マインド・ゲームス
ジョン・レノンのアルバム
『マインド・ゲームス』(英語: Mind Games)は、1973年に発表されたジョン・レノンのアルバム。当初は『ヌートピア宣言』という邦題だった。全英6位・全米9位を記録した。
『マインド・ゲームス』 | ||||
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ジョン・レノン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1973年7月 | – 1973年8月|||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アップル・レコード | |||
プロデュース | ジョン・レノン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョン・レノン アルバム 年表 | ||||
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解説
編集『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』から約1年ぶりに発売されたアルバム。前作は政治的な色が強く商業的に失敗したため、レノンは大衆に受け入れられるアルバムを作るため、グリニッジ・ヴィレッジのアパートにてデモ音源の制作を開始した[1] 。
当時のレノンは複数の問題を抱えていた。アメリカ合衆国滞在中、強制退去などを巡り頻繁に刑事訴追されていたことに加え、政治活動を理由に連邦捜査局に行動を監視されていたのである[1] 。レノンはそのストレスに耐えながら僅か1週間で本作の全収録曲を書き上げた[2]。
本作には「The Plastic U.F.Ono Band」たるバックバンドが参加。メンバーは、デヴィッド・スピノザ(ギター)、ゴードン・エドワーズ(ベース)、ケン・アッシャー(キーボード)、ジム・ケルトナー(ドラムス)、アーサー・ジェンキンス(パーカッション)、マイケル・ブレッカー(サックス)、サムシング・ディファレンス(コーラス)である。
収録曲
編集Side 1
編集- マインド・ゲームス - Mind Games
- タイト・A$ - Tight A$
- あいすません - Aisumasen (I'm Sorry)
- ワン・デイ - One Day (At a Time)
- ブリング・オン・ザ・ルーシー - Bring on the Lucie (Freda Peeple)
- ヌートピア国際賛歌 - Nutopian International Anthem
Side 2
編集- インテューイション - Intuition
- アウト・ザ・ブルー - Out the Blue
- オンリー・ピープル - Only People
- アイ・ノウ - I Know (I Know)
- ユー・アー・ヒア - You are Here
- ミート・シティ - Meat City
2002年再発売盤ボーナス・トラック
編集- あいすません(ホーム・ヴァージョン) - Aisumasen (I'm sorry)=Home Version
- ブリング・オン・ザ・ルーシー(ホーム・ヴァージョン) - Bring on the Lucie (Freda Peeple)=Home Version
- ミート・シティ(ホーム・ヴァージョン) - Meat City=Home Version
レコーディング・メンバー
編集脚注
編集- ^ a b Blaney, John (2005). John Lennon: Listen to This Book (illustrated ed.). [S.l.]: Paper Jukebox. p. 127. ISBN 978-0-9544528-1-0
- ^ Blaney 2005, p. 128
- ^ Cepeda, Adrian Ernesto. “"Bring on the Lucie": Lennon's Last Overtly Political Stand”. PopMatters 2 February 2022閲覧。.
- ^ Calkin, Graham. “Mind Games (song)”. Jpgr.co.uk. 2 February 2022閲覧。
- ^ スタッフのメンバー
- ^ ジョージ・ハリスンの作品にも参加
- ^ ブリング・オン・ザ・ルーシーとミート・シティ(ケルトナーと共に)
- ^ パーラメントのアルバムにも参加。ブレッカー・ブラザーズを結成
外部リンク
編集- Mind Games - John Lennon