ベレニケ
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ベレニケ(古代ギリシア語: Βερενίκη、ラテン文字表記:Berenice, Berenike)は、古代東地中海世界に見られた女性名。ヴェロニカと同源。フランス語・英語などではベレニスとなる。
古代の人物
編集- プトレマイオス朝エジプト、セレウコス朝シリア、キュレネの王妃・王女
- ベレニケ1世 - キュレネ王メガスの母。プトレマイオス1世の妃。プトレマイオス朝最初の女王。
- ベレニケ2世 - キュレネ王メガスの娘でベレニケ1世の孫。プトレマイオス3世の妃。かみのけ座の逸話で知られる。
- ベレニケ3世 - プトレマイオス9世の娘。プトレマイオス10世およびプトレマイオス11世の妃。
- ベレニケ4世 - プトレマイオス12世の娘。クレオパトラ7世の姉。
- ベレニケ (プトレマイオス2世の娘) - プトレマイオス2世の娘。セレウコス朝シリアの王アンティオコス2世の妃。別名ベレニケ・フェルノフォラス。
- ベレニケ (テルメッソスのプトレマイオス2世の娘) - ディアドコイの一人リュシマコスの子プトレマイオス1世エピゴノイの曾孫。
- ヘロデ朝ユダヤの王女
- ベレニケ (サロメの娘) - ヘロデ大王の妹サロメ (en) の娘ベロニカ。アグリッパ1世の母。
- ベレニケ (アグリッパ1世の娘) - アグリッパ1世の娘。ローマ皇帝ティトゥスの愛人。キリキアのベレニケ。
- ベレニケ (マリアムネの娘) - アグリッパ1世の孫娘。
- ヴェロニカ (聖人) の別名。
- ヒオス島のベレニケ - ポントス王ミトリダテス6世の3番目の妃。
地名
編集- ベレニケ (Berenice Troglodytica) - プトレマイオス朝からローマ帝国時代にかけてのエジプトの港湾都市。
- ベンガジの古名。
その他
編集- ベレニケ (小惑星) - 小惑星帯の小惑星。ベレニケ2世にちなむ。