千葉ステーションビル

ペリエ (駅ビル)から転送)
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株式会社千葉ステーションビル(ちばステーションビル)は、千葉県千葉市中央区に本社を置くJR東日本グループの企業[1]千葉県内で「ペリエ」(PeRIe)をはじめとする駅ビル駅ナカ商業施設の運営・管理を行う[1]。またJR東日本千葉支社管内の京葉線の駅業務を受託する鉄道業務受託事業者(ステーションサービス)でもある[1]東日本旅客鉄道(JR東日本)の子会社

株式会社千葉ステーションビル
Chiba Station Building
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
260-0031
千葉県千葉市中央区新千葉1丁目6番1号[1]
設立 1961年昭和36年)8月1日[2][1]
業種 サービス業
法人番号 8040001008246 ウィキデータを編集
事業内容 店舗・事務所等の管理運営
不動産の賃貸業
駅業務の受託
物販・飲食業[1]
代表者 代表取締役社長 弭間俊則[1]
資本金 2億円[1]
売上高 515億2,500万円(2019年3月期)
営業利益 50億6,300万円(2014年3月期)
純利益 6億2,000万円(2014年3月期)
従業員数 177名(2022年2月現在)
主要株主 東日本旅客鉄道株式会社 96.6%
ジェイアール東日本都市開発 3.4%
外部リンク www.perie.co.jp ウィキデータを編集
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概要

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国鉄時代に、千葉駅の駅ビル(民衆駅千葉ステーションビルの運営会社として設立された。国鉄分割民営化を経てJR東日本グループとなり、千葉ステーションビルは「ペリエ千葉」本館として営業している。

2002年7月に総武ステーション開発株式会社を合併。2009年3月末には、京葉企画開発株式会社が行っていた駅ビル運営事業も譲受し、千葉県内で駅商業施設の運営を行っている。

2020年12月1日からは、JR京葉線海浜幕張駅検見川浜駅稲毛海岸駅の駅運営業務を受託している[3] [4][5]

制服

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駅業務の受託開始に合わせ、駅係員が着用する制服を一新した[6]。制服デザインはビームスが手掛けた[6]。親会社や他のJR東日本系列のステーションサービスとは異なり、キャップ型の制帽を採用するなど独自デザインとなっている[6]

運営施設

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商業施設

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駅業務受託

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親会社のJR東日本や他の鉄道事業者のステーションサービスとは異なり、鉄道駅と商業施設を一体的に管理している[6]

沿革

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  • 1961年(昭和36年)
  • 1962年(昭和37年)9月 - 出資会社「千葉駅ビル商事株式会社」を設立。
  • 1963年(昭和38年)4月28日 - 千葉駅が現在地に移転・開業するとともに[12]、駅ビル「千葉ステーションビル」開業[2]
  • 1968年(昭和43年)12月 - 千葉ステーションビル本館に4~6階を増築。
  • 1976年(昭和51年)
    • 3月 - 千葉ステーションビル本館を改装。
    • 9月 - 千葉駅外房線高架下を改装し「一番街」とする。
  • 1977年(昭和52年)7月 - 駐車場ビルを建設。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月 - 千葉駅総武線高架下に千葉ステーションビル新館が開業。
    • 10月 - 本館と一番街を改装し、愛称を「ペリエ」と命名。本館を「ペリエ1」、一番街を「ペリエ2」、新館を「ペリエ3」とする。
  • 1995年平成7年)4月28日 - 全面改装[13]。ペリエ1を「ファッション館」、ペリエ2を「ファッション・ストリート」、ペリエ3を「カーニバル」としてリニューアルオープン。
  • 2001年(平成13年)8月 - ファッション館の1~4階を改装。
  • 2002年(平成14年)7月 - 「めり~な西千葉」「めり~な稲毛」を運営する総武ステーション開発株式会社を合併。
  • 2003年(平成15年)9月3日 - 稲毛駅ビルの「めり~な稲毛」を全面改装し、「ペリエ稲毛」として新装開業[14][15]
  • 2004年(平成16年)10月18日 - 千葉ペリエの地下食品街を「ペリチカ」として新装開業[16]
  • 2005年(平成17年)9月 - 千葉店4階とカーニバルの一部をリニューアル。
  • 2007年(平成19年)12月1日 - JR西千葉駅前の「めり~な西千葉」を「ペリエ西千葉」として新装開業。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月31日 - JR東日本グループ内の事業再編に伴い、京葉企画開発株式会社から、アルカード茂原(茂原駅)、いちばん鮮(稲毛海岸駅)、一直鮮(検見川浜駅)、四街道駅ビル、津田沼駅北口ビルの事業を譲受。
    • 11月7日 - 千葉ペリエ「ペリエ2ファッションストリート街」(外房線高架下1階)が新装開業。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月31日 - 千葉駅ビル改築工事のため、千葉ペリエ1が閉店[17]
    • 3月20日 - JR津田沼駅構内の「Dila津田沼」が新装開業。
    • 4月29日 - 千葉ペリエ「ペリエ3」(総武線高架下)を「ペリエ千葉 カーニバル」として新装開業[18]。「ペリエ2」(外房線高架下)のフロア名称を、1階は「ストリート」、地下1階食品街は「ペリチカ」とする[19]
    • 5月12日 - 津田沼駅北口ビルを「ペリエ津田沼」として新装開業。
    • 7月7日 - JR検見川浜駅の「一直鮮」を「ペリエ検見川浜」として新装開業。
  • 2012年(平成24年)11月末 - JR稲毛海岸駅の「いちばん鮮」を「ペリエ稲毛海岸」として新装開業[11]
  • 2013年(平成25年)9月13日 - JR海浜幕張駅の駅リニューアル工事の完了に伴い「ペリエ海浜幕張」がオープン。
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
    • 4月27日 - JR千葉駅の駅リニューアル工事の一部完了に伴い「ペリエ千葉エキナカ」が全面オープン[22]
    • 9月7日 - 「ペリエ千葉本館」2~7階が改装オープン[23]
    • 10月25日 - 「ペリエ千葉ストリート2」が改装オープン[24]
  • 2018年(平成30年)4月1日 - JR西船橋駅の「Dila西船橋」を「ペリエ西船橋」として新装開業。
  • 2020年令和2年)12月1日 - 海浜幕張駅、検見川浜駅、稲毛海岸駅の駅運営業務を受託[3]
  • 2023年(令和5年)3月18日 - 同日開業の幕張豊砂駅の駅運営業務を受託。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 株式会社千葉ステーションサービス 会社概要 ペリエ公式サイト
  2. ^ a b c 鉄道弘済会会長室五十年史編籌事務局『鉄道弘済会五十年史』鉄道弘済会、1983年2月25日。
  3. ^ a b 「ペリエ」を運営する千葉ステーションビルが駅運営を受託 ペリエステーションから始まる新たな京葉沿線のくらしづくり』(PDF)(プレスリリース)千葉ステーションビル、2020年11月19日。オリジナルの2020年11月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201119221032/https://www.perie.co.jp/files/upload/1605749465021886400.pdf2020年11月26日閲覧 
  4. ^ 沿線くらしづくり構想の推進について” (PDF). JR東日本. 東日本旅客鉄道 (2020年12月8日). 2021年3月7日閲覧。
  5. ^ 沿線くらしづくり構想の推進について”. PR TIMES. 東日本旅客鉄道 (2020年12月8日). 2021年3月7日閲覧。
  6. ^ a b c d 駅ビル運営会社が「駅」も運営へ 駅員制服も独自に変更 京葉線3駅「ペリエ」に”. 乗りものニュース (2020年11月30日). 2021年3月7日閲覧。
  7. ^ ペリエ千葉 本館2階~7階 9月7日(木)午前10時 一斉に新規オープン! 千葉ステーションビル・プレスリリース(2017年8月25日)
  8. ^ a b c ペリエ千葉 ストリート2 2017年10月25日(水)午前10:00オープン 千葉ステーションビル プレスリリース、2017年9月22日
  9. ^ “高感度テーマに新規13店 「コムスクエア」改装開業 ペリエ稲毛”. 千葉日報(千葉日報社). (2014年4月14日)
  10. ^ “「100均」や理容店が出店 6月6日改装開業「アルカード茂原」”. 千葉日報(千葉日報社). (2012年5月18日)
  11. ^ a b c “駅ビル「ペリエ」に刷新 鮮度重視の食品スーパー JR稲毛海岸駅”. 千葉日報(千葉日報社). (2012年9月15日)
  12. ^ 三好好三『総武線120年の軌跡』JTBパブリッシング、2014年2月。ISBN 978-4533096310
  13. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、182頁。ISBN 4-88283-117-1 
  14. ^ “稲毛駅ビル一新 「生活便利館」に” 繊研新聞 (繊研新聞社): p3. (2003年9月3日)
  15. ^ “新生「ペリエ」人気 稲毛駅ビル リニューアル” 千葉日報 (千葉日報社): p4. (2003年9月4日 朝刊)
  16. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-126-0 
  17. ^ “駅ビル「ペリエ1」解体へ 県都の顔として親しまれ47年”. 千葉日報(千葉日報社). (2012年10月28日)
  18. ^ JR千葉駅ファッションモール「ペリエ千葉 カーニバル」 2011年4月29日(金・祝) リニューアルオープン”. 株式会社千葉ステーションビル (2011年4月20日). 2011年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
  19. ^ [1] 東日本旅客鉄道千葉支社、2011年4月19日[リンク切れ]
  20. ^ ~JR東日本グループ共通ポイント~ 「JRE POINT」湘南・千葉エリアでいよいよスタート!” (2016年8月25日). 2017年6月22日閲覧。
  21. ^ 株式会社千葉ステーションビルは、JR千葉駅構内にペリエ千葉の新ゾーン「ペリエ千葉エキナカ」を、2016年11月20日(日)9:00より、オープンいたします。” (2016年10月28日). 2017年6月22日閲覧。
  22. ^ ペリエ千葉 エキナカ4階に書籍や生活雑貨など11ショップが2017年4月27日(木)グランドオープン” (2017年3月24日). 2017年6月22日閲覧。
  23. ^ ペリエ千葉本館2階~7階 9月7日(木)午前10時一斉に新規オープン! 千葉ステーションビル プレスリリース、2017年8月25日
  24. ^ ペリエ千葉ストリート2 2017年10月25日(水)午前10:00オープン 千葉ステーションビル プレスリリース、2017年9月22日

関連項目

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外部リンク

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