ミズヒキ(水引、学名: Persicaria filiformis)とは、タデ科イヌタデ属[3]草本和名は、紅白に見える花序水引に似ていることに由来する。

ミズヒキ
Persicaria filiformis
Persicaria filiformis
(2008年9月15日、韓国
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: タデ科 Polygonaceae
亜科 : ミチヤナギ亜科 Polygonoideae
: Persicarieae
亜連 : Persicariinae
: イヌタデ属 Persicaria
: ミズヒキ P. filiformis
学名
Persicaria filiformis
(Thunb.) Nakai ex W.T.Lee[1]
シノニム
品種栽培品種[2]
  • ギンミズヒキ P. f. f. albiflora
  • フイリミズヒキ P. f. 'Variegata'

なお、キンミズヒキは、バラ科の植物の名である。

形態・生態

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多年草で、高さ3080cmの節部は膨らむ。

互生、広楕円形で、長さ6〜15cm、先端は尖る。また、時季(初夏の頃)によっては葉に「八」の字の模様(鼻緒のような模様)が入る。托葉があり、状。葉や茎全体に粗毛がある。

開花期は8〜11月頃。総状花序で、茎頂葉腋から長さ20〜40cmになる花穂を出し、それに小花がまばらに咲く。小花の色は上半分は赤色、下半分は白色である。

小花は成熟し小さい種子を付ける。周囲へ溢れた種子から翌年発芽する。

分布

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日本には北海道から本州四国九州南西諸島まで全国各地に、日本国外には中国ヒマラヤに分布する。低地の日当たりのよい林床や林縁、路傍等に生育する。日本では普通に見られる種であるが、南西諸島では稀である。

保全状況評価

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生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。

脚注

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年9月16日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. 2013年9月16日閲覧。
  3. ^ 野に咲く花』 254頁。

参考文献

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  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 編『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』2006年。 
  • 池原直樹『沖縄植物野外活用図鑑 第4巻 海辺の植物とシダ植物』多和田真淳監修、新星図書出版、1979年。OCLC 853762445 
  • 平野隆久写真『野に咲く花 : 写真検索』林弥栄監修、門田裕一改訂版監修(増補改訂新版)、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2013年、254頁。ISBN 978-4-635-07019-5 

関連項目

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外部リンク

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