ポルフォビリノーゲンシンターゼ

ポルフォビリノーゲンシンターゼ(Porphobilinogen synthase)(アミノレブリン酸脱水酵素(ALA dehydratase又はaminolevulinate dehydratase))は、アミノレブリン酸2分子が不斉縮合することによりポルフォビリノーゲンを合成する。ヘムクロロフィルビタミンB12を含む自然界すべてのテトラピロール類は、ポルフォビリノーゲンを共通の中間体としている。 ポルフォビリノーゲンシンターゼは、ポルフィリン生合成の2番目の反応に関わっている。 ポルフォビリノーゲンの合成

ポルフォビリノーゲンシンターゼ
識別子
EC番号 4.2.1.24
CAS登録番号 9036-37-7
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / QuickGO
検索
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ポルフォビリノーゲンシンターゼ
識別子
略号 ALAD
Entrez英語版 210
HUGO 395
OMIM 125270
RefSeq NM_001003945
UniProt P13716
他のデータ
EC番号
(KEGG)
4.2.1.24
遺伝子座 Chr. 9 q32
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臨床的な意義

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ポルフォビリノーゲンシンターゼの欠損は、ポルフィリン症の稀な原因となる[1]

鉛中毒との関連

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鉛中毒は、細胞レベルで作用し、この酵素と結び付き、酵素の機能を無効化する。

鉛中毒における毒性の原因は、酵素の働きを阻害することである。体内に入った鉛は酵素のチオール基(SH基)と強固に結合し、チオール基を有する種々の酵素の働きを阻害する。特に造血組織でポルフォビリノーゲンシンターゼ(アミノレブリン酸脱水酵素)のSH基に結合して貧血を起こすことが典型例。また小児には少量でも神経障害の原因となる場合がある。[2][3]

脚注

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  1. ^ Jaffe EK, Stith L (February 2007). “ALAD porphyria is a conformational disease”. Am. J. Hum. Genet. 80 (2): 329–37. doi:10.1086/511444. PMC 1785348. PMID 17236137. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1785348/ 2008年12月10日閲覧。. 
  2. ^ 毒の科学 船山信次 ナツメ社
  3. ^ 重金属中毒 [1]

関連項目

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ポルフィリン症