
| 9.23 | ニューマーケット | タタソールズS | G3 | 芝7f | 1着 | W.ビュイック | 2馬身1/2 | （Trident） |
| 11.6 | デルマー | BCジュヴェナイルターフ | G1 | 芝8f | 1着 | W.ビュイック | 1馬身1/2 | （Tiz The Bomb） |
| 2022.5.15 | パリロンシャン | プール・デッセ・プーラン | G1 | 芝8f | 1着 | W.ビュイック | 1馬身1/4 | （Texas） |
| 6.5 | シャンティイ | ジョッケクルブ賞 | G1 | 芝10.5f | 3着 | W.ビュイック | 5馬身1/4 | Vadeni |
| 7.10 | ドーヴィル | ジャンプラ賞 | G1 | 芝7f | 5着 | W.ビュイック | 1馬身1/2 | Tenebrism |
| 7.27 | グッドウッド | サセックスS | G1 | 芝8f | 2着 | W.ビュイック | 1馬身3/4 | Baaeed |
| 9.17 | ウッドバイン | ウッドバインマイル | G1 | 芝8f | 1着 | W.ビュイック | 5馬身1/4 | （Ivar） |
| 10.17 | アスコット | クイーンエリザベス2世S | G1 | 芝8f | 2着 | W.ビュイック | 1馬身1/4 | Bay Side Boy |
| 11.5 | キーンランド | BCマイル | G1 | 芝8f | 1着 | W.ビュイック | 3/4馬身 | （Shirl's Speight） |
血統表
編集| モダンゲームズの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | ミスタープロスペクター系 |
|||
父 Dubawi 2002 鹿毛 |
父の父 Dubai Millennium 1996 鹿毛 |
Seeking the Gold | Mr Prospector | |
| Con Game | ||||
| Colorado Dancer | Shareef Dancer | |||
| Fall Aspen | ||||
父の母 Zomaradah 1995 黒鹿毛 |
Deploy | Shirley Heights | ||
| Slightly Dangerous | ||||
| Jawaher | *ダンシングブレーヴ | |||
| High Tern | ||||
母 Modern Ideals 2010 栗毛 |
New Approach 2005 栗毛 |
Galileo | Sadler's Wells | |
| Urban Sea | ||||
| Park Express | Ahonoora | |||
| Matcher | ||||
母の母 Epitome 1999 鹿毛 |
Nashwan | Blushing Groom | ||
| Height of Fashion | ||||
| Proskona | Mr Prospector | |||
| Konafa | ||||
| 母系(F-No.) | (FN:22-b) | [§ 2] | ||
| 5代内の近親交配 | Mr. Prospector 4×4、Northern Dancer 5×5 | [§ 3] | ||
| 出典 | ||||
- 半妹にMawj（英1000ギニー、クイーンエリザベス2世チャレンジカップステークス）がいる。
脚注
編集- ^ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2022”. IFHA. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “BCジュベナイルターフで珍事、“競走除外”のモダンゲームズがレースを制す”. JRA-VAN (2021年11月6日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ “仏2000ギニー、モダンゲームズがBCジュベナイルターフに続くG1制覇”. JRA-VAN (2022年5月16日). 2022年5月17日閲覧。
- ^ “仏ダービーはヴァデニが圧勝、モダンゲームズの二冠を阻む”. JRA-VAN ver.World. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “テネブリズムが距離短縮で本領発揮、仏G1ジャンプラ賞でクラシックホース撃破”. JRA-VAN ver.World. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “英G1サセックスS、バスラットレオンは逃げて4着 バーイードが無敗継続”. JRA-VAN ver.World. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “仏2000ギニー馬モダンゲームズ、カナダG1ウッドバインマイルで5馬身超えの圧勝”. JRA-VAN ver.World. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “英G1クイーンエリザベス2世Sは伏兵ベイサイドボーイが波乱呼ぶ、インスパイラルは出遅れて不発 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “モダンゲームズが鮮やかに差し切り、BCマイルで圧倒的人気に応える | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “米芝王者モダンゲームズが不覚、G1メーカーズマークマイルSで完敗の2着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “英G1ロッキンジSのモダンゲームズ、2着馬の噛みつき攻撃かわして快勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “伏兵トリプルタイム、英G1クイーンアンSでフランケルとの父子制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年7月3日閲覧。
- ^ モダンゲームズが突然の引退、今後は種牡馬に転身へJRA-VAN ver.world、2023年8月16日配信・閲覧
- ^ a b c “血統情報：5代血統表｜Modern Games(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年5月17日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post