マリッサ・キャステリ
マリッサ・キャステリ(英語: Marissa Castelli, 1990年8月20日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはマーヴィン・トラン、サイモン・シュナピアなど。
| ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013年全米選手権の表彰式 | ||||||||||||||||||||||||
生誕 |
1990年8月20日(34歳) アメリカ合衆国 プロビデンス (ロードアイランド州) | |||||||||||||||||||||||
身長 | 152 cm | |||||||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||||||||||||||
所属クラブ | コロニアル FSC | |||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
|
2014年ソチオリンピック団体戦銅メダリスト。2013年、2014年全米フィギュアスケート選手権優勝。
経歴
編集4歳でスケートを始める。
2006年にサイモン・シュナピアとペアを結成。2009年世界ジュニア選手権で3位になった。
2011-2012シーズン、全米選手権で5位に終わった後、解散を考え1ヶ月の間一緒に練習をしなかったが、解散は思い直した[1]。
2012-2013シーズン、アイスチャレンジで国際大会初優勝。NHK杯では3位で、グランプリシリーズで初のメダルを獲得。全米選手権では前年の上位3組が欠場・解散している中で初優勝。
2013-2014シーズン、全米選手権で2連覇。ソチオリンピックの団体戦ではSP、FS共に自己ベストを更新。銅メダルを獲得した。5月7日、シュナピアとのペアの解消を発表した[2]。6月10日、カナダ出身のマーヴィン・トランとのペア結成を発表。今までと同じくボストンでロバート・マーティンに師事し、トランのコーチであるブルーノ・マルコットの元でも練習をする[3]。
2017-2018シーズンを以ってトランとのペアを解消。いくつかトライアウトをしたがペア結成には至らず、"引退"という言葉は用いず、先へ進む意思を明かした[4]。
主な戦績
編集- マーヴィン・トランとのペア
大会/年 | 2014-15 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 |
---|---|---|---|---|
四大陸選手権 | 6 | |||
全米選手権 | 6 | 3 | 2 | 6 |
GPロステレコム杯 | 7 | |||
GPフランス国際 | 6[5] | 5 | 6 | |
GPスケートアメリカ | 7 | |||
GPスケートカナダ | 4 | |||
CSオータムクラシック | 2 | 3 | 4 | |
CSゴールデンスピン | 5 | |||
CS USクラシック | 2 |
- サイモン・シュナピアとのペア
大会/年 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 | 2009-10 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2013-14 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
冬季オリンピック | 9 | |||||||
世界選手権 | 13 | 11 | ||||||
四大陸選手権 | 10 | 3 | ||||||
世界国別対抗戦 | 5 | |||||||
全米選手権 | 9 N | 3 N | 3 J | 10 | 5 | 5 | 1 | 1 |
GP NHK杯 | 7 | 3 | 4 | |||||
GPスケートアメリカ | 6 | 5 | 6 | |||||
GPスケートカナダ | 4 | |||||||
GPエリック杯 | 7 | |||||||
USクラシック | 4 | |||||||
アイスチャレンジ | 1 | |||||||
ネペラ記念 | 4 | |||||||
世界Jr.選手権 | 3 | |||||||
JGPファイナル | 6 | |||||||
JGP J.カリー記念 | 4 | |||||||
JGPチェコスケート | 4 | |||||||
JGPタリン杯 | 10 |
- N = ノービスクラス
- J = ジュニアクラス
詳細
編集2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年12月28日 - 2018年1月7日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 1 60.75 |
1 121.63 |
1 182.38 |
2017年11月17日 - 19日 | ISUグランプリシリーズ フランス国際(グルノーブル) | 6 58.99 |
6 118.16 |
6 177.15 |
2017年10月20日 - 22日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 7 54.37 |
6 116.16 |
7 170.53 |
2017年9月20日 - 23日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(ピエールフォン) | 4 58.64 |
4 117.74 |
4 176.38 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年1月14日 - 22日 | 全米フィギュアスケート選手権(カンザスシティ) | 4 64.29 |
2 121.99 |
2 186.28 |
2016年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ フランス杯(パリ) | 5 59.26 |
5 116.92 |
5 176.18 |
2016年10月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(シカゴ) | 7 61.17 |
4 110.78 |
7 171.95 |
2016年9月29日 - 10月1日 | ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシック(ピエールフォン) | 2 67.50 |
3 136.90 |
3 173.62 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年2月16日 - 21日 | 2016年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 6 61.34 |
6 113.74 |
6 175.08 |
2016年1月15日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 3 64.12 |
3 114.92 |
3 179.04 |
2015年12月2日 - 5日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン(ザグレブ) | 3 62.66 |
5 108.34 |
5 171.00 |
2015年11月13日 - 15日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(ボルドー) | 6 64.08 |
中止 | 6 |
2015年10月30日 - 11月1日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(レスブリッジ) | 4 61.85 |
4 111.55 |
4 173.40 |
2015年10月12日 - 15日 | 2015年スケートカナダオータムクラシック(バリー) | 2 62.07 |
2 115.79 |
2 177.86 |
2015年9月16日 - 20日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 1 60.24 |
2 109.22 |
2 169.46 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年1月17日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 3 64.24 |
8 104.90 |
6 169.14 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014年3月24日 - 30日 | 2014年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 11 60.60 |
11 110.30 |
11 170.90 |
2014年2月6日 - 22日 | ソチオリンピック(ソチ) | 9 67.44 |
9 120.38 |
9 187.82 |
2014年2月6日 - 22日 | ソチオリンピック 団体戦(ソチ) | 5 64.25 |
4 117.94 |
3 団体 |
2014年1月5日 - 12日 | 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) | 1 73.13 |
3 132.58 |
1 205.71 |
2013年11月8日 - 10日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 5 58.60 |
3 110.29 |
4 168.89 |
2013年10月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(デトロイト) | 5 62.56 |
6 114.55 |
6 177.11 |
2013年9月11日 - 15日 | 2013年USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 2 62.26 |
4 103.65 |
4 165.91 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年4月11日 - 14日 | 2013年世界フィギュアスケート国別対抗戦(東京) | 5 57.18 |
5 115.12 |
5 172.30 |
2013年3月10日 - 17日 | 2013年世界フィギュアスケート選手権(ロンドン) | 13 55.68 |
12 108.32 |
13 164.00 |
2013年2月6日 - 11日 | 2013年四大陸フィギュアスケート選手権(大阪) | 3 53.06 |
3 117.04 |
3 170.10 |
2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 1 62.27 |
3 118.34 |
1 180.61 |
2012年11月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(利府) | 3 61.85 |
3 112.66 |
3 174.51 |
2012年11月5日 - 10日 | 2012年アイスチャレンジ(グラーツ) | 1 60.44 |
1 114.42 |
1 174.86 |
2012年10月19日 - 21日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ケント) | 5 55.67 |
5 108.52 |
5 164.19 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年1月22日 - 29日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 4 60.56 |
7 108.25 |
5 168.81 |
2011年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 7 49.93 |
7 99.09 |
7 149.02 |
2011年9月29日 - 10月2日 | 2011年オンドレイネペラメモリアル(ブラチスラヴァ) | 4 53.86 |
4 94.11 |
4 147.97 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年1月23日 - 30日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 6 51.48 |
5 100.44 |
5 151.92 |
2010年11月12日 - 14日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ポートランド) | 7 47.24 |
5 106.09 |
6 153.33 |
2010年10月29日 - 31日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(キングストン) | 2 56.34 |
5 103.51 |
4 159.85 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2010年1月27日 - 28日 | 2010年四大陸フィギュアスケート選手権(全州) | 10 44.60 |
10 84.31 |
10 128.91 |
2010年1月15日 - 16日 | 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) | 11 49.28 |
10 93.25 |
10 142.53 |
2009年10月16日 - 17日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | 7 49.50 |
7 83.51 |
7 133.01 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2009年2月24日 - 25日 | 2009年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 2 49.10 |
4 88.37 |
3 137.47 |
2009年1月18日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(クリーブランド) | 2 47.57 |
3 82.30 |
3 129.87 |
2008年12月11日 - 14日 | 2008/2009 ISUジュニアグランプリファイナル(高陽) | 6 44.84 |
6 81.56 |
6 126.40 |
2008年10月15日 - 18日 | ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念(シェフィールド) | 5 48.99 |
7 79.40 |
4 128.39 |
2008年9月17日 - 21日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | 5 43.31 |
3 77.20 |
4 120.51 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2008年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(セントポール) | 4 35.62 |
2 80.80 |
3 116.42 |
2007年9月20日 - 23日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | 11 41.23 |
9 72.75 |
10 113.98 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2007年1月21日 - 28日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(スポケーン) | 9 36.37 |
7 64.78 |
9 101.15 |
プログラム使用曲
編集シーズン | SP | FS | EX |
---|---|---|---|
2017-2018 | Fallin 曲:アリシア・キーズ 振付:ジュリー・マルコット |
Woman 曲:ショーン・フィリップス |
Groove Is In The Heart 曲:ディー・ライト 振付:ジュリー・マルコット |
2016-2017 | Don't Stop Believin Open Arms Any Way You Want It 曲:ジャーニー 振付:ジュリー・マルコット | ||
2015-2016[6] | サマータイム 作曲:ジョージ・ガーシュウィン 振付:ジュリー・マルコット |
トライ 曲:ピンク | |
2014-2015[7] | アディオス・ノニーノ 作曲:アストル・ピアソラ |
||
2013-2014 | Black Magic Woman Smooth 作曲:カルロス・サンタナ 振付:ジュリー・マルコット |
映画『007 スカイフォール』サウンドトラックより 作曲:トーマス・ニューマン 振付:ジュリー・マルコット |
フィーリング・グッド ボーカル:マイケル・ブーブレ ロイヤルズ 曲:ロード |
2012-2013 | Stray Cat Strut 演奏:ブライアン・セッツァー・オーケストラ 映画『ピンク・パンサー』より 作曲:ヘンリー・マンシーニ |
パジャドーラ 作曲:フリアン・プラサ |
フィーリング・グッド ボーカル:マイケル・ブーブレ |
2011-2012 | ミュージカル『オペラ座の怪人』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー |
ピアノ協奏曲第2番 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ |
フィーリング・グッド ボーカル:マイケル・ブーブレ |
2010-2011 | マネー 作曲:ピンク・フロイド For the Love of Money by The O'Jays |
映画『アバター』サウンドトラックより 作曲:ジェームズ・ホーナー |
|
2009-2010 | Prelude Quadukka-l-Mayyas 演奏:ジェシー・クック |
Freedom Battle 作曲:マイケル・W・スミス 映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』サウンドトラックより 作曲:A・R・ラフマーン、クレイグ・アームストロング |
ビリー・ジーン 曲:マイケル・ジャクソン |
2008-2009 | テレビドラマ『サバイバー』より 作曲:ラス・ランドウ |
映画『グラディエーター』サウンドトラックより 作曲:ハンス・ジマー、リサ・ジェラルド |
|
2007-2008 | BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY 作曲:布袋寅泰 |
||
2006-2007 | Mon Enfant 作曲:ジョージ・ウィンストン |
サロメ 作曲:リヒャルト・シュトラウス |
脚注
編集- ^ Castelli, Shnapir spin free into senior pairs gold
- ^ U.S. pairs team Castelli, Shnapir announce split
- ^ Castelli, Tran teaming up despite logistical hurdles
- ^ ‘Moving On:’ Marissa Castelli Doesn’t Want You to Call Her Retired
- ^ パリ同時多発テロ事件によるフリー種目の中止でSPの順位が最終結果となった。
- ^ Creating the program: Castelli, Tran choose music
- ^ Weir shows 'human' side at 'EWC' benefit show