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マリエンバード

曖昧さ回避 この項目では、競走馬について説明しています。チェコの地名については「マリアーンスケー・ラーズニェ」をご覧ください。

マリエンバード(Marienbard)とはアイルランド生産、イギリス・アラブ首長国連邦調教の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2002年の凱旋門賞、バーデン大賞、ドイツ賞など。

マリエンバード
欧字表記 Marienbard[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1997年5月26日[1]
父 Caerleon[1]
母 マリエンバド[1]
母の父 Darshaan[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド[1]
生産者 Saif Ali[1]
馬主 Saif Ali
→Godolphin
[1]
調教師 Michael A. Jarvis（イギリス）
→Saeed bin Suroor (UAE)
[1]
競走成績
生涯成績 17戦8勝[1]
獲得賞金 1,257,152ポンド（換算）[1]
勝ち鞍
GI 凱旋門賞 2002年
GI バーデン大賞 2002年
GI ドイツ賞 2002年
GII ジョッキークラブステークス 2002年
GII ヨークシャーカップ 2001年
Listed ジュライトロフィーステークス 2000年
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概要

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]

2000年6月9日、レスター競馬場（英語版）でのメイドンステークスでデビューし、1着。2戦目の条件ステークス、3戦目のリステッド競走ジュライトロフィーステークスも勝って3連勝としてG2競走グレートヴォルティジュールステークスでも2着に食い込む。セントレジャーステークスはミレナリーの6着に終わったが、続くG3競走パーペチュアルステークス（英語版）では2着に盛り返した。このあと休養に入り、休養中にシェイク・モハメド率いるゴドルフィンにトレードされ、サイード・ビン・スルール厩舎に移る。

4歳を迎え、初戦のG2競走ヨークシャーカップで初重賞勝利を挙げるが、続くゴールドカップは5着、8月のドーヴィル大賞典2着、アイリッシュセントレジャー3着、オーストラリアに遠征してのメルボルンカップは7着と4戦して未勝利に終わった。5歳になり、ドバイシーマクラシックでネイエフの4着のあとG2競走ジョッキークラブステークスを制して重賞2勝目を挙げ、コロネーションカップ4着を挟んでドイツを転戦し、ドイツ賞とバーデン大賞の2つのG1競走を連勝。10月の凱旋門賞でも馬群を縫って抜け出し、外から追い込んできたスラマニを退けて優勝[2]。これが最後のレースとなった。

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 格 距離 着順 騎手 着差 1着（2着）馬
2000.06.09 レスター メイドンS 芝1m4f 1着 M. テブット 1 3/4馬身 (Pepe Galvez)
2000.06.26 ウインザー 条件S 芝1m3f99y 1着 P. ロビンソン 2馬身 (Promissing Lady)
2000.07.08 ヘイドック ジュライトロフィーS L 芝1m3f175y 1着 P. ロビンソン アタマ (Air Marshall)
2000.08.22 ヨーク グレートヴォルティジュールS G2 芝1m3f195y 2着 P. ロビンソン 2 1/2馬身 Air Marshall
2000.09.09 ドンカスター セントレジャー G1 芝1m6f115y 6着 P. ロビンソン 7 1/4馬身 Millenary
2000.10.21 ニューベリー パーペチュアルS G3 芝1m4f5y 2着 L. デットーリ 1 1/2馬身 Wellbeing
2001.05.17 ヨーク ヨークシャーC G2 芝1m5f194y 1着 L. デットーリ 1馬身 (Samsaam)
2001.06.21 アスコット ゴールドC G1 芝2m3f210y 5着 L. デットーリ 7馬身 Royal Rebel
2001.08.26 ドーヴィル ドーヴィル大賞典 G2 芝1m4f110y 2着 L. デットーリ 2 1/2馬身 Holding Court
2001.09.15 カラ 愛セントレジャー G1 芝1m6f 3着 L. デットーリ 4馬身 Vinnie Roe
2001.11.06 フレミントン メルボルンC G1 芝2m 7着 L. デットーリ 8馬身 Ethereal
2002.03.23 ナドアルシバ ドバイシーマクラシック G1 芝1m4f 4着 J. スペンサー 2 1/4馬身 Nayef
2002.05.03 ニューマーケット ジョッキークラブS G2 芝1m4f 1着 J. スペンサー クビ (Millenary)
2002.06.07 エプソム コロネーションC G1 芝1m4f6y 4着 J. スペンサー 12馬身 Boreal
2002.07.28 デュッセルドルフ ドイツ賞 G1 芝1m4f 1着 L. デットーリ 1 1/2馬身 （Yavana's Pace）
2002.09.01 バーデンバーデン バーデン大賞 G1 芝1m4f 1着 L. デットーリ 2 1/2馬身 (Salve Regina)
2002.10.06 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝1m4f 1着 L. デットーリ 3/4馬身 (Sulamani)

種牡馬入り後

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引退後は日本に輸出され、イーストスタッドで種牡馬入り[3]。6年間の供用で血統登録頭数274頭、出走頭数はそのうちの248頭を記録した[4]。2008年の種付けシーズン終了後に、生まれ故郷であるアイルランドに戻った。

主な産駒

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ブルードメアサイアーとしてのおもな産駒

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血統表

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マリエンバードの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ニジンスキー系
 [§ 2]
父

Caerleon
1980 鹿毛
父の父
Nijinsky II
1967 鹿毛 		Northern Dancer Nearctic
Natalma
Flaming Page Bull Page
Flaring Top
父の母
Foreseer
1969 黒鹿毛 		Round Table Princequillo
Knights Daughter
Regal Gleam Hail to Reason
Miz Carol
母

マリエンバド
Marienbad
1991 		Darshaan
1981 黒鹿毛 		Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Delsy Abdos
Kelty
母の母
Marie de Fontenoy
1983 		Lightning Kashmir
Fidra
Primura Petingo
Valrose
母系(F-No.) マリエンバド(FR)系(FN:12-g) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ[8]、netkeiba.com[9]
  2. ^ 競馬ラボ[10]、netkeiba.com[9]
  3. ^ JBISサーチ[8]
  4. ^ JBISサーチ[8]、netkeiba.com[9]


脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “Marienbard(IRE) form”. Racing Post. 2020年7月1日閲覧。
  2. ^ “マンハッタンカフェ、凱旋門賞13着”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2002年10月7日). 2020年7月1日閲覧。
  3. ^ “2003年度種付け頭数まとまる”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年8月15日). 2020年7月1日閲覧。
  4. ^ “マリエンバード(IRE) 種牡馬情報：世代・年次別（サラ系総合）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月1日閲覧。
  5. ^ “グランシング”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月1日閲覧。
  6. ^ “トーセンルーチェ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月1日閲覧。
  7. ^ “デンコウアンジュ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月1日閲覧。
  8. ^ a b c “血統情報：5代血統表｜マリエンバード(IRE)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年3月16日閲覧。
  9. ^ a b c “マリエンバードの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年7月17日閲覧。
  10. ^ “マリエンバードの種牡馬情報 | 競馬ラボ”. 競馬ラボ. 株式会社do Innovation. 2022年7月17日閲覧。

外部リンク

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