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メルセデスAMG・SL

曖昧さ回避 この項目では、7代目SLについて説明しています。以前のモデルについては「メルセデス・ベンツ・SL」をご覧ください。

メルセデスAMG SL（Mercedes-AMG SL R232）は、ドイツの自動車メーカーメルセデス・ベンツ・グループが、メルセデスAMGブランドで展開している高級スポーツカーである。

概要

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メルセデスAMG・SL
R232型
 
SL 43
 
SL 63 4MTAIC+
 
SL 63 4MTAIC+
概要
製造国   ドイツ
販売期間 2021年 -
デザイン 4
ボディ
乗車定員 2+2
エンジン位置 フロント
駆動方式 4WD/FR
パワートレイン
エンジン 3982 ccV型8気筒DOHCターボ
1991 cc直列4気筒DOHC電動ターボ
最高出力
  • SL 63 4MATIC+：
    585 PS (430 kW) / 5500 rpm – 6500 rpm
  • SL 55 4MATIC+：
    476 PS (350 kW) / 5500 rpm – 6500 rpm
  • SL 43：
    381 PS (280 kW) / 6750 rpm
最大トルク
  • SL 63 4MATIC+：
    800 N・m / 2500 rpm – 5000 rpm
  • SL 55 4MATIC+：
    700 N・m / 2250 rpm – 4500 rpm
  • SL 43：
    480 N・m / 3250 rpm – 5000 rpm
変速機 電子制御9速AT
前 ダブルウイッシュボーン
後 ダブルウイッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2700 mm
全長 4705 mm
全幅 1915 mm
全高 1353 mm
車両重量
  • SL 63 4MATIC+：
    1970 kg
  • SL 43：
    1780 kg
系譜
先代 メルセデス・ベンツ・R231
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2021年10月28日、初披露された。

当代より、メルセデス・ベンツブランドとは異なり、サブブランドであるメルセデスAMGブランドから販売されることになった[1]。6代目までのクーペカブリオレ (メタルトップ) に代わって、4代目以来のソフトトップが採用された[1]ほか、SLでは史上初となる4WDと四輪操舵が採用された。

エクステリアでは、現行メルセデスにおけるデザイン言語となった伝統のロングノーズ・ショートデッキスタイルを踏襲し、近年のAMGブランドの証であるパナメリカーナグリルが装着される。ソフトトップの採用により軽量化と低重心化が図られ、ハンドリング性能の向上に寄与している[2]。 アドヴィックスの新開発アルミ対向型6ポットキャリパが搭載されている[3]。メルセデスAMGがSL用に開発したロードスターアーキテクチャにより後席が設けられた。

2022年4月6日、SL 43を発表。量産車では世界初となる48V電気システムを電源とする電動ターボチャージャー「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」を組みこんだ2.0L 直列4気筒エンジンM139型を搭載。駆動方式はFR。なお、4気筒エンジンを搭載したのは1954年から1963年に販売されていた190SL (R121)以来約60年ぶりである。

同年10月24日、日本導入が発表され、同日より発売。日本仕様では、発売当初前述したSL 43（Mercedes-AMG SL 43）のみの導入であった[4]。

2023年4月25日、日本仕様車に4.0L V型8気筒エンジンM177型を搭載した4WDモデルSL 63 4MATIC+を追加導入し発売。併せて、SL 43は自宅駐車場などのA地点と乗降場所などのB地点のルートを車両に記憶させることで車両が区間の移動や駐車（公共での駐車スペースなど公道での使用は不可）を行う「メモリーパーキングアシスト」が標準装備され、ボンネットエンブレムを新デザインに変更。有償オプションにヒマラヤグレーペイント21インチAMG10ツインスポークアルミホイールと内装色のクリスタルホワイト/ブラック（ナッパレザー）を追加する装備内容の一部変更も実施された[5]。

同年6月28日、特別仕様車SL 63 4MATIC+ Motorsport Collectors Edition（モータースポーツ コレクターズ エディション）が発表され、同日より日本での予約注文の受付が開始された。SL 63 4MATIC+をベースに、外観は車両先端から後輪前部までをハイテックシルバー、後輪部分以降をオブシディアンブラックをグラデーションにより組み合わせた専用ツートーンペイントとするとともに、車体後部にスターパターンのペイントワークも施された。併せて、AMGエアロダイナミックパッケージとAMGナイトパッケージが特別装備され、アルミホイールはマットブラックペイント21インチAMG10ツインスポークが採用され、PETRONASのリムフリンジも施され、ブレーキキャリパーをブラックとした。内装にはAMGパフォーマンスステアリングが特別装備された。世界で100台の限定販売で、このうち日本には17台が用意される。予約注文は同年7月12日までの受付となり、販売台数以上の申込があった場合には抽選となる[6]。

グレード一覧[1]
グレード 排気量 エンジン 最高出力 最大トルク 駆動方式 備考
SL 63 4MATIC+ 3982 cc V型8気筒DOHCターボ 585 PS (430 kW) / 5500 rpm – 6500 rpm 800 N・m / 2500 rpm – 5000 rpm 4WD 四輪操舵を搭載
SL 55 4MATIC+ 476 PS (350 kW) / 5500 rpm – 6500 rpm 700 N・m / 2250 rpm – 4500 rpm
SL 43 1991 cc 直列4気筒DOHC電動ターボ 381 PS (280 kW) / 6750 rpm 480 N・m / 3250 rpm – 5000 rpm FR 四輪操舵はオプション設定

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^ a b c “新型「メルセデスAMG SL」がデビュー　ゼロから開発したアルミ製プラットフォームを採用”. webCG. https://www.webcg.net/articles/-/45338 2021年12月8日閲覧。 
  2. ^ “メルセデスAMG SL、20年ぶりのソフトトップ4シーター…欧州発表”. レスポンス. https://response.jp/article/2021/10/30/350868.html 2021年12月8日閲覧。 
  3. ^ “メルセデスAMG『SL』、アドヴィックスの新開発キャリパを採用（レスポンス）”. LINE NEWS. 2022年10月15日閲覧。
  4. ^ 『新型「メルセデスAMG SL」を発売』（PDF）（プレスリリース）メルセデス・ベンツ日本株式会社、2022年10月24日。https://media.mercedes-benz.jp/download/1266562/20221024-sl-fnl.pdf。2022年10月27日閲覧。 
  5. ^ 『新型「メルセデス AMG SL 63 4MATIC+」を追加』（PDF）（プレスリリース）メルセデス・ベンツ日本株式会社、2023年4月25日。https://media.mercedes-benz.jp/download/870be612-8a74-4f9f-9c2c-a0e1c645b035/20230425-sl634matic-fnl.pdf。2023年4月27日閲覧。 
  6. ^ 『「メルセデス AMG SL 63 4MATIC+ Motorsport Collectors Edition」を発表』（PDF）（プレスリリース）メルセデス・ベンツ日本株式会社、2023年6月28日。https://media.mercedes-benz.jp/download/0c33abb8-182e-47b0-a4cd-818d624d89f1/20230628-sl634maticmotorsportcollectorsedition-fnl.pdf。2023年7月6日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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