バーンリーFC

イングランドのサッカークラブ

バーンリー・フットボール・クラブ(Burnley Football Club、イギリス英語発音: [ˈbɜːrnli])は、イングランド北西部・ランカシャーバーンリーをホームタウンとするサッカークラブ。2024-25シーズンからはEFLチャンピオンシップに加盟している。

バーンリーFC
原語表記 Burnley Football Club
愛称 The Claretsクラレッツ(濃い赤紫色)
Longsiders
The Pride Of Lancashire
クラブカラー     赤紫
    空色
創設年 1882年
所属リーグ EFLチャンピオンシップ
所属ディビジョン 2部(2024-25
昨季リーグ順位 19位(2023-24
ホームタウン バーンリー
ホームスタジアム
ターフ・ムーア
収容人数 21,944[1]
代表者 イングランドの旗 アラン・ペース
監督 イングランドの旗 スコット・パーカー
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

チャールズ3世がバーンリーのファンであることを公言している[2]

歴史

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1部リーグ優勝2回、FAカップ優勝1回を成し遂げた古豪である。2008-09シーズンのカーリングカップではアーセナルに勝利している。このシーズンはフットボールリーグ・チャンピオンシップで5位となり、2009年5月、シェフィールド・ユナイテッドとの昇格プレーオフに勝利し、34年ぶりのトップリーグ復帰を果たした。2009-10シーズンの第2節には王者マンチェスター・ユナイテッドから大金星を奪うなど、序盤はホームゲームで圧倒的な強さを誇ったが、徐々に失速。シーズン途中には指揮官であるオーウェン・コイルをボルトン・ワンダラーズに奪われ、ホームでも大敗することが増え、1シーズンでの降格が決まった。

2012年9月にショーン・ダイチが監督に就任した。就任2年目の2013-14シーズン、チャンピオンシップで2位となり、5シーズンぶりとなるプレミアリーグ昇格を果たす。しかし、翌2014-15シーズンは19位で再び降格となった。しかし2015-16シーズンはEFLチャンピオンシップ(2部相当)で1試合を残して、わずか1年でプレミアリーグ復帰を決めた[3]

2017-18シーズンにはショーン・ダイチ監督の元でプレミアリーグ7位と躍進した。

2018-19シーズン、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ予選に参加したが、プレーオフでオリンピアコスに敗れ本選出場は叶わなかった。

2020-21シーズン、リーグ18節リヴァプール戦に1-0で勝利し、68試合続いたリヴァプールのリーグ戦ホーム無敗記録を終わらせた。

2022年4月にショーン・ダイチが解任[4]。しかし、その効果はなく2021-22シーズンは18位に終わり2部降格に終わった。

2022年6月14日にRSCアンデルレヒトを率いていたヴァンサン・コンパニが監督に就任した。

2022-23シーズンは開幕から好調を維持し、第14節から首位を独走、4月7日のミドルズブラ戦で勝利し、7試合を残して1年でのプレミアリーグ復帰を決めた。さらに4月25日のブラックバーン戦の勝利で、2試合を残しEFLチャンピオンシップ優勝を決めた[5]

エピソード

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同じくフットボールリーグ初期からの参加で、ホームスタジアムが約25kmの距離にあるブラックバーン・ローヴァーズFCとの対戦はイーストランカシャー・ダービー(East Lancashire Derby)、コットンミルズダービー(Cotton Mills Derby)、あるいはエル・クラシコに倣ってランクラシコ(EL Lanclasico)と呼ばれ、サッカーファンの注目を集める一戦となっている。

クラブ各種記録

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最多得点勝利試合(リーグ)

最多失点敗戦試合(リーグ)

最多得点勝利試合(カップ)

最多失点敗戦試合(カップ)

タイトル

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国内タイトル

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  • フットボールリーグ(1部相当):2回
    • 1921-22, 1959-60
  • ディビジョン2/チャンピオンシップ(2部相当) : 4回
  • ディビジョン3(3部相当) : 1回
    • 1981-82
  • ディビジョン4(4部相当) : 1回
    • 1991-92

国際タイトル

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  • なし

過去の成績

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シーズン リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 スーパー杯 欧州カップ / その他 最多得点者
ディビジョン 順位
1995-96 ディビジョン2 46 14 13 19 56 68 55 17位 1回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 準々決勝敗退 カート・ノガン 26
1996-97 46 19 11 16 71 55 68 9位 3回戦敗退 2回戦敗退 2回戦敗退 ポール・バーンズ 25
1997-98 46 13 13 20 55 65 52 20位 1回戦敗退 2回戦敗退 準決勝敗退 アンディ・クック 20
1998-99 46 13 16 17 54 73 55 15位 1回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 アンディ・ペイトン 23
1999-00 46 25 13 8 69 47 88 2位 4回戦敗退 1回戦敗退 1回戦敗退 アンディ・ペイトン 27
2000-01 ディビジョン1 46 21 9 16 50 54 72 7位 3回戦敗退 2回戦敗退 アンディ・ペイトン 15
2001-02 46 21 12 13 70 62 75 7位 4回戦敗退 1回戦敗退 ギャレス・テイラー 16
2002-03 46 15 10 21 65 89 55 16位 準々決勝敗退 4回戦敗退 ギャレス・テイラー 17
2003-04 46 13 14 19 60 77 53 19位 5回戦敗退 3回戦敗退 ロビー・ブレイク 22
2004-05 チャンピオンシップ 46 15 15 16 38 39 60 13位 5回戦敗退 4回戦敗退 ロビー・ブレイク 13
2005-06 46 14 12 20 46 54 54 17位 3回戦敗退 3回戦敗退 アデ・アキンバイ 14
2006-07 46 15 12 19 52 49 57 15位 3回戦敗退 1回戦敗退 アンディ・グレイ 14
2007-08 46 16 14 16 60 67 62 13位 3回戦敗退 3回戦敗退 アンディ・グレイ 13
2008-09 46 21 13 12 72 60 76 5位 5回戦敗退 準決勝敗退 マーティン・ピーターソン 19
2009-10 プレミアリーグ 38 8 6 24 42 82 30 18位 4回戦敗退 3回戦敗退 スティーヴン・フレッチャー 12
2010-11 チャンピオンシップ 46 18 14 14 65 61 68 8位 5回戦敗退 4回戦敗退 クリス・イーグルス
ジェイ・ロドリゲス
15
2011-12 46 17 11 18 62 61 58 13位 3回戦敗退 4回戦敗退 ジェイ・ロドリゲス 21
2012-13 46 16 13 17 62 60 61 11位 3回戦敗退 3回戦敗退 チャーリー・オースティン 28
2013-14 46 26 15 5 72 37 93 2位 3回戦敗退 4回戦敗退 ダニー・イングス 26
2014-15 プレミアリーグ 38 7 12 19 28 53 33 19位 3回戦敗退 2回戦敗退 ダニー・イングス 11
2015-16 チャンピオンシップ 46 26 15 5 72 35 93 1位 4回戦敗退 1回戦敗退 アンドレ・グレイ 23
2016-17 プレミアリーグ 38 11 7 20 39 55 40 16位 5回戦敗退 2回戦敗退 サム・ヴォークス 12
2017-18 38 14 12 12 36 39 54 7位 3回戦敗退 3回戦敗退 クリス・ウッド 10
2018-19 38 11 7 20 45 68 40 15位 4回戦敗退 3回戦敗退 UEFAヨーロッパリーグ プレーオフ敗退 アシュリー・バーンズ
クリス・ウッド
13
2019-20 38 15 9 14 43 50 54 10位 4回戦敗退 2回戦敗退 クリス・ウッド 14
2020-21 38 10 9 19 33 55 39 17位 5回戦敗退 4回戦敗退 クリス・ウッド 12
2021-22 38 7 14 17 34 53 35 18位 3回戦敗退 4回戦敗退 マクスウェル・コルネ 9
2022-23 チャンピオンシップ 46 29 14 3 87 35 101 1位 準々決勝敗退 4回戦敗退 ネイサン・テラ 17
2023-24 プレミアリーグ 38 5 9 24 41 78 24 19位 3回戦敗退 4回戦敗退 ヤコブ・ブルーン・ラーセン 7
2024-25 チャンピオンシップ 46

欧州の成績

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現所属メンバー

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プレミアリーグ 2023-24シーズン 基本フォーメーション(4-3-3

2024年7月25日[6]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK   ジェームズ・トラッフォード
2 DF   ダラ・オシェイ
5 DF   ヨルダン・バイヤー英語版  
6 DF   コンラッド・ジョナサン・イーガン=ライリー ( )
7 MF   ヨーハン・グズムンドソン
8 MF   ジョシュ・ブラウンヒル (副主将)
9 FW   ジェイ・ロドリゲス ( )
10 FW   マヌエル・ベンソン ( )
11 MF   スコット・トワイン英語版
13 FW   ボウト・ベグホルスト
14 DF   コナー・ロバーツ
15 FW   ネイサン・レドモンド ( )
16 MF   サンデル・ベルゲ
17 FW   ライル・フォスター
18 DF   ヒャルマル・エクダル
19 FW   アナス・ザルリ ( )
21 MF   アーロン・ラムジー
21 DF   ルーク・マクナリー英語版
No. Pos. 選手名
22 DF   ヴィチーニョ
24 MF   ジョシュ・カレン ( )
25 FW   ゼキ・アムドゥニ ( )( )
26 MF   サミュエル・バスティアン ( )
27 FW   ダルコ・チュルリノフ
28 DF   アミーン・アル=ダヒル ( )
30 FW   ルカ・コレオショ ( )
31 MF   マイク・トレゾール・エンダイシミイェ ( )
33 DF   マクシム・エステーヴ
42 MF   アン=ノア・マセンゴ
44 DF   ハンネス・デルクロワ ( )
45 FW   マイケル・オバフェミ ( )
47 FW   ウィルソン・オドベール
-- GK   ヴァーツラフ・フラドキ英語版
-- DF   シュランディ・サンボ ( )
-- FW   ダラ・コステロー英語版
-- FW   アンドレアス・ハウトンジ英語版 ( )
-- DF   ルーカス・ピレス・シウヴァ

※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍選手

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名


歴代監督

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歴代所属選手

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脚注

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  1. ^ Stadium Access Information”. Burnley F.C.. 24 September 2020閲覧。
  2. ^ チャールズ王太子、英2部バーンリーのファンと公言(ロイター)
  3. ^ バーンリーがプレミア復帰 来季放映権料は310億円超 残り2枠 - 2016年5月3日 スポーツニッポン
  4. ^ バーンリーがダイシ監督の解任を発表…残り8試合で降格圏の18位”. サッカーキング (2022年4月15日). 2022年4月15日閲覧。
  5. ^ co.,Ltd, FromOne. “バーンリー、2節を残して英2部優勝が決定!…コンパニ監督「何世代にも渡って語り継がれる」”. サッカーキング. 2023年4月27日閲覧。
  6. ^ Squad and Player Profiles | Burnley FC” (英語). www.burnleyfootballclub.comteams. 2024年7月25日閲覧。

外部リンク

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