マハーチャイ駅
タイの鉄道駅
マハーチャイ駅(マハーチャイえき、タイ語:สถานีรถไฟมหาชัย)は、タイ王国中部、サムットサーコーン県ムアンサムットサーコーン郡にあるタイ国有鉄道メークローン線の駅である。
マハーチャイ駅 | |
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マハーチャイ駅2023年3月25日 | |
มหาชัย Maha Chai | |
◄ニコムロットファイマハーチャイ (0.62 km) | |
所在地 |
タイ王国 サムットサーコーン県 ムアンサムットサーコーン郡 |
駅番号 | 5018 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
所属路線 | メークローン線 |
キロ程 | 31.22 km(ウォンウィアン・ヤイ駅起点) |
電報略号 | ชั. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1905年1月4日 |
概要
編集ターチーン川の東岸に位置する。メークローン鉄道の西側区間の建設に際し、ターチーン川への架橋は見送られ、当駅と対岸のバーンレーム駅の間は渡船で連絡することとされた。架橋はその後も実現しておらず、メークローン線は分断区間を渡船で連絡する形態が続いている。
駅構内は行商人らが市場として利用しており、線路上まで店舗が設けられている(列車の発着時は場所をずらす)。ただ、観光コースにまでなったメークローン駅と比べると、当駅は列車発着本数が多い(1日17往復)こともあり、線路上の店舗はやや少ない。
歴史
編集1905年1月4日に民営ターチーン鉄道としてクローンサーン駅 - マハーチャイ駅が開業し、1908年10月6日にはメークローン鉄道に吸収合併された。1942年-1945年の第二次世界大戦中私鉄のメークローン鉄道は、軍事管理化に入りその後1946年5月8日に国有化されタイ国鉄の駅となった。
- 1905年1月4日 【開業】ウォンウィエンヤイ駅 - マハーチャイ駅 (31.22 km)
- 1907年7月12日 【開業】バーンレーム駅 - メークローン駅 (33.57 km)
- 1908年10月6日 【合併】メークローン鉄道とターチーン鉄道が合併
- 1926年2月12日 【電化】クローンサン駅 - ワットサイ停車場
- 1927年 【電化】ワットサイ停車場 - ワットシン駅
- 1931年 【電化】ワットシン駅 - バーンボーン停車場
- 1942年1月26日 【軍事指揮下】メークローン鉄道軍事指揮下に入る
- 1945年10月25日 【民営化】メークローン鉄道軍事指揮下解除
- 1946年5月8日 【国有化】国がメークローン鉄道を200万バーツで購入
- 1955年 【電化廃止】クローンサン駅 - バーンボーン停車場
- 1961年1月1日 【廃止】クローンサン駅 - ウォンウィエンヤイ駅
- 2020年10月23日 【開業】ウターカート停車場、ニコムロットファイマハーチャイ停車場
駅構造
編集片面ホーム・島式ホーム各1面、着発線2線の地平駅。ホームと着発線を覆う屋根が設けられている。
車両基地
編集着発線の他に構内には何本かの側線と検修庫が設けられ、メークローン線東側区間の車両基地となっている。検修庫にはリフティングジャッキが備えられ、台車や床下機器の着脱を伴う作業にも対応する。
配置車両は、かつてはメークローン線用の新製車もあったが、2000年代以降は他線区から転属したステンレス製ディーゼルカーが主力となっている[1]。ほとんどは非冷房の3等車であるが、冷房付2等中間車も少数含まれており、一部の列車に組み込まれている[1]。
その他
編集- メークローン線東側区間(ウォンウィアン・ヤイ - マハーチャイ間)の閉塞区間配置
- ウォンウィアン・ヤイ駅 - ワット・シン駅 - ランポー駅 - バーンナームジュード停車場 - コークワイ停車場 - マハーチャイ駅
脚注
編集参考文献
編集- 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』(柿崎一郎著、京都大学学術出版会、2010年)