ボルボ F88
F88/F89は、スウェーデンの自動車メーカーであるボルボが1965年から1977年にかけて生産した大型トラックである[1]。
ボルボ F88/F89 | |
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1975年 ボルボ F88 | |
概要 | |
販売期間 | 1965年 - 1977年 |
ボディ | |
ボディタイプ | 大型トラック |
駆動方式 | 後輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | ボルボOHV 直列6気筒ディーゼルエンジン |
変速機 | 8/16速MT |
車両寸法 | |
車両重量 | 17トン - 26.5トン |
その他 | |
生産台数 | 約6万1200台 |
系譜 | |
先代 | ボルボ・タイタン |
後継 | ボルボ・F10/F12 |
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現在のボルボの基礎となったモデルで、F88は世界的にヒットし、耐久性の高いキャブオーバートラックとして好評であった。
概要
編集F88
編集F88のキャブは1964年に先代モデルのボルボ・タイタンティップトップ にすでに搭載されていたが、そこから再設計をしたモデルがF88である。この再設計には、新たなエンジンや8速ギアボックス、強化されたシャーシとサスペンションが含まれる。
1970年には派生モデルのG88が発売。F88との大差はないが、フロントアクスルが300 mm前方に取り付けられている。
F89
編集1971年には、新たにV型12気筒エンジンを搭載したより大型のF89が発売。西ドイツが設けていた馬力の規定を満たすように設計された。このF89は1969年から開発が進められていた。ボルボは大型トラックの販売を継続させるため、より強力な新たなエンジンを開発し続け、F89はボルボ初のターボエンジンのみで販売されたトラックとなった。
搭載していたTD120エンジンは巨大で、キャブの下部に設置するには傾けて設置する必要があった。このため、右ハンドル仕様に改造することは不可能で、左側通行の国には、エンジン出力を312馬力に強化したF88で対応することになった。
エンジン
編集型式 | 生産年 | エンジン | 排気量 | 出力 | 種類 |
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F88 | 1965-77 | Volvo D100 | 9,602cc | 200馬力 | ディーゼルエンジン |
F88 | 1965-77 | Volvo TD100 | 9,602cc | 260-312馬力 | ターボディーゼル |
F89 | 1970-77 | Volvo TD120 | 11,979cc | 330馬力 | ターボディーゼル |