ミッチ・ライブリー
ミッチェル・デイヴィッド・ライブリー(Mitchell David Lively、1985年9月7日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ラッセン郡スーザンビル出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
基本情報 | |
---|---|
国籍 |
![]() |
出身地 | カリフォルニア州ラッセン郡スーザンビル |
生年月日 | 1985年9月7日(39歳) |
身長 体重 |
6' 5" =約195.6 cm 250 lb =約113.4 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 MLBドラフト16巡目(全体492位)でコロラド・ロッキーズから指名 |
初出場 |
NPB / 2015年6月26日 CPBL / 2018年3月28日 |
最終出場 |
NPB / 2015年10月10日 CPBL / 2021年7月17日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
派遣歴 | |
| |
この表について
|
CPBLでの登録名は「萊福力」。
経歴
編集プロ入り前
編集ラッセン高等学校からカリフォルニア州立大学サクラメント校を経て、2007年のMLBドラフトでコロラド・ロッキーズから16巡目(全体492位)で指名され、契約。
ロッキーズ傘下時代
編集2007年はルーキーリーグのグランドジャンクション・ロッキーズでプレーし、6試合に登板した。
独立リーグ時代
編集2008年6月に独立リーグ・ユナイテッドリーグ・ベースボールのサンアンジェロ・コルツと契約し、11試合に登板した[1]。
ジャイアンツ傘下時代
編集2008年7月25日にサンフランシスコ・ジャイアンツと契約し、ルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツとA級オーガスタ・グリーンジャケッツでプレーした[1]。
2012年にはAAA級のフレズノ・グリズリーズで47試合に登板し、8勝4敗、防御率2.99の好成績を残し、翌2013年も30試合の登板で7勝5敗の成績を残した。
2014年は7月の移籍までAAA級フレズノで6勝4敗の成績を残した[2]。
ナショナルズ傘下時代
編集2014年7月にワシントン・ナショナルズへ移籍し、AAA級のシラキュース・チーフスで9試合に登板して5勝2敗の成績を挙げた[2]。
2015年のシーズン途中には中継ぎへ転向し、18試合に登板した。
日本ハム時代
編集2015年6月18日、日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズと契約した。16試合登板で防御率5.30という成績に終わったが、緊急登板で8失点した7月22日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦を除けば防御率1.59というものであった。また、二死無走者の場面限定で見せる豪快に振りかぶる投球フォームが話題を呼んだ[3]。11月2日に自由契約公示された[4]。オフはベネズエラのウィンターリーグでプレー。
メキシカンリーグ時代
編集2016年4月1日にメキシカンリーグのラグナ・カウボーイズと契約するが、12試合の登板に終わり28日に解雇となる。5月2日にレイノサ・ブロンコスと契約。32試合に登板し、1勝2敗8セーブ1ホールド、1.72の成績を挙げた[2]。
2017年はレオン・ブラボーズ(レイノサ・ブロンコスから名称変更)で21試合に登板し、7勝2敗、防御率2.41の成績を挙げた[2]。
中信兄弟時代
編集2019年はリーグ3位となる167イニングを投げ、10勝11敗、防御率3.23をマークした。9月の登板では全試合でQSを記録した。
2020年は腰の違和感で開幕2軍スタートとなった。5月17日の統一ライオンズ戦で今シーズン初登板を果たし[6]、5回4失点で勝利投手となった[7]。7月10日の富邦ガーディアンズ戦では6回表開始前に右肩に違和感を覚え緊急降板した[8]。同試合では敗戦投手になり、昨年からの連続勝利が10で途切れた。これは横田久則に次ぐ球団史上2番目の連続勝利であった[9]。そして翌日に登録抹消となった[10]。その後は登板する事はなく、6勝止まりとなった[11]。
2021年は開幕から不安定な投球が続き、7月22日に中信兄弟を解雇された[12]。今シーズンは8試合に先発し1勝5敗、防御率8.35を残していた[13]。
メキシカンリーグ時代
編集2022年2月2日に古巣のレオン・ブラボーズと契約し、6年ぶりに復帰したが[2]、6月28日に自由契約となった[2]。6月29日にメキシコシティ・レッドデビルズと契約したが[2]、7月15日に自由契約となった[14]。8月2日にベラクルス・イーグルスと契約した[2]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 日本ハム | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 89 | 18.2 | 19 | 0 | 15 | 0 | 1 | 22 | 0 | 3 | 14 | 11 | 5.30 | 1.82 |
2018 | 兄弟 | 28 | 20 | 0 | 0 | 0 | 7 | 8 | 0 | 0 | .467 | 650 | 151.0 | 176 | 12 | 41 | 1 | 3 | 119 | 11 | 0 | 83 | 68 | 4.05 | 1.44 |
2019 | 31 | 27 | 0 | 0 | 0 | 10 | 11 | 0 | 1 | .476 | 724 | 167.0 | 178 | 10 | 46 | 6 | 6 | 140 | 5 | 1 | 78 | 60 | 3.23 | 1.34 | |
2020 | 9 | 8 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | .857 | 197 | 48.0 | 56 | 4 | 7 | 0 | 2 | 36 | 2 | 0 | 22 | 21 | 3.94 | 1.31 | |
2021 | 8 | 8 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | .167 | 176 | 36.2 | 53 | 4 | 16 | 0 | 1 | 15 | 2 | 0 | 34 | 34 | 8.35 | 1.88 | |
NPB:1年 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 89 | 18.2 | 19 | 0 | 15 | 0 | 1 | 22 | 0 | 3 | 14 | 11 | 5.30 | 1.82 | |
CPBL:4年 | 76 | 63 | 0 | 0 | 0 | 24 | 25 | 0 | 1 | .490 | 1747 | 402.2 | 463 | 30 | 110 | 7 | 12 | 310 | 20 | 1 | 217 | 183 | 4.09 | 1.42 |
- 2021年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2015 | 日本ハム | 16 | 0 | 2 | 1 | 0 | .667 |
2018 | 兄弟 | 28 | 9 | 31 | 4 | 3 | .909 |
2019 | 31 | 13 | 22 | 1 | 3 | .972 | |
2020 | 9 | 1 | 10 | 0 | 4 | 1.000 | |
NPB | 16 | 0 | 2 | 1 | 0 | .667 | |
CPBL | 68 | 23 | 63 | 5 | 10 | .945 |
- 2020年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- NPB
- 初登板:2015年6月26日、対埼玉西武ライオンズ8回戦(西武プリンスドーム)、7回裏に3番手で救援登板、2回1失点
- 初奪三振:同上、7回裏に浅村栄斗から空振り三振
- 初ホールド:2015年9月12日、対埼玉西武ライオンズ23回戦(西武プリンスドーム)、5回裏2死に4番手で救援登板、1回2/3を無失点
- CPBL
- 初登板・初先発登板:2018年3月28日、対統一ライオンズ1回戦(台中インターコンチネンタル野球場)、5回1失点
- 初奪三振:同上、1回表に唐肇廷から空振り三振
- 初勝利:2018年5月2日、対富邦ガーディアンズ9回戦(台中インターコンチネンタル野球場)、3回表に2番手で救援登板、7回1失点
- 初ホールド:2019年4月21日、対統一ライオンズ8回戦(台北市立天母棒球場)、6回表に2番手で救援登板、1回2/3回無失点
- その他の記録
- CPBL
- オールスターゲーム出場:1回(2019年)
背番号
編集- 55(2015年)
- 57(2016年)
- 97(2018年 - 2021年)
脚注
編集- ^ a b c “Mitch Lively Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年8月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2022年08月15日閲覧。
- ^ 【プロ野球パ】豪快すぎ!? ライブリーの投球フォームに審判団「さすがにちょっと…」 2015/08/29 H-F - YouTube
- ^ “2015年度 自由契約選手”. 日本野球機構オフィシャルサイト (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
- ^ “【更新】中信先簽艾迪頓 再補陽岱鋼前隊友 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網 (2018年1月17日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “中職/萊福力初先發 對決統一施子謙” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2020年5月17日閲覧。
- ^ “中職》兄弟5人開轟灌19分 萊福力本季初登板奪勝 - 最新體育新聞,即時比分,賽程和戰績” (中国語). FOX體育台 (2020年5月18日). 2020年5月18日閲覧。
- ^ 自由體育. “中職》萊福力右肩不適退場 鄭凱文緊急登板中繼 - 自由體育”. sports.ltn.com.tw. 2020年7月11日閲覧。
- ^ 自由體育 (2020年7月4日). “中職》萊福力瘋狂10連勝超風神! 有望挑戰二代象傳奇紀錄 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2020年7月4日閲覧。
- ^ 郭宜欣 (2020年7月11日). “中職/萊福力肩傷下二軍 下週一進一步檢查” (中国語). pb+ 運動專欄. 2020年7月11日閲覧。
- ^ pb+. “中職/手臂伸直會痛 萊福力右肩等進一步檢查 | pb+” (中国語). LINE TODAY. 2020年7月10日閲覧。
- ^ https://sports.ettoday.net/amp/amp_news.php7?news_id=2037559&__twitter_impression=true
- ^ 聯合新聞網 (20210721T161707Z). “中職/萊福力「核爆」恐被取代 呂彥青定位先發調整 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “DIABLOS CIERRA LISTA DE EXTRANJEROS”. Diablos Rojos del México (2022年7月15日). 2022年8月15日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 M.ライブリー - NPB.jp 日本野球機構