マイプロテイン
マイプロテイン（英語: Myprotein）は、イギリスのオンラインの小売業者で、プロテインやビタミン、プロテインスナックなどのスポーツ栄養食品やフィットネスウェアなどを製造および販売している。拠点はマンチェスターにある。
| 種類 | Public |
|---|---|
| 本社所在地 |
.svg){kind=small} イギリスマンチェスター |
| 設立 | 2004年 |
| 業種 | オンライン小売業 |
| 事業内容 | スポーツ栄養食品及びウェアの企画・製造・販売 |
| 外部リンク | https://www.myprotein.com/ |
2004年にオリバー・コックソン[1]により設立され、2011年6月に英国オンライン小売業者のザ・ハットグループ（英語: The Hut Group）に買収された[2]。
2015年12月、マイプロテインは、Kentucky Cabin for Economic Developmentとケンタッキー州Bullitt Countyに英国外の最初の生産施設を建設することの合意を発表した。マイプロテイン（Cend Limitedとして登録）は、この地域で350人の新たな雇用を創出することを計画し生産および流通施設を借りるために1700万ドルを投資した[3]。
2020年9月、マイプロテインを運営するザ・ハットグループはロンドン証券取引所にティー・エイチ・ジー・ホールディングス（英語：THG Holdings PLC）として上場した。[4]。
スポーツパートナーシップ
編集スポーツニュートリション業界の活動として、マイプロテインは英国とカナダのさまざまなスポーツチームと提携している。
現在、マイプロテインは次のスポーツチームと提携している。
異物混入に関する議論
編集2017年4月、顧客のAdam Brentonが、Myproteinのサイトで購入した1.45kgのチョコレート風味のホエイプロテインの中に死亡したマウスを見つけたと伝えられている[12]。彼は、バッグの底にマウス死体を発見する前に、そのプロテインを3週間使用していたと主張した[13]。
BrentonはソーシャルメディアプラットフォームのTwitterを利用して、同社のカスタマーサービスに失望したことを表明した[14]。
Brentonの同意を得て、リバプール大学に承認された食品安全の専門家Ecolabによって、プロテインの袋がテストされた。結果は、マウスはプロテインの袋ではなく、プロテイン商品のバッチが完成した約３週間後にマウスが死亡したことを示した[15]。
その結果、BrentonはThe Hut.com LtdおよびCend Ltdにいくらかの損害賠償および訴訟費用の支払いを命じられた。その後、当時の記事を扱った多くのニュースメディアが、クレームに関してブランドに対して謝罪を投稿した[16]。
2020年9月11日、20代男性がスポーツ栄養食品であるカーボクラッシャーを開封したところ、「大量の虫が生きたまま出てきた」とツイッターに報告した[17]。同様の報告が他のユーザーからも数件投稿された。これを受け、マイプロテイン社は9月15日、公式ブログに以下の謝罪文を掲載した。
「平素より弊社商品に格段のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。この度カーボクラッシャーの一部において、異物が混入しているものがあることが判明いたしました。（中略）予防措置として、問題となっている製品は、調査が行われている間、全世界の当社サイトから削除しております。独立した第三者機関がこの問題を調査した結果、問題の製品が輸送中に発生した事故であると判断しました。調査の結果、製品の欠陥は、消費された場合、人の健康へのリスクをもたらすものではないと結論付けました。（後略）」[18]
その後、ユーザーから公表した謝罪文に対する多数を批判を受け、カーボクラッシャーに関する追加の報告文書を、英文に日本語訳をつけた形で、公式サイトやブログにて公開した。
「弊社製品、カーボクラッシャーの一部に発生した問題に関しまして、日頃よりご愛顧頂いておりますお客様に心よりお詫び申し上げます。弊社および独立した第三者の専門家による徹底した調査の結果、この問題の性質と発生源を特定し、今後このような問題が繰り返されることのないよう、サプライチェーン内で新たに厳格な対策を実施いたします。この問題の性質と発生源の詳細は以下に記載させていただきました。なお、こちらの詳細は、第一に英国内にある第三者パートナーが製造する少数のカーボクラッシャー製品にのみに限定して発生しており、第二にこの製品がイギリスからシンガポールへ輸送された際に発生したことをご説明する内容となっております。（後略）」[19]
出典
編集- ^ Pitel, Laura (2011年6月2日). “Business big shot: Oliver Cookson of Myprotein.com” (英語). The Times. ISSN 0140-0460 2018年8月14日閲覧。
- ^ News, Manchester Evening (2011年6月1日). “Hut Group buys Myprotein in £60m deal”. men 2018年8月14日閲覧。
- ^ “New Manufacturing Facility, Athletic Supplement Producer Cend LLC to Create 350 Jobs in Bullitt County” (英語). whereopportunityknox.com. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “The Hut Group makes stellar debut after £1.88bn IPO” (英語). https://www.stockmarketwire.com/=2020-11-02
- ^ Cultivate (2015年1月26日). “My Protein | St.Helens R.F.C.” (英語). St.Helens R.F.C. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Wolves wire up with Myprotein.com” (英語). Warrington Guardian. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “London Broncos Rugby League | #WeAreLondon | » London Broncos join forces with MYPROTEIN” (英語). londonbroncosrl.com. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Myprotein to fuel the Sharks” (英語). salesharks.com. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Burnley Football Club - My Protein” (英語). www.burnleyfootballclub.com. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Myprotein become Nottingham Forest’s official performance supplement supplier” (英語) 2018年8月14日閲覧。
- ^ “University of Nottingham Sport announce new sponsorship deal with leading nutrition brand Myprotein - The University of Nottingham” (英語). www.nottingham.ac.uk. 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Fitness fanatic finds something seriously gross in his protein powder” (英語). News24 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Dead mouse in protein powder claim 'false'” (英語). BBC News. (2018年3月6日) 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Man who claimed he found a dead mouse in sealed protein powder bag admits LYING” (英語). The Sun. (2018年3月6日) 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Fitness Brand Answers Claims A Dead Mouse Was 'Found In Their Protein Powder'” (英語). UNILAD. (2017年4月13日) 2018年8月14日閲覧。
- ^ “Corrections and clarifications: Myprotein's protein shake powder” (英語). Metro. (2017年8月10日) 2018年8月14日閲覧。
- ^ “「大量の虫が生きたまま出てきました」 人気のマイプロテイン「異物混入」動画が拡散...販売元が謝罪（J-CASTニュース）”. Yahoo!ニュース. 2020年9月15日閲覧。
- ^ “お知らせとお詫び”. MYPROTEIN™ (2020年9月14日). 2020年9月15日閲覧。
- ^ “カーボクラッシャーに関するご報告”. MYPROTEIN™ (2020年9月25日). 2020年11月2日閲覧。