メテオロ級哨戒艦
メテオロ級哨戒艦(スペイン語: Patrulleros clase Meteoro )は、スペイン海軍が運用している哨戒艦の艦級。計画名はBAM(Buques de acción marítima、海洋行動艦)[1]。第1バッチ4隻の建造費は4億8840万ユーロであった[2]。
メテオロ級哨戒艦 | |
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基本情報 | |
種別 | 哨戒艦 |
建造所 | ナバンティア |
運用者 | スペイン海軍 |
就役期間 | 2011年 - 現在 |
前級 | セルビオーラ級 |
要目 | |
満載排水量 | 2,900 t |
全長 | 93.9 m |
最大幅 | 14.2 m |
吃水 | 4.2 m |
機関方式 |
CODOE方式 ・MTU 1163ディーゼルエンジン×2基 ・電動機×2基 ・スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 12,240 shp |
速力 | 21ノット |
航続距離 | 8,000海里 (12kt巡航時) |
乗員 | 45名+便乗者20名 |
兵装 |
・76mm単装速射砲×1基 ・25mm単装機銃×2基 ・12.7mm機銃×2挺 |
搭載機 | NH90ヘリコプター×1機 |
C4ISTAR |
海軍戦術情報システム (SCOMBA+リンク 11/22) |
レーダー | ・ARIES 対水上捜索用 |
電子戦・ 対抗手段 | 電波探知妨害装置 |
概要
編集船型としては長船首楼型を採用した。船楼甲板の後半分はヘリコプター甲板とされ、24.7m×13.5mの広さを確保した。その前方、上部構造物後部のハンガーにはNH90ヘリコプター1機を収容できる。また上部構造物中部両舷には複合艇が1隻ずつ収容されている。モジュール設計が導入されており、漁業監視や海上治安活動、捜索救難、人道援助、海洋観測、情報収集、潜水作業支援、海洋サルベージなど多様な活動に対応できる[1]。
本級はアナーガ級(350トン)やバルセロ級(134トン)など哨戒艇の更新を目的として、まず2006年7月16日、最初の4隻が発注された。これらはラス・パルマス・デ・グラン・カナリアに配備される計画とされている。続いて2011年に、更に5隻が発注された。この第2バッチのうち1隻は対潜戦、また1隻は海洋観測任務に充当される予定である[1]。
同型艦
編集艦番号 | 艦名 | 起工 | 進水 | 就役 |
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P 41 | メテオロ Meteoro |
2007年10月4日 | 2009年10月16日 | 2012年7月28日 |
P 42 | ラーヨ Rayo |
2009年9月3日 | 2010年5月18日 | 2011年11月26日 |
P 43 | レランパゴ Relámpago |
2009年12月17日 | 2010年10月6日 | 2012年2月6日 |
P 44 | トルナード Tornado |
2010年5月5日 | 2011年3月21日 | 2012年7月19日 |
P 45 | アウダス Audaz |
2016年4月29日 | 2017年3月30日 | 2018年7月27日 |
P 46 | フロール Furor |
2016年4月29日 | 2017年9月8日 | 2019年1月21日 |
参考文献
編集- ^ a b c Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 672-673. ISBN 978-1591149545
- ^ Ministerio de Defensa (September 2011). “Evaluación de los Programas Especiales de Armamento (PEAs)” (Spanish). Madrid: Grupo Atenea. 2013年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月30日閲覧。